Usability, User Interface, User Experience
何故このトピックで僕がエントリーを書くか不思議ですか?
これでも、アメリカでは User Interface Designer としてもフリーランス活動をしていまして (2002年辺りですけどね)、意外と Usability とか User Interface と言ったコンセプトは変わらないんですよね。
コンセプト自体が変わる必要性は全くないんですからね。
なんて話を、昨日、幼馴染 (バンクーバー時代) を家に招き議論 (と言うより雑談) していました。
まともな結論は出しませんでしたが・・・
ビールとタバコとおつまみだけで数時間、以下のようなことを話しました:
※ あくまで2人で飲みながら話していたことなので、絶対なことでもなければ、話の流れでの意見でしかありません
そもそも User Experience とは?
- 今更はじまった話じゃないでしょ
- 人が物を使うって段階で User Experience があるもんね
- なんで新しい物みたいに言うんだろうね?
- ホント、何も新しいことじゃないのにね・・・
- 見栄えとかの問題じゃないやん
- 「見た目」じゃなくて「見せ方」の問題っしょ
- 百聞は一見に如かずだべ
- Intuitive な「つくり」ってことだろ → 直感的ってことね (そうそう、その単語が出てこなくてさ)
- でも、そんな話ばかり聞かない?
- そうかもね。それは僕も理由が余り分かってない。フォーカスポイント違うよね。
- アプリケーション・システムのレスポンスって大事だよね
- アーキテクチャがしっかりしていれば、その辺は普通にカバーされるっしょ
- てか、アーキテクチャのデザイン (インフォメーション・アーキテクチャ) が重要だな
- 無駄が少ないってのは?
- 操作においての無駄を省くのも、そうだね
- 設計・構築は工数が多くなりそうだけどね (笑)
- でも、それは決して「無駄」ではないからイイか
直感的ってのは、Usability じゃない?
- 認識としては、使い易さ・使い勝手の良さってところでしょ
- でも使いやすくても、最終的に実行したいことができないっつーか、簡単なことが重なっても意味ないじゃん
- プロセスを簡易にすることを指せば良いのかね?
- メイビー? かも知れない?
- やりたいことに辿り着くのに色んなプロセスを踏まねばならないって段階で「使い易さ」はないよね
- 確かに
- じゃあ、考えずとも、ナチュラルに作業を実行できるのは Usability だと思う?
- うーん。それが直感的な訳で、Usability とはチョット違うような気もしない?
- どうなのかなー?
User Interface は、でも、シンプルであるべきでしょ?
- User Interface Design とか、まぁ、Graphic Design もそうだと思うけど、要求を満たす必要があるじゃん
- UI Design が Usability に繋がるわけっしょ
- 分かりやすいインターフェース。見慣れたインターフェース。考えなくても大体、何をすれば良いのかすぐ分かる。
- 斬新なデザインとか、無駄に動きがあったり、アニメーションとかは不要じゃね?
- アニメーション系のものは、それこそ使い方次第じゃないかな
- そうか。そこは、プラス アルファな要素として、例えば売上データのグラフをただ表示するんじゃなく、年度ごとの変動を一つずつ見せると、見ている側も数値の上がり下がりを時間軸において感じ取れるところがあるもんね
- そこじゃない? 最近の「UX」がフォーカスしちゃっているのって
- その細かーーーーーーい動的なところばかりに拘ってる気がしない?
- *妙にうなずく*
- UI のデザインそのものは、即理解できるものが良いよね
- メニューやナビゲーションが画面の上部分にあったり、左側にあるのが今の社会では一番ナチュラルじゃない?
- あくまで「画面上」の2Dな情報だから、人間の心理としては左上から右下に向かって情報を見ようとするもんね
- UI Design が Usability に繋がるわけっしょ
- シンプル・イズ・ベストってことで
- そーゆーことで。(お互い、根はアーティストだが、これに超納得)
設計の部分とか、コードについてとか、User Experience の話において殆ど聞かなくね?
- プラットフォームの話はするけどね。
- でも、同じプラットフォームでも、色んな設計ができるし、要求次第でそこは左右するんじゃない?
- 当然、言語やフレームワークも左右するでしょ?
- そもそもアーキテクチャ、デザイン、プログラミング・デベロップメント、デプロイメントの全ての工程を別物として見てる段階でアウトじゃない?
- じゃ、あるソフトウェアのユーザー エクスペリエンス向上をはかると言った時に、どうすりゃ良い?
- 既存のアプリの欠点と利点とを羅列するっしょ
- 利点を出すの大事ね
- ホントにね
- これ、詰めて行こうとしたら、話しが色んな方向に飛んでいかないか?
- じゃ、やめよ
- 既存のアプリの欠点と利点とを羅列するっしょ
- でも、User Experience にアーキテクチャは大事だよね
- YES!
- 情報の流れのロジックがきれいじゃないと、それこそ無駄が多くなるじゃん
- プラットフォームは?
- ぶっちゃけ、そんなに大事じゃない気がするけどねー
- どうなんだろーねー
- ぶっちゃけ、そんなに大事じゃない気がするけどねー
- コーディングは?
- 大事でしょ。パフォーマンスにも影響あるし、やっぱり大事だよ。
- じゃ、プラットフォームも大事じゃない?
- 多少はそうかも知れないけど、プラットフォームだけでパフォーマンスって大きく変わらなくない?
- うーん・・・どうなんだろ。
- 大事でしょ。パフォーマンスにも影響あるし、やっぱり大事だよ。
- デザイン?
- システム デザイン、アプリケーション デザインは、だから当然大事な要素だとして
- Graphic な部分ね。UI デザインか。
- だから、そこは、シンプル・イズ・ベストじゃない?
- そうだとして、まぁ、でも、そこをチャント考えるって言うのは大事ね
- そうだね。シンプルでも、必要な項目がなかったら意味ないし
- じゃ、あるソフトウェアのユーザー エクスペリエンス向上をはかると言った時に、どうすりゃ良い?
じゃ、User Experience において一番大事なのって何さ?
- 要求・要件の定義
- それって、定義する側のメンタリティの問題でしょ?
- 難しくない?
- その層に響くメッセージが少ないのかもね。
- やっぱりアーキテクチャだと思うなー
- てか、純粋なアーティスティックな部分って、余りじゃない?
- そーかも・・・
- だから、そこは「見せ方」だって
- そっか・・・
- それはそれで大事っしょ
- どっちかと言うと、ビジネス インテリジェンスよりの考え方かもね
- いや、正にそうなんじゃない??
あ・・・これ、地震だよね・・・
・・・
このゆれ方って、何波って言うんだっけ?
・・・
L? P?
・・・
忘れたー
・・・
長くない?
そのまま、話は地震に切り替わったのでした・・・
最終的には、「最近、金欠なんだよなー」で会話が終わったのでした・・・
結論1: 飲みながら話すことじゃない。
結論2: 地震に対して、もっと危機感を持つべき。
結論3: 衝動買いには気をつけよう!