Build 2013でのWindows 8.1 + 周辺デバイスコンテンツ紹介
先月(2013年6月)サンフランシスコで開催されたBuild 2013。Windows 8.1に関する様々な技術情報が発信されました。このブログでは、Windows ストアアプリで数多あるWindows対応周辺機器との連携用に追加された、Win RT API(Windows Runtime API)を紹介します。
先ずはざっくり関連セッションを紹介し、その後、このブログで、各セッションの話題を深堀していこうと思っております。
先ずは、2-023 Building Apps That Connect with Devices をご覧ください。このセッションでは、Windowsに対応する様々な周辺機器とストアアプリが連携する基本事項が紹介されています。
関連セッションとしては、
- 3-025 Building Windows apps that use scanners
いわゆる、イメージスキャナーとの連携方法 - 2-041 Strongauthentication: Building apps that leverage virtual smart cards in enterprise, BYOD, and consumer environments
スマートカードを使ったストアアプリ - 3-029 How to point-of-sale devies in your app
バーコードや磁気カードリーダーをストアアプリで使う - 2-9110 Biometrics-fingerprints for apps
指紋認証 - 3-9034 Using Geolocation and Geofencing in Windows Store Apps
位置情報系 - 3-9027 3D Printing with Windows
最近急速に実用化されだした3D プリンターを使ったアプリ
更に、Windows 8のストアアプリではアクセスできなかった、Bluetooth(SPP)やUSB、HIDの機能拡張のコンテンツも公開されています。
- 3-026 Apps for Bluetooth, HID, and USB Devices
BluetoothやHID、USBでWindowsに接続される周辺機器連携に関するアプリ開発方法 ← まずこれを見てね - 3-924a Apps for USB Devices
USBで接続されるデバイスをストアアプリで使う方法 - 2-924b Apps for HID Devices
Missile Launcherなど、HID(Human Interface Device)で接続されるデバイスをストアアプリで使う方法 - 3-9028 Apps for Bluetooth Smart Devices
Bluetooth(2.0のSPP含む)で接続されるデバイスをストアアプリで使う方法 - 3-9030 Building Windows apps that use Wi-Fi Direct
強化されたWi-Fi Directによるストアアプリ開発方法
このあたり、Windows系の開発者で周辺機器と連携したストアアプリを開発したい方、AndroidやiPad/iPhoneで健康器具やLego Mindstormsや脳波センサー、ロボットなど、面白ガジェット系を使ったアプリを開発している方、是非、デバイス連携ストアアプリを開発してストアにアップしてみてください。私のブログでも、Bluetooth、HID、USBによる連携は、より具体的なTipsを今後逐次発信していく予定です。
因みに、Windows 8.1のWinRT APIの全容は、What's New in the Windows Runtime for Windows 8.1 のスライド#15
が、参考になります。水色が新たに追加されたライブラリ、黄緑色が強化されたライブラリです。
今後順次、Bluetooth、USB、HIDでつながるデバイスとの連携方法、ブログで紹介していきます。
Comments
- Anonymous
August 21, 2013
今、NetduinoとBluetoothモジュールを使ってSPPでWin8と通信して遊んでいます。 できれば直接USBでNetduinoと通信したいので、もし機会があれば、そんな話もブログに書いていただければ幸いです。