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ユーザー登録、電子メール確認、パスワード リセットを利用し、安全な ASP.NET Web フォームを作成する (C#)

作成者: Erik Reitan

このチュートリアルでは、ASP.NET Identity メンバーシップ システムを使って、ユーザーの登録、メール アドレスの確認、パスワードのリセットを備えた ASP.NET Web Forms アプリを構築する方法について説明します。 このチュートリアルは、Rick Anderson の MVC チュートリアルが基になっています。

はじめに

このチュートリアルでは、Visual Studio と ASP.NET 4.5 を使って ASP.NET Web Forms アプリケーションを作成し、ユーザーの登録、メール アドレスの確認、パスワードのリセットを含むセキュリティ保護された Web Forms アプリを作成するために必要な手順について説明します。

チュートリアルのタスクと情報:

ASP.NET Web Forms アプリを作成する

Note

警告: このチュートリアルを完了するには、Visual Studio 2013 Update 3 以降をインストールする必要があります。

  1. 新しいプロジェクトを作成し ([ファイル] ->[新しいプロジェクト])、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで [ASP.NET Web アプリケーション] テンプレートと最新の .NET Framework バージョンを選びます。

  2. [新しい ASP.NET プロジェクト] ダイアログ ボックスで、[Web Forms] テンプレートを選びます。 既定の認証は個々のユーザー アカウントのままにします。 Azure でアプリをホストする場合は、[クラウドにホストする] チェック ボックスをオンのままにします。
    次に、[OK] をクリックして、新しいプロジェクトを作成します。
    New ASP.NET Project dialog box

  3. プロジェクトで Secure Sockets Layer (SSL) を有効にします。 Web Forms の概要チュートリアル シリーズの「プロジェクトに対して SSL を有効にする」セクションの手順のようにします。

  4. アプリを実行し、[登録] リンクをクリックして新しいユーザーを登録します。 この時点で、メール アドレスに対して行われる検証は、[EmailAddress] 属性に基づく、メール アドレスが正しい形式であることの確認だけです。 コードを変更して、メール アドレスの確認を追加します。 ブラウザー ウィンドウを閉じます。

  5. Visual Studio のサーバー エクスプローラーで ([表示] ->[サーバー エクスプローラー])、Data Connections\DefaultConnection\Tables\AspNetUsers に移動し、右クリックして [テーブル定義を開く] を選びます。

    次に示すのは、AspNetUsers テーブルのスキーマの図です。

    AspNetUsers table schema

  6. サーバー エクスプローラーAspNetUsers テーブルを右クリックして、[テーブル データの表示] を選びます。

    AspNetUsers table data
    この時点で、登録ユーザーのメール アドレスは確認されていません。

  7. 行をクリックし、[削除] を選んでユーザーを削除します。 次のステップでこのメール アドレスを再び追加し、メール アドレスに確認メッセージを送信します。

メール アドレスの確認

新しいユーザーの登録の間にメール アドレスを確認して、他のユーザーを偽装していない (つまり、他のユーザーのメール アドレスで登録されていない) ことを検証するのがベスト プラクティスです。 ディスカッション フォーラムを管理していて、"bob@cpandl.com""joe@contoso.com" として登録できないようにしたいとします。 メール アドレスを確認しないと、"joe@contoso.com" はアプリから不要なメールを受け取る可能性があります。 Bob が誤って "bib@cpandl.com" として登録して、これに気付かなかったとします。アプリに正しいメール アドレスがないため、パスワード回復を使用できません。 メール アドレスの確認では、ボットからの保護が制限され、本気のスパム送信者から保護することはできません。

一般に、新しいユーザーがメール、SMS テキスト メッセージ、または別のメカニズムによって確認される前に、Web サイトにデータを投稿できないようにする必要があります。 以下のセクションでは、メール アドレスの確認を有効にし、メール アドレスが確認されるまで新しく登録されたユーザーがログインできないようにコードを変更します。 このチュートリアルでは、メール サービス SendGrid を使います。

SendGrid をフックする

このチュートリアルを書いてから、SendGrid の API が変更されています。 現在の SendGrid の説明については、SendGrid またはアカウントの確認とパスワードの回復の有効化に関する記事をご覧ください。

このチュートリアルでは SendGrid を使ってメール通知を追加する方法のみを示しますが、SMTP や他のメカニズムを使ってメールを送信することもできます (「その他のリソース」をご覧ください)。

  1. Visual Studio でパッケージ マネージャー コンソールを開き ([ツール] ->[NuGet パッケージ マネージャー] ->[パッケージ マネージャー コンソール])、次のコマンドを入力します。
    Install-Package SendGrid

  2. Azure SendGrid のサインアップ ページに移動し、無料の SendGrid アカウントに登録します。 SendGrid のサイトで無料の SendGrid アカウントに直接サインアップすることもできます。

  3. ソリューション エクスプローラーで、App_Start フォルダーの IdentityConfig.cs ファイルを開き、次の黄色で強調されているコードを EmailService クラスに追加して、SendGrid を構成します。

    public class EmailService : IIdentityMessageService
    {
       public async Task SendAsync(IdentityMessage message)
       {
         await configSendGridasync(message);
       }
    
       // Use NuGet to install SendGrid (Basic C# client lib) 
       private async Task configSendGridasync(IdentityMessage message)
       {
          var myMessage = new SendGridMessage();
          myMessage.AddTo(message.Destination);
          myMessage.From = new System.Net.Mail.MailAddress(
                              "Royce@contoso.com", "Royce Sellars (Contoso Admin)");
          myMessage.Subject = message.Subject;
          myMessage.Text = message.Body;
          myMessage.Html = message.Body;
    
          var credentials = new NetworkCredential(
                     ConfigurationManager.AppSettings["emailServiceUserName"],
                     ConfigurationManager.AppSettings["emailServicePassword"]
                     );
    
          // Create a Web transport for sending email.
          var transportWeb = new Web(credentials);
    
          // Send the email.
          if (transportWeb != null)
          {
             await transportWeb.DeliverAsync(myMessage);
          }
          else
          {
             Trace.TraceError("Failed to create Web transport.");
             await Task.FromResult(0);
          }
       }
    }
    
  4. また、次の using ステートメントを IdentityConfig.cs ファイルの先頭に追加します。

    using SendGrid;
    using System.Net;
    using System.Configuration;
    using System.Diagnostics;
    
  5. このサンプルを複雑にしないため、メール サービス アカウントの値は、web.config ファイルの appSettings セクションに格納します。 次の黄色で強調されている XML を、プロジェクトのルートにある web.config ファイルに追加します。

    </connectionStrings>
       <appSettings>
          <add key="emailServiceUserName" value="[EmailServiceAccountUserName]" />
          <add key="emailServicePassword" value="[EmailServiceAccountPassword]" />
       </appSettings>
      <system.web>
    

    警告

    セキュリティ - 機密データをソース コード内に保存しないでください。 この例では、アカウントと資格情報は、Web.config ファイルの appSetting セクションに格納されます。 Azure では、これらの値を Azure portal の [構成] タブに安全に保存できます。 関連情報については、Rick Anderson の ASP.NET と Azure へのパスワードや他の機密データの配置のベスト プラクティスに関するトピックを参照してください。

  6. SendGrid の認証に使う値 (ユーザー名とパスワード) を反映するようにメール サービスの値を追加して、アプリからメールを正常に送信できるようにします。 SendGrid に指定したメール アドレスではなく、必ず SendGrid アカウントの名前を使ってください。

メール アドレスの確認を有効にする

メール アドレスの確認を有効にするには、次の手順のようにして登録コードを変更します。

  1. Account フォルダーの Register.aspx.cs コードビハインドを開き、CreateUser_Click メソッドを更新して、次の強調されている変更を有効にします。

    protected void CreateUser_Click(object sender, EventArgs e)
    {
        var manager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationUserManager>();
        var user = new ApplicationUser() { UserName = Email.Text, Email = Email.Text };
        IdentityResult result = manager.Create(user, Password.Text);
        if (result.Succeeded)
        {
            // For more information on how to enable account confirmation and password reset please visit https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=320771
            string code = manager.GenerateEmailConfirmationToken(user.Id);
            string callbackUrl = IdentityHelper.GetUserConfirmationRedirectUrl(code, user.Id, Request);
            manager.SendEmail(user.Id, "Confirm your account", "Please confirm your account by clicking <a href=\"" + callbackUrl + "\">here</a>.");
    
            IdentityHelper.SignIn(manager, user, isPersistent: false);
            IdentityHelper.RedirectToReturnUrl(Request.QueryString["ReturnUrl"], Response);
        }
        else 
        {
            ErrorMessage.Text = result.Errors.FirstOrDefault();
        }
    }
    
  2. ソリューション エクスプローラーDefault.aspx を右クリックして、[スタート ページに設定] を選びます。

  3. F5 キーを押してアプリを実行します。ページが表示されたら、[登録] リンクをクリックして [登録] ページを表示します。

  4. メール アドレスとパスワードを入力し、[登録] ボタンをクリックして、SendGrid 経由でメール メッセージを送信します。
    プロジェクトとコードの現在の状態では、ユーザーは、アカウントを確認していなくても、登録フォームを完了するとログインできるようになります。

  5. メール アカウントを確認し、リンクをクリックしてメール アドレスを確認します。
    登録フォームを送信したら、ログインが行われます。
    Sample Website - Signed In

ログインの前にメール アドレスの確認を要求する

メール アカウントは確認しましたが、この時点では、完全にサインインするために確認メールに含まれるリンクをクリックする必要はありません。 次のセクションでは、新しいユーザーがログイン (認証) される前に確認済みのメール アドレスを持つことを要求するようにコードを変更します。

  1. Visual Studio のソリューション エクスプローラーで、Accounts フォルダーに含まれる Register.aspx.cs コードビハインド内の CreateUser_Click イベントを、次の強調された変更で更新します。

    protected void CreateUser_Click(object sender, EventArgs e)
    {
        var manager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationUserManager>();
        var user = new ApplicationUser() { UserName = Email.Text, Email = Email.Text };
        IdentityResult result = manager.Create(user, Password.Text);
        if (result.Succeeded)
        {
            // For more information on how to enable account confirmation and password reset please visit https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=320771
            string code = manager.GenerateEmailConfirmationToken(user.Id);
            string callbackUrl = IdentityHelper.GetUserConfirmationRedirectUrl(code, user.Id, Request);
            manager.SendEmail(user.Id, "Confirm your account", "Please confirm your account by clicking <a href=\"" + callbackUrl + "\">here</a>.");
    
            if (user.EmailConfirmed)
            {
              IdentityHelper.SignIn(manager, user, isPersistent: false);
              IdentityHelper.RedirectToReturnUrl(Request.QueryString["ReturnUrl"], Response);
            } 
            else
            {
              ErrorMessage.Text = "An email has been sent to your account. Please view the email and confirm your account to complete the registration process.";
            }
        }
        else 
        {
            ErrorMessage.Text = result.Errors.FirstOrDefault();
        }
    }
    
  2. Login.aspx.cs コードビハインドの LogIn メソッドを、次の強調された変更で更新します。

    protected void LogIn(object sender, EventArgs e)
    {
        if (IsValid)
        {
            // Validate the user password
            var manager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationUserManager>();
            var signinManager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationSignInManager>();
    
            // Require the user to have a confirmed email before they can log on.
            var user = manager.FindByName(Email.Text);
            if (user != null)
            {
                if (!user.EmailConfirmed)
                {
                    FailureText.Text = "Invalid login attempt. You must have a confirmed email account.";
                    ErrorMessage.Visible = true;
                }
                else
                {
                    // This doen't count login failures towards account lockout
                    // To enable password failures to trigger lockout, change to shouldLockout: true
                    var result = signinManager.PasswordSignIn(Email.Text, Password.Text, RememberMe.Checked, shouldLockout: false);
    
                    switch (result)
                    {
                        case SignInStatus.Success:
                            IdentityHelper.RedirectToReturnUrl(Request.QueryString["ReturnUrl"], Response);
                            break;
                        case SignInStatus.LockedOut:
                            Response.Redirect("/Account/Lockout");
                            break;
                        case SignInStatus.RequiresVerification:
                            Response.Redirect(String.Format("/Account/TwoFactorAuthenticationSignIn?ReturnUrl={0}&RememberMe={1}",
                                                        Request.QueryString["ReturnUrl"],
                                                        RememberMe.Checked),
                                          true);
                            break;
                        case SignInStatus.Failure:
                        default:
                            FailureText.Text = "Invalid login attempt";
                            ErrorMessage.Visible = true;
                            break;
                    }
                }
            }
        }          
    }
    

アプリケーションの実行

ユーザーのメール アドレスが確認されているかどうかを調べるコードを実装したので、Register ページと Login ページの両方で機能を確認できます。

  1. AspNetUsers テーブルで、テスト対象のメール エイリアスを含むすべてのアカウントを削除します。
  2. アプリを実行し (F5 キー)、メール アドレスを確認するまでユーザーとして登録できないことを検証します。
  3. 送信したばかりのメールで新しいアカウントを確認する前に、新しいアカウントでログインを試みます。
    ログインできず、確認済みのメール アカウントが必要であることがわかります。
  4. メール アドレスを確認したら、アプリにログインします。

パスワードの回復とリセット

  1. Visual Studio で、Account フォルダーに含まれる Forgot.aspx.cs コードビハインド内の Forgot メソッドからコメント文字を削除して、メソッドが次のような表記になるようにします。

    protected void Forgot(object sender, EventArgs e)
    {
        if (IsValid)
        {
            // Validate the user's email address
            var manager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationUserManager>();
            ApplicationUser user = manager.FindByName(Email.Text);
            if (user == null || !manager.IsEmailConfirmed(user.Id))
            {
                FailureText.Text = "The user either does not exist or is not confirmed.";
                ErrorMessage.Visible = true;
                return;
            }
            // For more information on how to enable account confirmation and password reset please visit https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=320771
            // Send email with the code and the redirect to reset password page
            string code = manager.GeneratePasswordResetToken(user.Id);
            string callbackUrl = IdentityHelper.GetResetPasswordRedirectUrl(code, Request);
            manager.SendEmail(user.Id, "Reset Password", "Please reset your password by clicking <a href=\"" + callbackUrl + "\">here</a>.");
            loginForm.Visible = false;
            DisplayEmail.Visible = true;
        }
    }
    
  2. Login.aspx ページを開きます。 loginForm セクションの最後近くにあるマークアップを、次の強調された部分に置き換えます。

    <%@ Page Title="Log in" Language="C#" MasterPageFile="~/Site.Master" AutoEventWireup="true" CodeBehind="Login.aspx.cs" Inherits="WebForms002.Account.Login" Async="true" %>
    
    <%@ Register Src="~/Account/OpenAuthProviders.ascx" TagPrefix="uc" TagName="OpenAuthProviders" %>
    
    <asp:Content runat="server" ID="BodyContent" ContentPlaceHolderID="MainContent">
        <h2><%: Title %>.</h2>
    
        <div class="row">
            <div class="col-md-8">
                <section id="loginForm">
                    <div class="form-horizontal">
                        <h4>Use a local account to log in.</h4>
                        <hr />
                        <asp:PlaceHolder runat="server" ID="ErrorMessage" Visible="false">
                            <p class="text-danger">
                                <asp:Literal runat="server" ID="FailureText" />
                            </p>
                        </asp:PlaceHolder>
                        <div class="form-group">
                            <asp:Label runat="server" AssociatedControlID="Email" CssClass="col-md-2 control-label">Email</asp:Label>
                            <div class="col-md-10">
                                <asp:TextBox runat="server" ID="Email" CssClass="form-control" TextMode="Email" />
                                <asp:RequiredFieldValidator runat="server" ControlToValidate="Email"
                                    CssClass="text-danger" ErrorMessage="The email field is required." />
                            </div>
                        </div>
                        <div class="form-group">
                            <asp:Label runat="server" AssociatedControlID="Password" CssClass="col-md-2 control-label">Password</asp:Label>
                            <div class="col-md-10">
                                <asp:TextBox runat="server" ID="Password" TextMode="Password" CssClass="form-control" />
                                <asp:RequiredFieldValidator runat="server" ControlToValidate="Password" CssClass="text-danger" ErrorMessage="The password field is required." />
                            </div>
                        </div>
                        <div class="form-group">
                            <div class="col-md-offset-2 col-md-10">
                                <div class="checkbox">
                                    <asp:CheckBox runat="server" ID="RememberMe" />
                                    <asp:Label runat="server" AssociatedControlID="RememberMe">Remember me?</asp:Label>
                                </div>
                            </div>
                        </div>
                        <div class="form-group">
                            <div class="col-md-offset-2 col-md-10">
                                <asp:Button runat="server" OnClick="LogIn" Text="Log in" CssClass="btn btn-default" />
                            </div>
                        </div>
                    </div>
                    <p>
                        <asp:HyperLink runat="server" ID="RegisterHyperLink" ViewStateMode="Disabled">Register as a new user</asp:HyperLink>
                    </p>
                    <p>
                        <%-- Enable this once you have account confirmation enabled for password reset functionality --%>
                        <asp:HyperLink runat="server" ID="ForgotPasswordHyperLink" ViewStateMode="Disabled">Forgot your password?</asp:HyperLink>
                    </p>
                </section>
            </div>
    
            <div class="col-md-4">
                <section id="socialLoginForm">
                    <uc:OpenAuthProviders runat="server" ID="OpenAuthLogin" />
                </section>
            </div>
        </div>
    </asp:Content>
    
  3. Login.aspx.cs コードビハインドを開き、Page_Load イベント ハンドラーから次の黄色で強調されているコード行のコメントを解除します。

    protected void Page_Load(object sender, EventArgs e)
    {
        RegisterHyperLink.NavigateUrl = "Register";
        // Enable this once you have account confirmation enabled for password reset functionality
        ForgotPasswordHyperLink.NavigateUrl = "Forgot";
        OpenAuthLogin.ReturnUrl = Request.QueryString["ReturnUrl"];
        var returnUrl = HttpUtility.UrlEncode(Request.QueryString["ReturnUrl"]);
        if (!String.IsNullOrEmpty(returnUrl))
        {
            RegisterHyperLink.NavigateUrl += "?ReturnUrl=" + returnUrl;
        }
    }
    
  4. F5 キーを押してアプリを実行します。ページが表示されたら、[Log in] リンクをクリックします。

  5. [Forgot your password?] リンクをクリックして、[Forgot Password] ページを表示します。

  6. メール アドレスを入力し、[Submit] ボタンをクリックして、パスワードをリセットできるアドレスにメールを送信します。
    メール アカウントを確認し、リンクをクリックして [Reset Password] ページを表示します。

  7. [Reset Password] ページで、メール アドレス、パスワード、確認パスワードを入力します。 次に、[Reset] ボタンを選びます。
    パスワードが正常にリセットされると、[Password Changed] ページが表示されます。 新しいパスワードでログインできるようになります。

ユーザーが新しいローカル アカウントを作成すると、ログオンする前に使用する必要がある確認リンクがメールで送信されます。 ユーザーが誤って確認メールを削除した場合、またはメールが届かなかった場合は、確認リンクが再送信される必要があります。 次のコード変更は、これを有効にする方法を示しています。

  1. Visual Studio で Login.aspx.cs コードビハインドを開き、LogIn イベント ハンドラーの後に次のイベント ハンドラーを追加します。

    protected void SendEmailConfirmationToken(object sender, EventArgs e)
    {
        var manager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationUserManager>();
        var user = manager.FindByName(Email.Text);
        if (user != null)
        {
            if (!user.EmailConfirmed)
            {
                string code = manager.GenerateEmailConfirmationToken(user.Id);
                string callbackUrl = IdentityHelper.GetUserConfirmationRedirectUrl(code, user.Id, Request);
                manager.SendEmail(user.Id, "Confirm your account", "Please confirm your account by clicking <a href=\"" + callbackUrl + "\">here</a>.");
    
                FailureText.Text = "Confirmation email sent. Please view the email and confirm your account.";
                ErrorMessage.Visible = true;
                ResendConfirm.Visible = false;
            }
        }
    }
    
  2. Login.aspx.cs コードビハインドの LogIn イベント ハンドラーを、次の黄色で強調されているコードのように変更します。

    protected void LogIn(object sender, EventArgs e)
    {
        if (IsValid)
        {
            // Validate the user password
            var manager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationUserManager>();
            var signinManager = Context.GetOwinContext().GetUserManager<ApplicationSignInManager>();
    
            // Require the user to have a confirmed email before they can log on.
            var user = manager.FindByName(Email.Text);
            if (user != null)
            {
                if (!user.EmailConfirmed)
                {
                    FailureText.Text = "Invalid login attempt. You must have a confirmed email address. Enter your email and password, then press 'Resend Confirmation'.";
                    ErrorMessage.Visible = true;
                    ResendConfirm.Visible = true;
                }
                else
                {
                    // This doen't count login failures towards account lockout
                    // To enable password failures to trigger lockout, change to shouldLockout: true
                    var result = signinManager.PasswordSignIn(Email.Text, Password.Text, RememberMe.Checked, shouldLockout: false);
    
                    switch (result)
                    {
                        case SignInStatus.Success:
                            IdentityHelper.RedirectToReturnUrl(Request.QueryString["ReturnUrl"], Response);
                            break;
                        case SignInStatus.LockedOut:
                            Response.Redirect("/Account/Lockout");
                            break;
                        case SignInStatus.RequiresVerification:
                            Response.Redirect(String.Format("/Account/TwoFactorAuthenticationSignIn?ReturnUrl={0}&RememberMe={1}",
                                                        Request.QueryString["ReturnUrl"],
                                                        RememberMe.Checked),
                                          true);
                            break;
                        case SignInStatus.Failure:
                        default:
                            FailureText.Text = "Invalid login attempt";
                            ErrorMessage.Visible = true;
                            break;
                    }
                }
            }
        }
    }
    
  3. 次の黄色で強調されているコードを追加して、Login.aspx ページを更新します。

    <%@ Page Title="Log in" Language="C#" MasterPageFile="~/Site.Master" AutoEventWireup="true" CodeBehind="Login.aspx.cs" Inherits="WebForms002.Account.Login" Async="true" %>
    
    <%@ Register Src="~/Account/OpenAuthProviders.ascx" TagPrefix="uc" TagName="OpenAuthProviders" %>
    
    <asp:Content runat="server" ID="BodyContent" ContentPlaceHolderID="MainContent">
        <h2><%: Title %>.</h2>
    
        <div class="row">
            <div class="col-md-8">
                <section id="loginForm">
                    <div class="form-horizontal">
                        <h4>Use a local account to log in.</h4>
                        <hr />
                        <asp:PlaceHolder runat="server" ID="ErrorMessage" Visible="false">
                            <p class="text-danger">
                                <asp:Literal runat="server" ID="FailureText" />
                            </p>
                        </asp:PlaceHolder>
                        <div class="form-group">
                            <asp:Label runat="server" AssociatedControlID="Email" CssClass="col-md-2 control-label">Email</asp:Label>
                            <div class="col-md-10">
                                <asp:TextBox runat="server" ID="Email" CssClass="form-control" TextMode="Email" />
                                <asp:RequiredFieldValidator runat="server" ControlToValidate="Email"
                                    CssClass="text-danger" ErrorMessage="The email field is required." />
                            </div>
                        </div>
                        <div class="form-group">
                            <asp:Label runat="server" AssociatedControlID="Password" CssClass="col-md-2 control-label">Password</asp:Label>
                            <div class="col-md-10">
                                <asp:TextBox runat="server" ID="Password" TextMode="Password" CssClass="form-control" />
                                <asp:RequiredFieldValidator runat="server" ControlToValidate="Password" CssClass="text-danger" ErrorMessage="The password field is required." />
                            </div>
                        </div>
                        <div class="form-group">
                            <div class="col-md-offset-2 col-md-10">
                                <div class="checkbox">
                                    <asp:CheckBox runat="server" ID="RememberMe" />
                                    <asp:Label runat="server" AssociatedControlID="RememberMe">Remember me?</asp:Label>
                                </div>
                            </div>
                        </div>
                        <div class="form-group">
                            <div class="col-md-offset-2 col-md-10">
                                <asp:Button runat="server" OnClick="LogIn" Text="Log in" CssClass="btn btn-default" />
                                &nbsp;&nbsp;
                                <asp:Button runat="server" ID="ResendConfirm"  OnClick="SendEmailConfirmationToken" Text="Resend confirmation" Visible="false" CssClass="btn btn-default" />
                            </div>
                        </div>
                    </div>
                    <p>
                        <asp:HyperLink runat="server" ID="RegisterHyperLink" ViewStateMode="Disabled">Register as a new user</asp:HyperLink>
                    </p>
                    <p>
                        <%-- Enable this once you have account confirmation enabled for password reset functionality --%>
                        <asp:HyperLink runat="server" ID="ForgotPasswordHyperLink" ViewStateMode="Disabled">Forgot your password?</asp:HyperLink>
                    </p>
                </section>
            </div>
    
            <div class="col-md-4">
                <section id="socialLoginForm">
                    <uc:OpenAuthProviders runat="server" ID="OpenAuthLogin" />
                </section>
            </div>
        </div>
    </asp:Content>
    
  4. AspNetUsers テーブルで、テスト対象のメール エイリアスを含むすべてのアカウントを削除します。

  5. アプリを実行して (F5 キー)、メール アドレスを登録します。

  6. 送信したばかりのメールで新しいアカウントを確認する前に、新しいアカウントでログインを試みます。
    ログインできず、確認済みのメール アカウントが必要であることがわかります。 さらに、確認メッセージをメール アカウントに再送信できるようになりました。

  7. メール アドレスとパスワードを入力して、[Resend confirmation] ボタンを選びます。

  8. 新しく送信されたメール メッセージに基づいてメール アドレスを確認したら、アプリにログインします。

アプリのトラブルシューティング

資格情報を確認するためのリンクを含むメールが届かない場合:

  • 迷惑メールまたはスパム フォルダーを確認します。
  • SendGrid のアカウントにログインして、[Email Activity] リンクを選びます。
  • Web.config の値として、SendGrid アカウントのメール アドレスではなく、SendGrid ユーザー アカウント名を使ったことを確認します。

その他のリソース