次の方法で共有


Visual Studio 2010 Beta 2

先日よりリリースされています。

Visual Studio 2010 Beta 2
https://msdn.microsoft.com/en-us/vstudio/dd582936.aspx

このブログで取り上げているADO.NET Entity FrameworkとADO.NET Data Servicesですが、それぞれUpdateがあります。

EFに関しては、弊社の井上ブログに紹介されています。https://blogs.msdn.com/daisukei/archive/2009/10/21/entity-framework-4-beta-2.aspx

ここではADO.NET Data Servicesについてご紹介します。

射影:クライアントとサーバーライブラリに対して射影の機能がサポートされます。要するに、LINQ to ADO.NET DataServicesのSelectでメンバーの選択(列の選択)が可能だと。

データバインド:  WPFとSilverlightでのTwoWayバインディングのサポートです。

Row Count: 行の数のみの取得が可能です、これまではデータの取得が必要でした。

Feed Customization (aka "Web Friendly Feeds") :AtomPubが持つプロパティに対してデータをマップできます。以下が分かりやすいです。https://blogs.msdn.com/phaniraj/archive/2009/08/31/introducing-web-friendly-feeds-aka-friendly-feeds-updated-for-ctp2.aspx
例えば、AtomPubには著者(author)があるのですが、こうした情報の利用が可能です。

Server Driven Paging (SDP) :一度のリクエストで取得できるデータ件数の制限が可能です。これによって、例えば写真サービスなどのリクエストでは、自動的にページングができるようになります。AtomPub <link rel="next" ...> で次のページリンクが出るようです。

Enhanced BLOB Support: 画像などのBLOBファイルの遅延ロードが可能になります。 

Request Pipeline: リクエストのパイプライン処理をある程度カスタマイズ出来るようになるようです。これで細かな動きの確認ができるようになると思われます。

New "Data Service Provider" Interface for Custom Provider Writers: カスタムプロバイダーのインターフェイスです

詳細はこちらより

これらの機能は先日v1.5CTP2が公開されたのですが、そちらの機能を取り込んだ形になっているようです。

EFと比べると、そんなに大きな違いは内容に思います。(そもそもがv1.5ベースですからね・・・)
ですが、真摯にWeb(分散)開発を行う場合、必要になる機能も多いのでは?と感じました。