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Ignite で紹介された Yammer の注目機能と重要ポイント

(この記事は 2015 年 5 月 20 日に Office Blogs に投稿された記事 Recapping Yammer highlights and key takeaways from Ignite の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、Yammer チームのシニア プロダクト マーケティング マネージャーを務める Juliet Wei による記事をご紹介します。

 

マイクロソフトは先日 Ignite Conference を初めて開催しましたが、その慌ただしさも一段落しましたので、同イベントで紹介された Yammer の注目機能と重要ポイントについて改めてまとめたいと思います。

第 1 回となる Ignite は、IT プロフェッショナルや開発者、ビジネス リーダー、インフルエンサーなど、24,000 人にご来場いただく大規模なものとなり、大盛況のうちに幕を閉じました。Yammer の 20 を超えるセッション (英語) にも、会場がいっぱいになるほど多数の方にお越しいただき、チームでの共同作業に関する新機能の詳細と現在開発を進めているエクスペリエンスを実際にお見せしました。5 日間にわたって皆様の深い関心と熱意に触れ、私たちは身の引き締まる思いがしたと同時に、活力も分けていただきました。

Yammer のセッションは、イベント初日の基礎レベルのセッションから始まり、動的なチーム形成に向けてつながりを生む最新型の共同作業ソリューション (英語) を提供する Office 365 の全体像を披露しました。Office 365 に導入されている多くの主要機能には、Yammer が長年掲げてきたコンセプトが取り入れられています。これは、Yammer がこの 3 年間、共同作業に対する Office 365 の取り組みに大きな影響を与えてきたからにほかなりません。たとえば、Azure Active Directory を使用してチームのメンバーシップの標準定義を作成する新しい Office 365 グループ サービスは、既定で公開される Yammer のユーザー作成グループのアイデアを土台としています。また、機械学習エンジンである Office Graph は、他のユーザーのアクションを把握して足がかりとして利用できるようにする Yammer Enterprise Graph からヒントを得ています。こうしたさまざまな Yammer のコンセプトを拡張することで、Office 365 は Yammer のこれまでの足跡を称えながら、Yammer がさらに大きなスケールで革新をもたらすための舞台を提供しています。

ユーザーの皆様の中には、Yammer と Office 365 グループが同時に存在していることについてマイクロソフトはどう考えているのだろうかと疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。明確にするためにご説明すると、Office 365 グループは Azure Active Directory の構成要素であり、Office 365 のアプリでもエクスペリエンスでもありません。一方 Yammer は、Office 365 内のいわゆる没入型のソーシャル エクスペリエンスです。Office 365 グループと Office Graph は ID と共に、拡張可能な Office 365 全体の共有インテリジェント ファブリックを構成します。

これについて下図にわかりやすくまとめましたので、ご参照ください。

このように、Office 365 のすべてのアプリやその他のサービスは、このインテリジェント ファブリックにつながっています。たとえば、各アプリが Office 365 グループのサービスと連携することで、Outlook のグループでの会話や、従来の配布リストの大幅な改善、OneDrive for Business の最新のファイル添付機能といった画期的な新しいエクスペリエンスが実現されています。Office 365 グループのサービスのメリットは、まず Outlook、OneDrive、OneNote、Skype、Dynamics CRM などのアプリに活用されています。Yammer と Delve も、Ignite で発表したとおり、間もなくこのサービスとつながる予定です。

Office 365 の中核として、Yammer は Office 365 グループのメンバーシップ サービスを活用することになります。これにより、Yammer エクスペリエンスが大幅に強化、拡張されます。この統合作業は、基礎となる ID に関する取り組みの完了を待って行われます。現在 Azure Active Directory に対して進めているところです。Office 365 グループとの統合は、2016 年前半を予定しています。

Office 365 グループのサービスは、Yammer が Office 365 プラットフォームを使用していかに優れたイノベーションをもたらすことができるかを示す好例です。Office 365 グループとの統合によって、Office 365 全体で次に挙げるような新しい共同作業シナリオが実現されます。

  • Yammer グループの会話を Skype のグループ会議に引き継ぐ
  • Yammer グループから OneDrive のファイル同期機能とファイル共有機能に簡単にアクセスする
  • Office Graph のインテリジェンスを活用して、より的確なインサイトを Yammer のチームで共有する
  • Yammer のチームが Outlook の予定表にグループのイベントをスケジューリングできるようにする

Yammer と Office 365 グループがどのように連携するのか知りたいと思っていた方は、今お使いの Yammer エクスペリエンスが Office 365 グループのサービスによってさらに強力になった状態を想像してみてください。

こうした Office 365 全体のシナリオが、Yammer と Office 365 グループ サービスの連携によって実現されるのは非常に楽しみですが、それを待たなくても皆様のチームで今すぐ Yammer の利用を開始していただけます。世界各国で業界をリードする各社のお客様は、既に Yammer を活用して非常に大きな成果を上げています。マイクロソフトは、Yammer をチームにとって最適な環境にするために日々尽力しています。よりスマートなチーム作業を実現し、より大きな成果をもたらす点で、Yammer に勝るものはありません。まだ利用されていない場合は、今すぐ Yammer を有効化し、Office 365 Customer Success Center の各種リソースをご確認のうえ、組織内で導入を進めてください。

今後 Yammer に導入される機能の詳細を知りたい方は、ぜひ YamJam にご参加ください。Office 365 ネットワークでは、5 月 27 日 (水) 午前 9 時~午前 10 時 (太平洋夏時間)/5 月 28 日 (木) 午前 1 時~午前 2 時 (日本時間) に、YamJam を開催します。Yammer の今後の方向性についてお話し、プロダクト エンジニアリング チームが皆様からのご質問にお答えします。YamJam をあまりご存じない方は、Twitter の "TweetJam" や Reddit の "Ask Me Anything (AMA)" の Yammer 版とお考えください。コミュニティ内で質問を投げかけたり、マイクロソフトの社内エキスパートと特定のトピックについて直接ディスカッションをしたりすることができます。

次の手順で参加できます。

  1. Office 365 ネットワークへのアクセス権をリクエストします (英語)。すべての要求は速やかに承認されます。
  2. Enterprise Social グループ (英語) に参加します。このグループは、グループ参照機能や検索バーを使用して見つけることができます。
  3. 5 月 27 日 (水) 午前 9 時 (太平洋時間)/5 月 28 日 (木) 午前 1 時 (日本時間) にログインすると、質問したり、ディスカッションに参加したり、マイクロソフトのチーム メンバーと意見を交換したりすることができます。

—Juliet Wei