【WP for ITPro】Windows Phone 7.5 は IRM で保護されたメールとドキュメントの参照がサポートされています
IS12T に搭載されている Windows Phone 7.5 の売りの1つが、IRM で保護されたメールやドキュメントを参照できる点です。
IRM とは Information Rights Management のことで、重要なメールやドキュメントを社外に流出させないようにすることがでるソリューションです。
ためしに、OUTLOOK から IRM で保護されたメールを送ってみます。
Excelファイルも添付しているので、同じように社外秘に設定されて送信されます。
すこしすると、Windows Phone にメールが到着しました。「保護されたメッセージ」と表示されていることがわかりますが、本文はきちんと表示されています。
「保護されたメッセージ」をクリックすると、以下のように、このメッセージが社外秘であり、かつ閲覧専用である旨が表示されます。
次に、添付ファイル(Excel2.xlsx)を開いてみます。
添付ファイル(Excel2.xlsx)をタップすると、初回だけ以下のような画面が表示されます。
ここで、社内で使用しているIDとパスワードを入力すると、RMS(Rights Management Service)サーバーにアクセスしてユーザーのクレデンシャルが確認されます。
ここで入力した資格情報はデバイス内に保存されるため、次回以降、同じように IRM で保護されたドキュメントを開くときには再度入力する必要はありません。
この資格情報は、Office Hub を使用したときにも有効です。SharePoint や SkyDrive から IRM で保護されたドキュメントをダウンロードして開こうとしたときには、以前入力した資格情報を使用してドキュメントを開こうとします
今回、IRMの設定では「閲覧専用」としたので、保存や編集をしようとしても各種コマンドがグレーアウトされています。
残念ながら、Windows Phone 上で IRM を設定することはできませんが、これについては今後に期待ですね。