RTApp でウォッチドッグ タイマーを使用する
MT3620 は、リアルタイム コアごとにウォッチドッグ タイマーをサポートします。 これらのウォッチドッグ タイマーは、リアルタイム対応アプリケーション (RTApps) で使用できます。
リアルタイム アプリケーション シナリオでウォッチドッグ タイマーの使用が必要な場合は、次の点に注意してください。
リアルタイム コア ウォッチドッグ タイマーに対する特定の Azure Sphere OS または SDK のサポートはありません。
ウォッチドッグタイマーは、操作を制御するレジスタを介して、または MediaTek ドライバーを使用して直接プログラムできます。 ウォッチドッグ タイマーのサンプル アプリケーションを参照してください。
MT3620 のレジスタ ベース アドレス、割り込み番号、クロック レート、サンプリング周波数、その他の詳細については、 MT3620 データシート と MT3620 M4 ユーザー マニュアルを参照してください。質問が残っている場合は、電子メールで Avnet に詳細を Azure.Sphere@avnet.com要求できます。
ウォッチドッグリセットの効果
ウォッチドッグ タイマーがリセット イベントを発生させると、リアルタイム コアはアプリのエントリ ポイントにベクター化されます。 RTApp は、操作を正しく再開するために必要に応じて、メモリ、スタック、および周辺機器を再初期化する役割を担います。 Azure Sphere OS は、メモリの内容に影響を与えることはなく、リセット操作中にリアルタイム コアの周辺機器を再初期化することもありません。
ウォッチドッグ リセットでは、他のリアルタイム コア、Azure Sphere OS、または現在実行中の高レベルアプリケーションへの通知、イベント、またはアラートはトリガーされません。 ウォッチドッグ リセットの効果は、リセットされるリアルタイム コア プロセッサに対して厳密にローカルです。
ウォッチドッグ タイマーのサンプル アプリケーション
MediaTek は、GitHub で MT3620 リアルタイム アプリケーションの ドライバーとサンプル コード を提供します。