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OWA 上でテキスト形式でメール アイテムを保存すると、メール アイテムの中身が消える事象について

今回は Exchange Server 2013 CU15 以上で発生する、OWA の新規作成アイテム保存時の挙動についてご案内いたします。
詳細な事象および原因は以下になります。

事象
OWA 上でテキスト形式でアイテムを作成し下書き保存すると、以下の流れのように、保存したアイテムの中身が消える事象が発生する場合がございます。

// テキスト形式でアイテムを保存します。

// 下書きフォルダ内のアイテムのビューのみでアイテムの内容が消える事象が発生します。

// その後、上記のように情報が一部欠けている状態でウィンドウを開き、かつ、アイテムを保存すると、内容が上書きされ、アイテムの内容自体も削除されます。
(保存する、または保存される前にウィンドウを閉じ、編集をキャンセルした場合は、アイテムの内容自体は削除されません)

現在確認している本事象の発生するオペレーションは以下になります。

- パターン
1. テキスト形式でアイテムを作成し、下書き保存する。
2. 下書きフォルダに明示的に移動し、対象のアイテムをクリックする。

原因
本事象は、Exchange Server 2013 CU15 以降の OWA の仕様変更によるものであり、Exchange Server 2013 CU15 以降で本事象は発生します。

回避策
Exchange Server の設定などで本事象を回避する方法はございません。
ご迷惑をおかけいたしますが、OWA を利用して下書き保存を行う場合は、テキスト形式ではなく、HTML 形式でメールを作成いただきますようお願いいたします。

なお、本事象は現時点では Exchange Server 2013 の今後リリースされる CU の中で修正される予定です。
修正が含まれる CU が確定しましたら、本 Blog でもご案内させていただく予定です。

この度は製品の不具合でご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫びいたします。

// 2018 年 3 月 23 日追記
本問題については Exchange Server 2013 CU20 で修正されております。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。