Hello World, Windows Azure Platform !!
というわけで、みなさま明けましておめでとうございます。更新が滞っているこの blog ですが、面白いネタがないとなかなかエントリを作成できないのも本音なところ。がしかし、今年最初のビックニュースはなんといっても 1 月から始まった Windows Azure の商用ラウンチ。興味がある方も非常に多いと思いますが、「そもそも Windows Azure ってなによ?」というのがなかなか分からない、という方も多いと思います。実際、いろいろなところで話を伺うと、以下のものが混同されているような場合が少なからずありました。
- クラウドコンピューティング
- S+S (Software plus Services)
- Windows Azure (コンピュートサービス/ストレージサービス)
- Windows Azure Platform
そこで今回は、技術者向けに Windows Azure Platform がどのようなものなのかについて解説したいと思います。
※ あくまで技術者向けの資料として書きますので、ビジネス寄りの話や、お茶を濁すような書き方は敢えて避けたいと思います。(その方が、現場のエンジニアにとってはわかりやすいと思いますので。)
Part 1. マイクロソフトのクラウドコンピューティング “S+S” 概要 (その1, その2, その3)
- クラウドコンピューティングとは何か
- マイクロソフトの製品とサービスの分類
- インフラから見た場合のシステム形態の分類
- 利用者から見た場合のシステム形態の分類
- クラウドコンピューティング時代のビジネスチャンス
- クラウドコンピューティングに関する FAQ
Part 2. Windows Azure Platform 概要 (その1, その2, その3)
- Windows Azure Platform とは何か
- Windows Azure Platform の主要構成要素
① Windows Azure コンピュートサービス
② Windows Azure ストレージサービス
③ SQL Azure データベースサービス - 開発上の注意点
Part 3. Hello World, Windows Azure アプリケーションの開発 (その1, その2, その3, その4)
- ローカルでの Web アプリケーション開発
- クラウドサービスプロジェクトの追加
- 開発用ファブリック上での動作確認
- Diagnostic Monitor によるアプリケーション監視
- Azure 運用環境への展開
- アプリケーションの修正と Azure 環境への再配置(アップグレード)
- Windows Azure 運用環境を安く使うためのコツ
※ なお、本エントリは 2010/01 現在の情報を元に書かれています。今後、Windows Azure Platform やマイクロソフトのクラウドコンピューティング戦略の強化や変更に伴って修正される場所も出てくると思いますが、悪しからずご了承ください。
※ また、クラウドコンピューティングに対する分類や考え方についてはまだ流動的であるため、少なからず nakama 独自の考え方や見解が含まれています。必ずしもマイクロソフトの公式見解というわけではない、ということを含みおいてエントリをお読みいただければ幸いです。
では、さっそく始めましょう。