.NET Framework 4.0.2 について
こんにちは。Visual Studio サポート チームのタカタです。
今回は、.NET Framework 4 の更新プログラム 4.0.2 についてお知らせいたします。
.NET 4 では、ある程度の機能については .NET 4.5 のリリースを待たずになるべく更新プログラムという形で提供を続けてきました。今回の投稿では、最新のプラットフォームアップデートで提供される内容を紹介します。なお、以下の内容は .NET Servicing チームの Vivek Mishra により書かれた記事の引用です。
※リンクのドキュメントの一部は英語版のみのご紹介となります
.NET Framework 4.0.2 は .NET Framework 4 に対して追加機能一式を提供するプラットフォーム アップデートとなっています。今回のリリースでは、SqlClient における AlwaysOn および LocalDB のサポートが追加されています。これらの機能は SQL Server "Denali" から追加された機能です。今回は、本リリースに含まれている内容を簡単に説明し、さらにダウンロード パッケージのリンクを紹介したいと思います。
本リリースの使用方法、セットアップ手順、関連ドキュメントのリンク等については .NET Framework Developer Center を参照してください。
4.0.2 より追加された機能
4.0.2 では SqlClient に AlwaysOn および LocalDB のサポートが新たに追加されています。この他に、4.0.1 の一部としてリリースされた機能も含まれます。以下は、今回の更新プログラムに含まれている機能一覧です:
SqlClient における AlwaysOn サポート | 4.0.2 からの新機能 |
SqlClient における SQL Server Express ローカル データベース ランタイム サポート | 4.0.2 からの新機能 |
StateMachine (デザイナー サポートを含む) | 4.0.1 より既存の機能 |
SQL Azure 環境での SqlWorkflowInstanceStore | 4.0.1 より既存の機能 |
カスタム ホストの補正 | 4.0.1 より既存の機能 |
ただし、更新プログラム 4.0.1 で出荷された機能については一切の変更を加えていません。
4.0.2の入手方法
- 開発環境を Visual Studio 2010 Service Pack 1 (SP1) で .NET Framework 4.0.2 アプリケーションをビルドする設定にしたい場合は、デザイン時更新プログラム (KB2544525) をダウンロードしてインストールします。詳細については、サポート技術情報 (Knowledge Base) を参照してください。このパッケージを使用するには、あらかじめ Visual Studio 2010 SP1 をインストールしておく必要があります。
- .NET Framework 4.0.2 アプリケーションを展開したい場合は、ランタイム更新プログラム (KB2544514) をダウンロードしてインストールします。詳細については、サポート技術情報 (Knowledge Base) を参照してください。ランタイム アップデートをインストールする前に、あらかじめ the .NET Framework 4 または .NET Framework 4 Client Profile をインストールしておく必要があります。
- 開発環境を Visual Studio 11 Developer Preview 以降で .NET Framework 4.0.2 アプリケーションをビルドする設定にしたい場合は、Visual Studio 11 Developer Preview 以降用 マルチ ターゲット パック (KB2544526) スタンドアロン インストーラーをダウンロードします。詳細については、サポート技術情報 (Knowledge Base) を参照してください。
Visual Studio の Target Framework における変更
最近いただいたお客様からのご意見、ご要望に基づき、4.0.2 では Visual Studio の [Target Framework] ドロップ ダウンに表示される .NET Framework バージョン番号の表記に Major.Minor,Revision のフル バージョン番号フォーマット (.NET Framework 4.0.2) を使用します。なお、今回の更新プログラムでは .NET Framework ファイルのファイル バージョニング システムの変更はありません。-- 使用可能なベースとなるターゲットフレームワークのみを表示します。
この更新プログラムの使用中に問題等を発見された場合は、Microsoft Connect 経由で弊社までお知らせください。