2 月 10 日に Microsoft Update で配信された Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime の Update rollup (KB3001652) をインストールするとインストールが完了しないなどの問題が発生する
2015 年 2 月 11 日 (米国時間 2 月 10 日) に配信された Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime の Update rollup (KB3001652) を Microsoft Update からインストールすると、インストールが停止する、インストールが完了しないといった問題が発生することが確認されました。
KB3001652
https://support.microsoft.com/kb/3001652
<対象となる環境>
以下のいずれかの環境において、問題が発生する可能性がありました。
・Visual Studio 2010、2012、2013 がインストールされている
・Office 2010、2013 がインストールされている
この問題を修正した KB3001652 は、2015 年 2 月 13 日 (金) (米国時間 2 月 12 日) に Microsoft Update より再リリースしております。
お客様には弊社製品の問題でご不便、ご迷惑をおかけいたしましたこと、改めまして深くお詫び申し上げます。
以下に、再リリースの経緯についてご説明させていただきます。
マイクロソフトではこれまでに、KB3001652 について以下の 3 つのタイミングでパッケージ リリースを行いました。
(1) (2) (3) のいずれも、インストールによって適用される DLL 等のコンテンツは同一のもので、バージョンは 10.0.50903.00 になります。
(1) 2014 年 10 月リリース
: Visual Studio インストール済みの環境向けパッケージ
(2) 2015 年 2 月 10 日リリース
: Visual Studio 2010/2012/2013、Office 2010/2013 のいずれかがインストール済みの環境向けパッケージ
(3) 2015 年 2 月 12 日リリース
: (2) のパッケージ不具合のみを修正したパッケージ
弊社では、先ず Visual Studioに絞った限定的な配信として (1) をリリースし、続いて Visual Studio/Office を含め広域に配信するというリリース計画を立てました。
なお弊社では、パッケージ内に含まれる DLL 等のコンテンツに更新があった場合にのみ、バージョン番号をカウントアップしています。
上記 3 回のリリースでは、コンテンツそのものに更新が生じなかったために、(1) (2) (3) ともに 10.0.50903.00 のバージョン番号が割り当てられています。
残念ながら (2) のリリース時のパッケージング作業に問題があり、Microsoft Update からのインストールした場合にのみ不具合が発生することが確認されました。
この不具合について弊社では緊急に対応を行い、(2) のリリースから 2 日おいて米国時間の 2015 年 2 月 12 日に (3) を再リリースいたしました。
現段階では、Microsoft Update から KB3001652 をインストールしていただいても (3) のパッケージのみが配信されるため、本問題は発生しません。
最後となりますが、Microsoft Update の適用時に KB3001652 の配信によってご不便をおかけした皆様に、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。