次の方法で共有


新しくなった OneDrive for Business をお試しください

(この記事は 2015 年 9 月 30 日に OneDrive Blog に投稿された記事 Meet the new OneDrive for Business の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

昨年は OneDrive for Business の導入が大幅に進み、実際の使用率ではなんと 179% の成長を遂げました。また、クラフト・ハインツ (英語)エア・カナダ (英語)ブーズ・アレン・ハミルトン (英語)Projectline Inc. (英語)ロータス F1 チーム (英語) などのお客様から、すばらしい成功事例が寄せられています。マイクロソフトはお客様からの声に耳を傾けるだけでなく、今年 5 月に初めて開催された Ignite カンファレンス (英語) で大胆なロードマップを公開しました。本日、これまでにない重要な更新をリリースし、大きな一歩を踏み出します。最大のポイントとなるのは、新たに導入された強固な同期クライアントです。その他にも新しいブラウザー エクスペリエンスや、モバイル アプリの新機能、まったく新しい IT 管理機能が導入され、開発者向けオプションが拡張されており、OneDrive for Business でさらに多くのことが可能になります。

[View:https://youtu.be/NVQ9hae8pyI:0:0]

 

きわめて強固な同期クライアント

本日、企業向けの次世代同期クライアント (NGSC) のプレビュー版がリリースされます。このプレビュー クライアントでは、既に多数の方にご利用いただいている個人ユーザー向けの OneDrive クライアントに OneDrive for Business から接続できます。Windows PC と Mac の両方で利用可能です。信頼性の向上と選択的同期機能の改良が実現されており、同期ファイル数の制限 (20,000 ファイル) が撤廃されると共に 1 ファイルあたりのサイズ制限も 10 GB に引き上げられます (プレビュー期間中はこれらの制限が引き続き適用されますが、一般提供開始時に変更されます)。IT 担当者向けには、クライアントの展開と構成をユーザーに代わってバックグラウンドで実行する機能が追加されます。

プレビュー版を配信する際には、負荷を分散してセットアップ エクスペリエンスの信頼性を確保しつつスムーズにご利用いただけるように、段階的なロールアウトが実施されます。こちらの順番待ちリスト (英語) にてご予約いただいた企業様から順次提供いたしますので、ご登録をお願いいたします。登録後、プレビュー版の提供準備が整いましたら、ダウンロードとセットアップの方法を記載したメールをお送りいたしますので、それまでお待ちいただきますようお願い申し上げます。詳細についてはこちらの記事 を参照してください。

 

ブラウザー エクスペリエンスの簡素化

ブラウザー エクスペリエンスが一新されました。既に多数のユーザーに日々ご利用いただいている個人ユーザー向け OneDrive エクスペリエンスのベスト プラクティスを採用した結果、簡潔で直観的な美しいエクスペリエンスとなりました。新しいブラウザー エクスペリエンスの大きな特長は、リスト表示とプレビュー タイル表示を切り替えられるため、必要なファイルがすぐにわかるという点です。また、プレビューや編集、共有、削除などのファイルやフォルダーに対して行う主な操作はすべてツール バーから、またはファイルやフォルダーを右クリックすると実行できます。新しいブラウザー エクスペリエンスでは、これまでよりもファイルを簡単に管理できるようになります。詳細についてはこちらの記事 を参照してください。

 

共有機能の強化

ファイルはいつでも企業の内外に共有できますが、この機能の柔軟性がさらに向上します。今回、共有した相手が他の社内ユーザーを招待してファイルやフォルダーを共有する、共有リンクに有効期限を設定するなどの共有オプションが追加され、制御機能が強化されました。詳細についてはこちらの記事 を参照してください。

 

 

モバイル環境の生産性

モバイル アプリにも大幅な機能強化が実施されました。まず、Android ではオフラインでファイルを開けるようになります。1 つまたは複数のファイルにオフラインでのアクセスを設定すると、接続されていないときにもファイルを開けるようになり、どこにいても確実にファイルを使用できます。

iOS アプリにも便利な新機能が導入されます。対象のファイルを長押しすると、ファイルに対する一般的な操作 (共有、移動、削除、詳細の表示) を簡単に実行できます。また、PDF の注釈機能が追加され、OneDrive アプリから直接 PDF ファイル上に描画、ハイライト、コメントできるようになります。

マイクロソフトは、モバイル環境で高い生産性を実現することが不可欠であると考えています。今後も引き続き各アプリに機能を追加し、オフラインのときにもスマートフォンやタブレット上で OneDrive に格納されているファイルを開いてあらゆる作業を行えるようにするべく、取り組みを進めてまいります。詳細についてはこちらの記事 を参照してください。

 

ユーザーとデータの保護

良質なユーザー エクスペリエンスを提供することは OneDrive for Business などのファイルの同期および共有ソリューションをお選びいただくうえで欠かせない要素ですが、これは IT 担当者が企業データを確実に管理できることが前提となります。この分野で IT 担当者の皆様のお役に立てるように、外部共有の招待の監査や、外部共有を許可するユーザーの制限など、社外でのファイルの流れを管理する機能が新たに導入されます。今後数週間のうちに、社内ユーザーの外部ドメインへの共有を制限する機能のプレビュー版が公開される予定です。詳細についてはこちらの記事 を参照してください。

開発者向けの新機能

マイクロソフトでは、開発者の皆様に、個人ユーザー向けと法人ユーザー向けの両方の OneDrive と連携するリッチなアプリを開発していただきたいと考えています。以前、OneDrive for Business で統合型の OneDrive API をプレビュー サポートすることを発表していましたが、今回この OneDrive API を運用環境でもご利用いただけるようになります。詳細についてはこちらのページ (英語) を参照してください。

 

新しい OneDrive for Business をお試しください

今回のリリースで OneDrive for Business は大幅に進化しましたが、しかしこれで終わりではありません。マイクロソフトは、OneDrive for Business がお客様のニーズにお応えし、さらにそれを超える機能をお届けできるように、引き続き取り組んでまいります。今後数か月の間に、サービスの各分野で予定されている機能強化についての記事をさらに公開する予定です。

ぜひ新しい OneDrive for Business をお試しください。また、UserVoice (英語) までご意見をお寄せいただけますと幸いです。

Seth Patton

OneDrive および SharePoint プロダクト マネージメント担当シニア ディレクター