次の方法で共有


祝! Hyper-V初の本格的な書籍出版。

私たちチームの共通の知人が、Hyper-Vに関するとてもよい書籍を執筆してくれ、昨日(2009年3月6日)より販売が始まりました。これまでお客様から、「Hyper-Vに関するよい書籍はないですか?」と聞かれて、「まずはmicrosoft.comや、TechNetです」としか答えることができませんでしたが、これからは迷わず以下の書籍を推薦します。

詳細 Microsoft Windows Server 2008 Hyper-V 仮想化技術活用ガイド

Hyper-VやSystem Center Virtual Machine Manager 2008を実際に試す手順が詳しく紹介されていたり、microsoft.comやTechNetで役立つ情報へのリファレンスが豊富に掲載されていたり、これからHyper-Vを始める方には最適な書籍です。

上記の書籍は以下のような内容になっています。

第1章 仮想化技術とは何か、そしてその可能性とは何か

こちらは目新しい内容はありません。ごく普通の一般論が記述されています。

第2章 サーバー仮想化の実践(初級編)

ここで、Hyper-Vを実際にインストールして使い始めるまでの手順が、多くの画面ショットとともに詳しく説明されています。

第3章 サーバー仮想化の実践(上級編)

System Center Virtual Machine Manager 2008をインストールして使い始めるまでの手順が紹介されています。

第4章 仮想化されたデータセンターの運用

私たちチームの担当製品であるSystem Center Configuration Manager 2007、System Center Operations Manager 2007、System Center Data Protection Manager 2007を利用した場合、仮想環境をどう運用できるのかが紹介されています。ぜひ、この章に注目してください。

第5章 デスクトップにおける仮想化技術の応用

マイクロソフトのクライアント関連の仮想化技術が紹介されています。ここでも、私たちの担当製品であるMDOP (Microsoft Desktop Optimization Pack for Software Assurance)の紹介がされています。MDOPも、皆様にあまり馴染みがないかもしれませんが、この製品も注目してください。

第6章 Hyper-V の各種サポートについて

一般的な技術系の書籍では触れられることの少ない、仮想環境下でのアプリケーションソフトウェアの製品サポートについての情報が掲載されています。

第7章 仮想環境におけるライセンス上の問題

こちらも一般的な技術系の書籍では触れられることの少ない、仮想環境でのソフトウェアライセンスの考え方についての情報が掲載されています。これから仮想環境を検討される方にとっては第6章と第7章はかなり参考になります。

第8章 Hyper-V と他の仮想化ソフトウェアとの比較

メーカーである我々にとっては少々耳の痛い内容も含まれていますが、VMwareとHyper-Vの簡単な比較がされています。

以上、Hyper-Vのお勧め書籍の紹介でした。

T.F