Lync 負荷分散まとめ
こんばんは、 Lync サポートの吉野です。
今日は最近増えてきた負荷分散の条件についてまとめてみました。 Lync2010/2013 共通です。
なんでこうなるの?と疑問に思うかと思いますが Lync で利用しているプロトコル自体がその負荷分散テクノロジーを想定しているか、していないかによるためです。
たとえばDNS 負荷分散を利用することをSIPは想定しているけど、HTTPSは想定していない、等です。
以下、負荷分散は LB(Load Balancer) と略します。ハードウェアロードバランサーは HLB と略します。
エッジサーバー
・エッジは DNS LB / HLB 両方をサポートします。
・内部I/Fと外部I/Fの両方でLBが必要ですが、HLBかDNSLBどちらかに統一します。
・NLBは非対応です。
・NAT をする場合は DNS LB を利用します。
・OCS やパブリック IM とフェデレーションする場合は HLB を利用します。
フロントエンドサーバー
・HTTP/HTTPS の通信に対して HLB を利用します。
・SIP 等その他の通信に対しては DNS LB または HLB を利用します。
・NLB は非対応です。
メディエーション(仲介)サーバー
・DNS LB または HLB を利用します。
上記を踏まえて快適なLync提案ライフを満喫ください。