Exchange 2010 SP2 でのユーザー設定 (属性) とその使用
原文の記事の投稿日: 2012 年 1 月 18 日 (水曜日)
Exchange が行うスキーマ変更についての文書 (Exchange Server Active Directory Schema Changes Reference, November 2011 (英語) を参照) を読まれた一部の方は、Exchange で、従来、"カスタム属性" と呼ばれていたものに関連が深いと思われる要素が Exchange 2010 SP2 に追加されたことに気付かれたはずです。具体的には、以下の要素です。
オブジェクト クラス ms-Exch-Custom-Attributes には、以下が追加されました。
- ms-Exch-Extension-Attribute-16 ~ ms-Exch-Extension-Attribute-45
- ms-exch-extension-custom-attribute-1 ~ ms-exch-extension-custom-attribute-5
これに関して、以下のようないくつかの質問がありました。これらのすべてを使う必要があるのか? これらの属性を、自由に変更してもかまわないのか? これらの違いはなにか?
以下がその答えです。
これまで、Exchange は 15 のカスタム属性を提供してきました。これらは、以前と同様に、自由に使用できます。これらは CustomAttribute1 ~ CustomAttribute15 です (ms-Exch-Extension-Attribute1 ~ ms-Exch-Extension-Attribute15 と呼ばれることもあります)。詳細は、こちら を参照してください。これらに変更はありません。
New! Exchange 2010 SP2 で、メール受信者オブジェクトの情報を保存する 5 つの新しい複数値カスタム属性を追加しました。これらは、ExtensionCustomAttribute1 ~ ExtensionCustomAttribute5 です (ms-exch-extension-custom-attribute-1 ~ms-exch-extension-custom-attribute-5 と呼ばれることもあります)。これらをサポートするコマンドレットのリストについては、こちらを参照してください。
New! 新たに、ms-Exch-Extension-Attribute-16 ~ ms-Exch-Extension-Attribute-45 が追加されました。これらは、将来、使用する目的で追加されたことにより、さまざまなコマンドレットと Exchange 管理 UI には公開されません。将来、さまざまな Exchange 機能でこれらの属性を使用する可能性があることから、Exchange 以外のツールを使用してこれらの値を編集することは推奨しません。これらの値にアクセスする管理ツールを公開したときは、そのことをお知らせします。
Nino Bilic
これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Custom (aka. Extension) attributes in Exchange 2010 SP2 and their use」をご覧ください。