カスタム構成テンプレートの作成
この記事では、Azure Arc 対応データ コントローラーのカスタム構成テンプレートを作成する方法について説明します。
間接的に接続されたモードでデータ コントローラーをデプロイする際に必要なパラメーターの 1 つに、az arcdata dc create --profile-name
パラメーターがあります。 現時点では、次のクエリを実行すると、使用可能な組み込みプロファイルの一覧が表示されます。
az arcdata dc config list
これらのプロファイルは、Azure Arc 対応データ コントローラーのさまざまな設定 (コンテナー レジストリとリポジトリの設定、データとログ用のストレージ クラス、データとログ用のストレージ サイズ、セキュリティ、サービスの種類など) を含むテンプレート JSON ファイルです。これは、ご利用の環境に合わせてカスタマイズすることもできます。
ただし、場合によっては、要件に合わせてこれらの構成テンプレートをカスタマイズし、--path
パラメーターを使用して、カスタマイズした構成テンプレートを az arcdata dc create
コマンドに渡す必要があります (--profile-name
パラメーターを使用して、構成済みの構成テンプレートを渡すのではなく)。
control.json ファイルを作成する
az arcdata dc config init
を実行すると、Kubernetes クラスターのご利用のディストリビューションに基づいて事前に定義された設定で control.json ファイルが開始されます。
たとえば、現在の作業ディレクトリ内の custom
という名前のサブディレクトリにある azure-arc-kubeadm
テンプレートに基づいた、Kubernetes クラスター用のテンプレート control.json ファイルは、次のように作成できます。
az arcdata dc config init --source azure-arc-kubeadm --path custom
作成された control.json ファイルを Visual Studio Code などの任意のエディターで編集すれば、ご利用の環境に合わせて設定をカスタマイズできます。
Azure CLI (az) で Azure Arc 対応データ コントローラーをデプロイするためのカスタム control.json ファイルを使用する
テンプレート ファイルが作成されたら、Azure Arc 対応データ コントローラーの create コマンドの実行中にそのファイルを次のように適用できます。
az arcdata dc create --path ./custom --name arc --subscription <subscription id> --resource-group <resource group name> --location <location> --connectivity-mode indirect --k8s-namespace <namespace> --use-k8s
#Example:
#az arcdata dc create --path ./custom --name arc --subscription <subscription ID> --resource-group my-resource-group --location eastus --connectivity-mode indirect --k8s-namespace <namespace> --use-k8s
Azure portal で Azure Arc データ コントローラーをデプロイするためのカスタム control.json ファイルを使用する
Azure Arc データ コントローラーの create 画面で、[カスタム テンプレート] の下にある "カスタム テンプレートの構成" を選択します。 これにより、ブレードが呼び出され、カスタム設定が提供されます。 このブレードでは、さまざまな設定に値を入力することも、事前に構成された control.json ファイルを直接アップロードすることもできます。
値が正しいことを確認できたら、[適用] をクリックして Azure Arc データ コントローラーのデプロイを続行します。
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