診断データ型の概要
診断データは、Azure Sphere デバイスの正常性の理解、問題のトラブルシューティング、デバイスのセキュリティと正常な動作の維持に役立つように収集されます。 デバイスから収集されたデータは、[必須] または [省略可能] に分類されます。
必要な 診断データは、Azure Sphere デバイスが正常に動作していることを確認するために必要な診断データの最小セットです。 これには、デバイスにインストールされている Azure Sphere OS のバージョンに関する情報や基本的なエラー テレメトリなどのシステム メタデータのみが含まれており、個人情報は含まれています。
メモ
構成したその他のポリシー設定に関係なく、必要な診断データが収集され、Azure Sphere Security Service に送信されます。
オプション の診断データは、Azure Sphere デバイスの信頼性とセキュリティを維持するのに役立つ追加データです。 具体的には、クラッシュ ダンプには、システム サービスまたはアプリケーションのクラッシュが発生したときにデバイスのメモリ状態が含まれる可能性があります。これには、クラッシュ時にアプリケーションがメモリに格納したデータが意図せずに含まれる可能性があります。 オプションの診断データは、既定で無効になっています。
データ型の概要を次に示します。
データ型 | 説明 | 分類 |
---|---|---|
デバイス テレメトリ メタデータ | デバイスが正常に機能しているかどうかを理解するための最小限のシステム メタデータ。 | 必須 |
クラッシュ ダンプ | アプリケーションまたはシステム サービスがクラッシュしたときに収集される完全な Linux コア ダンプ。 クラッシュ ダンプには、診断に役立つネットワーク構成情報など、追加のシステム情報を含めることもできます。 | オプション |