最も包括的な回復性戦略を可能にする Azure 可用性ゾーンの一般提供を開始
執筆者: Tom Keane (Head of Global Infrastructure, Microsoft Azure)
このポストは、2018 年 3 月 30 日に投稿された Azure Availability Zones now available for the most comprehensive resiliency strategy の翻訳です。
マイクロソフトは先日の Ignite において、Azure で高負荷のミッション クリティカルなワークロードのサポートを拡張する Azure 可用性ゾーンを発表しました (英語)。そして本日、米国とヨーロッパの一部リージョンを対象に、この機能の一般提供を開始しました。
Azure は世界で最も広範囲をカバーする (英語) クラウド サービスですが、可用性ゾーンを使用することで、ラック レベルで発生した障害の緩和や大規模インシデント発生時に異なるリージョンへのフェールオーバーなど、業界最高レベルの包括的な回復性戦略を提供できるようになります。同一リージョンで、物理的に離れた場所にある電源、ネットワーク、冷却装置を使用するため、フォールト トレランスが向上します。
ミッション クリティカルなアプリケーションが次々にクラウドへ移行される中、規制の厳しい業界の企業は、システムの回復性とビジネス継続性を重要視しています。小売業のオンライン販売システムから金融サービスの顧客向けアプリケーションまで、顧客にサービスを提供する場合には大きなリスクが伴います。たとえ小さなトラブルでも、企業のブランド価値、顧客満足度、収益に大きな影響を与える可能性があります。このような環境においては、最高レベルの基準を満たす多層構造の回復性アプローチでアプリケーションを開発する必要があります。
「可用性ゾーンは、低レイテンシと高可用性というお客様のニーズに応えることができます。高レベルの SLA が求められるアプリケーションは、すべて可用性ゾーンを利用して構築しています。物理的に分離されているため、きわめて高い冗長性を得られます」
- Mitch Nelson 氏 (Adobe、マネージド サービス担当ディレクター)
同一リージョン内の 2 か所またはそれ以上の可用性ゾーンで稼動する仮想マシンは、業界最高レベルの 99.99% の可用性が SLA で保証されています。お客様が包括的なビジネス継続性戦略を実現できるように、今後さらに提供地域を拡大していきます。
こちらのページ (英語) から今すぐ Azure 可用性ゾーンをお試しください。Azure の回復性については、こちらのページ (英語) をご覧ください。