チャブーンです。
この件ですが、まず、
> ①変更になった理由もしくは理由を解説しているサイトがあれば教えてください。
ですが、明確は理由ということなら、残念ながらありません。したがって推測しかないのですが、TCP Timestampsの機能について、理解すると、想像がつくのではないでしょうか。
Windows TCP 機能の説明 - Windows Server | Microsoft Learn
TCP Timestamp オプションを、スタックによって適切と見なされるセグメント (データと ACK) で使用して、次のような操作を実行できるようになりました。
- RTT 計算
- PAWS チェック
このデータを使用して、RTT は大きなウィンドウ サイズで正確に計算できます。 RTT は、再送信間隔を計算するために使用されます。
TCP Timestampsの機能は、きわめて大きなウインドウサイズで、TCPデータを送信する際の再送信間隔を最適化することです。分割されて送られたTCPパケットは受取先で再構成されますが、受け取りに失敗した場合、再送信の必要があります。これがスムーズに行われれば、大量のデータをネットワークに流せますが、スムーズでないと十分なデータが送られずパフォーマンスが低下します。Windows Server 2022では高速ネットワーク送信を推し進めるため、TCP仕様の見直しを図っていると新機能に書かれているため、TCPオプションもその一環で、デフォルト値が変えられたのではないでしょうか?
Windows Server 2022 の新機能 | Microsoft Learn
> ②Windows Server 2019からWindows Server 2022に移行するにあたり、<snip>「disabled」にすることにより想定される問題があれば教えてください。
TCPの大容量データ通信の最適化を無効化する、ということなので、「大容量データ通信」のパフォーマンスが上がらない可能性がありますね。ただしこれは今より悪くなる、ではなく、「今よりよくなるかもしれないパフォーマンス」を手放すだけで、TCP通信というベースでは致命的な問題にはならないと思います。
ただし、「今までは考えなくてよかったTCP大容量データ通信が必要なソリューション」を新しく構成して使う、ということなら、前提条件じたいが変わるので、考慮が必要でしょう。他の方の回答通り、想定した新システムで、「実地試験」を行って、該当機能のON/OFFの差を確認する必要があるでしょう。