リリース: Processor Query Tool v1.1
原文の記事の投稿日: 2012 年 4 月 30 日 (月曜日)
予定しているメールボックス ロール プロセッサーの SPECint 2006 レート値の正確な計算は、Exchange 2010 アーキテクチャ全体の計画および設計にとって重要なステップです。Mailbox Server Role Requirements Calculator は SPECint 2006 レート値を使用して、プロセッサー コアあたりの調整済みメガサイクルと、予定しているメールボックス ロール サーバーで使用可能なサーバーあたりのメガサイクルを計算します。この値はメールボックスのコア、CAS、ハブ、およびグローバル カタログ サーバーの必要な数に直接関連します。
私たちは近く、Processor Query Tool Version 1.1 をリリースします。PQT は Mailbox Server Role Requirements Calculator に記述された手動プロセスを自動化し、SPECint 2006 レート値の決定を支援します。PQT を使用すると、標準性能評価法人 (SPEC) によってテストされた全サーバーのリストで、展開予定のモデルと同じプロセッサー モデルや各テストで生成されたレート値を迅速に確認できます。
特定のサーバーがリストにない場合は、該当するサーバー モデルが SPEC によってテストされていないことを意味しますが、PQT の平均機能を使用できます。平均機能では、予定しているプロセッサー モデルと環境に展開する予定のサーバーあたりの同じコア数を使用してテストされた、全サーバーの SPECint レート値の全体的な平均が計算されます。
Processor Query Tool (PQT) の最初のリリースでは、Exchange 2010 のすべての物理サーバー展開でこれらの計算を実行できました。PQT 1.1 リリースでは、物理ホスト サーバーの計算済みレート値に基づいて、仮想ワークロードの SPECint 2006 レート値を計算する機能が追加されています。仮想 Exchange 2010 メールボックス ロール サーバーの SPECint 2006 レート値を決定するプロセスでは、まず物理ホスト サーバーのレート値が計算されます。物理ホストのレート値が決定したら、その値を使用して仮想メールボックス ロール サーバーのレート値が計算されます。仮想メールボックス ロールのレート値は、使用する予定の物理対仮想プロセッサー比率と各メールボックス サーバーで展開予定の仮想 CPU 数に基づいています。
環境内で物理メールボックス サーバーと仮想メールボックス サーバーのどちらの展開を検討しているかにかかわらず、展開を適切に計画するには、常に正確な SPECint 2006 レート値とサーバーあたりのプロセッサー コア数を Mailbox Server Role Requirements Calculator に入力する必要があります。
ダウンロード: Exchange Processor Query Tool (英語)
Version: 1.1
ファイル名: Exchange Processor Query Tool - v1.1.xlsm
Scott Alexander
主席コンサルタント、MCS
これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Released: Processor Query Tool v1.1」をご覧ください。