基本認証
適用対象: すべての API Management レベル
authentication-basic
ポリシーを使用し、基本認証を使用してバックエンド サービスで認証します。 このポリシーでは、HTTP 承認ヘッダーが、ポリシーに指定された資格情報に対応する値に効率よく設定されます。
注意事項
このポリシーを構成する際に資格情報が露出するリスクを、最小限に抑えます。 マネージド ID 認証や、資格情報マネージャー などがバックエンドでサポートされているのであれば、より安全な認証方法を使用することを、Microsoft ではお勧めしています。 ポリシー定義で機密情報を構成する場合は、名前付き値を使用し、シークレットは Azure Key Vault に保存することをお勧めします。
Note
ポリシーの要素と子要素を、ポリシー ステートメントで指定された順序で設定します。 API Management ポリシーを設定または編集する方法について説明します。
ポリシー ステートメント
<authentication-basic username="username" password="password" />
属性
属性 | 説明 | 必要 | Default |
---|---|---|---|
username | 基本認証の資格情報のユーザー名を指定します。 ポリシー式を使用できます。 | はい | 該当なし |
password | 基本認証の資格情報のパスワードを指定します。 ポリシー式を使用できます。 | はい | 該当なし |
使用法
- ポリシー セクション: inbound
- ポリシー スコープ: グローバル、ワークスペース、製品、API、操作
- ゲートウェイ: クラシック、v2、従量課金、セルフホステッド、ワークスペース
使用上の注意
- このポリシーは、ポリシー セクションで一度だけ使用できます。
- シークレットをキー コンテナーで保護した状態で、名前付きの値を使用して資格情報を提供することをお勧めします。
例
<authentication-basic username="testuser" password="testpassword" />
関連ポリシー
関連するコンテンツ
ポリシーに対する処理の詳細については、次のトピックを参照してください。
- チュートリアル:API を変換および保護する
- ポリシー ステートメントとその設定の一覧に関するポリシー リファレンス
- ポリシー式
- ポリシーの設定または編集
- ポリシー構成を再利用する
- ポリシー スニペットのリポジトリ
- Azure で Microsoft Copilot を使用してポリシーを作成する