次の方法で共有


Azure Monitor ログを使用してノートブックを作成および実行する (プレビュー)

この記事では、Log Analytics ワークスペースに接続して Azure SQL データベースの結果を表示するために、Azure Monitor ログ拡張機能を使用して Azure Data Studio ノートブックを作成および実行する方法について説明します。

Azure Monitor ログ拡張機能がインストールされたら、自分の Azure Monitor ログ ワークスペースに接続し、テーブルを参照し、ワークスペースに対して KQL クエリを記述および実行し、Log Analytics カーネルに接続されたノートブックを作成および実行することができます。

Azure Monitor ログ拡張機能を使用すると、カーネル オプションを Log Analytics に変更することができます。

現在、この機能はプレビュー段階にあります。

前提条件

Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に無料の Azure アカウントを作成してください。

以下の前提条件も必要です。

Azure Monitor ログ (Log Analytics) ワークスペースに接続する

Azure Log Analytics (Azure Monitor ログ) ワークスペースには、Azure SQL イベントをキャプチャする主なテーブルが 2 つあります。

次の例において、この記事では Log Analytics ワークスペース内の AzureDiagnostics テーブルと AzureMetric テーブルを使用します。これらには、何らかの Azure SQL イベント データが格納されます。 Azure SQL は、その選択されたイベントを Log Analytics ワークスペースに書き込むように、あらかじめ構成されています。 これを行う方法の詳細については、こちらを参照してください。

Log Analytics ワークスペースに接続することができます。

Azure Monitor ログ ノートブックを作成する

次の手順では、Azure Data Studio でノートブック ファイルを作成する方法を示しています。

  1. Azure Data Studio で、自分の Log Analytics ワークスペースに接続します。

  2. [接続] ペインに移動し、 [サーバー] ウィンドウで [Log analytics ワークスペース] を右クリックして、 [新しいノートブック] を選択します。 または、 [ファイル]>[新しいノートブック] に移動します。

    [ノートブックを開く] のスクリーン ショット。

  3. [カーネル] として、 [Log Analytics] を選択します。 [アタッチ先] メニューがワークスペース名に設定されていることを確認します。

    [カーネルの設定] と [アタッチ先] のスクリーンショット。

ノートブックを保存するには、 [ファイル] メニューで [保存] または [名前を付けて保存...] コマンドを使用します。

ノートブックを開くには、 [ファイル] メニューで [ファイルを開く...] コマンドを使用して、 [ようこそ] ページで [ファイルを開く] を選択するか、コマンド パレットで File:Open コマンドを使用します。

接続の変更

ノートブックに対する Azure Monitor ログの接続を変更するには、次のようにします。

  1. ノートブック ツール バーから [アタッチ先] メニューを選択し、 [接続の変更] を選択します。

    [接続の変更] のスクリーンショット。

    Note

    ワークスペースの値が入力されていることを確認します。 Azure Monitor ログ ノートブックには、 [サーバー] フィールドに指定されたワークスペース ID を用意する必要があります。

  2. これで、最近使用した接続ワークスペースを選択するか、新しい接続の詳細を入力して、接続することができます。

    [別のクラスターの選択] のスクリーンショット。

コード セルを実行する

セルの左側にある [セルの実行] ボタンを選択することで適切に実行できる KQL クエリを含むセルを作成できます。 セルが実行された後、結果がノートブックに表示されます。

次に例を示します。

ツールバーの [+Code] コマンドを選択して、新しいコード セルを追加します。

カーネル コード ブロックのスクリーンショット。

Azure SQL データベースのログ結果に対してクエリを実行する

自分の Log Analytics ワークスペースに接続してテーブルを参照したり、ワークスペースに対して KQL クエリを記述したり、Log Analytics カーネルに接続されるノートブックを作成したりできます。

Note

ログの結果が表示されるまで約 15 分かかります。

いくつかのサンプル クエリを以下に示します。

AzureMetrics

ここでは、AzureMetrics の結果を表示するサンプル クエリを示します。

AzureMetrics

AzureMetrics コード セル結果のスクリーンショット。

AzureDiagnostics

ここでは、AzureDiagnostics の結果を表示するサンプル クエリを示します。

AzureDiagnostics テーブルには、AzureMetrics より詳細な情報が含まれている傾向があります。

AzureDiagnostics
| project-away TenantId, ResourceId, SubscriptionId, _ResourceId, ResourceGroup // hide sensitive info
| take 10

AzureDiagnostics コード セル結果のスクリーンショット。

[診断設定] によってイベントを分析する

ここでは、[操作の名前] によってイベントの数を分析するクエリを示します。

注意

AzureDiagnostic の各行は、特定の操作またはカテゴリのイベントを表します。 SQL アクションによっては、異なる種類のイベントが複数生成される場合があります。

AzureDiagnostics
| summarize count() by OperationName

AzureDiagnostics によるコード セル結果要約のスクリーンショット。

Azure Monitor ログのサンプル リポジトリからの例をさらにいくつか試してみることができます。