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VSTS 2005 と VSTS 2008: Team Explorer の互換性

Tech Days 2009、大盛況の中、先日終了しました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
また、Visual Studio Team System 2010、テスト ケース管理ツール (コードネーム “Camano”)、また Test Lab Management などのお話につき、興味を持っていただき嬉しく思います。

ダイアグラムとコード間での整合性を取る機能が気になった方もいらしたようですね。
僕の把握している限りでは、あの辺は YES、TFS ありきです。と言ったところなのですが… もし、新しいビッツが手に入ったら、スクリーンショット+トレース ログか、またはウェブキャスト風に録画してみますね。あれ、面白いですよ。 MVP DAY の時にはお見せしきれなかった部分です (自分でデモを壊したから)

また、2日目の夕方は、MVP の皆さんとまた呑みに行けて嬉しかったです♪
僕を含めた少数の20代の人間は、回りのオジサマ達が何を言っているのか、途中からついていけなくなったりもしましたが… MVP の皆さん、やっぱりネタ多し&ネタの内容深し…です。(汗) 僕ももっと頑張ります (オタクと言われない程度に)

 

さて、本日は「今更?」と思われるかも知れませんが、わりと理解し辛い内容についてご説明します。
タイトルから見ても分かる通り、VSTS 2005 Team Explorer と VSTS 2008 Team Explorer の Team Foundation Server との接続についてです。

Visual Studio 2005 と Visual Studio 2008 は Side-by-Side のインストールが可能であると、皆さんもご存じかと思います。
個人的には、基本、やらないことですけどね。一種の Space-Time Paradox が起きてしまうのではないかと頭の中では思っていて… (時空トラベルのセオリーで、同じ時間と空間に同じ物が2つ以上あると論理的には制御できないので1つになる、もしくは破滅する…と言うの、知ってますよね?)

 

…まぁ、それは実際どうでも良いのですが w
いつも話がズレるてすみません。

 

ここ数週間で、社内外含め同じリンクを送られてきて、質問されていました。
分かりにくいのかな?と思ったので、僕なりに分かりやすく解説してみます。

 

ページタイトル: チーム エクスプローラのバージョンの互換性
リンク (
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb558975.aspx )

 

どのバージョンの Team Explorer から、どのバージョンの Team Foundation Server に接続できるの?? と言うことですね。

 

簡単な答えは、どっちのバージョンの Team Explorer からでも、どっちのバージョンの Team Foundation Server に繋がります
機能制約としては、いずれも古いバージョンの機能にしばられると言うだけのこと。
要するに、Team Explorer 2005 から Team Foundation Server 2008 に接続しても、2005 で提供された機能までしか利用できない。
逆も同じく、Team Explorer 2008 から Team Foundation Server 2005 に接続可能。機能は2005に含まれるものに縛られる。

 

最近いただいたご質問で、もう一つ:
既に Visual Studio 2005 Pro が入っている環境から Team Foundation Server 2005 に接続したいと思った時、Team Explorer だけ 2008 を入れたとしましょう。でも、Visual Studio 2005 の IDE に Team Explorer は統合されません。
何故なら、VS 2005 と VS 2008 のシェルが違うから。「Visual Studio 2008」のメニューから VS 2008 の IDE から Team Explorer 経由で Team Foundation Server に接続しなきゃいけなくなります。
でも、勿論、機能は古いバージョンの方に縛られるので、あまりこの場合、違うバージョンの Team Explorer を入れるメリットがなくなってしまいます。
TFS 接続する時だけ VS 2008 の IDE を立ち上げなくてはならないので、作業工数が増えてむしろ逆効果。

 

接続だけで言うと、こう言うこと :

  • VSTS 2008 TFS にアクセス可能な製品
    • VSTS 2008 クライアント (Architecture, Database, Development, Test)
    • VS 2008 Professional + TFS 2008 Client Access License
    • VSTS 2005 クライアント (Architect, Database Pro, Developer, Tester)
      • 機能は2005までのものしか利用できない
    • VS 2005 Professional + TFS 2008 Client Access License
      • 機能は2005までのものしか利用できない
  • VSTS 2005 TFS にアクセス可能な製品
    • VSTS 2005 クライアント
    • VS 2005 Professional + TFS 2005 Client Access License
    • VSTS 2008 クライアント
      • 機能は2005までのものしか利用できない
    • VS 2008 Professional + TFS 2005 もしくは TFS 2008 Client Access License
      • 機能は2005までのものしか利用できない

と言った感じです。
シンプルなんですけど、忘れがちなので、改めての説明でした。

 

次回は、なんのエントリーにしましょう。
ネタはたまっていく一方なので、ガンガン載せていきたいですね~

 

何か、リクエストってあったりします?