リアルタイム対応アプリケーションで GPT を使用する
重要
これは Azure Sphere (レガシ) のドキュメントです。 Azure Sphere (レガシ) は 2027 年 9 月 27 日に 再提供されておりユーザーは現時点で Azure Sphere (統合) に移行する必要があります。 TOC の上にある Version セレクターを使用して、Azure Sphere (統合) のドキュメントを表示します。
Azure Sphere では、リアルタイム対応アプリケーションでの汎用タイマー (GPT) の使用がサポートされています。
MT3620 の各リアルタイム コアでは、5 つの GPT がサポートされています。 タイマー GPT0、GPT1、GPT3 は割り込みベースです。 これらのタイマーは初期値からカウントダウンし、カウントが 0 に達すると割り込みをアサートします。 タイマー GPT2 と GPT4 は、無料で実行されるタイマーです。 これらのタイマーは初期値からカウントアップされます。
割り込みベースのタイマーには、次の 2 つのモードが定義されています。
- ワンショット モード: 0 にカウントダウンすると時間が停止します。
- 自動繰り返しモード: タイマーは 0 にカウントダウンした後に再起動します。
各リアルタイム コアの GPT 制御レジスタは、コアのプライベート メモリ内の0x2103_FFFFを介して0x2103_0000アドレスにマップされます。
アプリケーションでリアルタイム コア GPT を使用する方法の詳細については、「 Azure Sphere MT3620 M4 API リファレンス マニュアルを参照してください。
Note
Azure Sphere OS では起動時に周辺機器がリセットされません。 アプリケーションでは、起動時または再起動後に周辺機器が既知の良好な状態であることを確認する必要があります。
GPT サンプル アプリケーション
次のサンプル アプリケーションは、MT3620 リアルタイム コアで GPT を使用する方法を示しています。
- GPT_RTApp_MT3620_BareMetalサンプルでは、GPT1 と GPT3 を使用します。
- MT3620_RTApp_FreeRTOS_GPTサンプルでは、GPT0 と GPT3 を使用します。