次の方法で共有


静的 HTML ファイルで Visual Studio 2013 ブラウザー リンクを使うには

前回のブログ投稿 “クロスブラウザのテストに Visual Studio 2013 のブラウザー リンクをどうぞ” でご紹介した Visual Studio 2013 のブラウザー リンク (Browser Link) は、既定では静的な HTML ファイル (*.html など) では有効になりません。しかし、Visual Studio で開発する Web アプリケーションとはいえ、静的 HTML ファイルを使うことがあると思います。そういった場合に、デバッグでブラウザー リンクが使用できると便利です。

実は、下記の設定を Web.config に記述することで、プロジェクト内の HTML ファイル (*.html) でブラウザー リンクを有効化できますのでお試しいただければと思います。

 <configuration>
  <system.webServer>    
    <handlers>
      <add name="Browser Link for HTML" path="*.html" verb="*" 
           type="System.Web.StaticFileHandler, System.Web, Version=4.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" 
           resourceType="File" preCondition="integratedMode" />
    </handlers>
  </system.webServer>    
</configuration>

※ 上記では、path=”*.html” となっていますが、ここを変更することで例えば *.htm などの拡張子でも有効化できます。

また、このブラウザー リンクは、CSS のスタイルを変更した場合でも、それを読み込んでいる HTML ページで有効ですので、CSS を修正しながらクロス ブラウザーでの確認がとても簡単に行えます。

例えば、次のような merry.html をブラウザー リンクを使ってスタイル調整をするとします。

image

ブラウザーは IE, Chrome, Firefox の 3 つにリンクします。

image

ここで、背景を白 (#fff) から、グリーン系 (#d4fb71) に CSS を変更します。

image

Visual Studio 2013 ツールバー上のブラウザー リンク ボタンをクリックすると、CSS の変更も即座にページに反映されます。

image

◆◆◆

静的 HTML ファイルでもブラウザー リンクは使える!ということだけでも覚えておくと、後に役に立つかもしれません。

■ 参考情報