【★ミ】 仕事が楽しいという気持ちはどこから生まれるか
今日は色々なことがありました。ついに課長からスタートした主人公がついに社長になることを決断した漫画を読んだのも一つです。日本のビジネスマンからするとまさに夢のキャリアと人生ですよね、プライベートも豊かですしね。マイクロソフトってすごい遠い存在と私は前職から転職するまでは感じていましたが、マイクロソフト株式会社はあくまでも日本人が多く勤務する日本の会社です。その一例として今日は外部の比較的小さな貸会議室の一室をお借りしてホワイトボードを使って来期を考える小規模な缶詰合宿(通いですけどね)をやってました。4月は人が多いのでどこも大変ですが、今朝もかなりエレベーター混んでる、そんなところでした。
私は仕事が辛いなぁと思ったことはあっても楽しくないと思ったことは今の会社に入ってから一度もありません。とても恵まれた勤務環境なのかもしれませんが、意見が衝突することはあってもすごくみんな頑張っているからというもあるでしょうね。でも「あの人 いつも何やってるんだろ」と思うこともあるし、基本的なマインドは純粋な日本企業であった前職と何ら変わってません。ちょっと違うのは人が何を考えてどうしてこういう行動をするんだろというのを先読みしてからコンタクトすることが多くなっているのかもしれません。そう思って人と接していると驚くほど「人の頑張り」というものが「見える」ようになるんです。
例えば、今日はいつも一緒に働いてくれているマーケティングチーム(「IT交差点」出したり、TechNetオンラインやFlashを出しているチームのことです。)とそれこそいっぱい話をしたのですが、みんな一生懸命で日常行われているマーケティングに関するスキルアップの研修で学んだことやテクニックを披露してくれて考え方を整理してくれるのです。自分は当然そういうところよりも技術的な畑で情報収集に努めているので可能な範囲でしかマーケティングは勉強できていません。講習を受けたものは年数が経ってあああの時にやったあれが役に立ったということも多いわけですが、彼ら・彼女らはそれをバチッと本業に当てはめて色々と発言してきます。これは仲間として嬉しいし、本当に楽しいです。
同僚が頑張っている姿とそれに反応している自分を発見した時、「楽しい」が増します。マイクロソフトでは Your Potential.Our Passion という大きな標語を持って日々の業務を考えるようにここ数年は従業員は気持ちをもって仕事をしてきました。私の部門はまさにIT技術者の方のポテンシャルを再発見いただき、あるいはそのお手伝いをし、そこにマイクロソフト製品を使っていただけると嬉しいですというメッセージを堂々と言える部門なので会社の大きな方向性と自分のやることがまさに直結している稀有でかつ、幸せなところです。もう一つ、Make others great... というフレーズをマイクロソフトでは学びます。これは人のポテンシャルを発見してそれを発揮するお手伝いをすることに直結しているとともに同僚に対してもそうあるべきだという考えに基づいています。
人の頑張りを認め、それを支えて さらにその人が支え返すという関係がうまくいっている時、人は仕事を楽しいと思えるのではないかと本気でこの会社にいる8年間強 思ってきました。いますよ、確かにすごい人も、でも大きな物事を動かす時、個人がすごいのではなく、総合力がすごいことが素晴らしいととっても実は日本的な発想が底流に流れていて今の部門では少しずつ見えてきているのです。だからこそ「楽しい」が増幅しているし、今後もこれをさらに加速したいと思った一日でした。今日はちょっとハッピーです。(●^o^●)
マネージャ、管理職をしている方はこの思想をぜひ自分のチームで試していただきたいのです。前に書いた先読みもそうなんですが、コンタクトする相手のステージを含めて先読みしつつ、人のいいところ、「頑張り」をうまく見つけてください。メンバーよりもマネージャが「楽しい」と思えるのはだいぶ時間がかかるし、労力も半端じゃないですが、逆に労多い分、喜びと「楽しい」の増幅ももっと大きいはずです。前回の Back to the IT というイベントは巡業中で参加できなかったんですが、こういう話を今度開催する時には参加してぜひ皆さんとお話できたらうれしいです。今日現在はまだ予定は未定だと思うんですが、必ずやりますので。