チャブーンです。
この件ですが、DNSが不安定ということですが、WindowsのDNSサーバーは広範囲にテストされているため、製品の不具合は考えにくいです。
どうしても状況を確認したい、という場合は、DNSデバッグ用のログを取り、そこから見るという方法はあると思います。
一般論としては、ネットワーク接続の「参照先DNSサーバー」の設定不備によるものが、圧倒的と思っています。念のため伺うのですが、たとえば以下のような設定になっていませんか?
- 優先DNSサーバー→ドメインコントローラーのDNSサーバー
- 代替DNSサーバー→ISPのDNSサーバー or 社内NW機器のDNSサーバー
上記のような設定ですと、一見ドメインコントローラーへの名前解決がうまくいくように見えますが、何かのタイミング(優先DNSから名前解決が正常にできなかったとき等)に、代替DNSに切り替わってしまい、名前解決が失敗します。正しい参照先DNSサーバーの設定方法は
- 優先DNSサーバー→ドメインコントローラーAのDNSサーバー
- 代替DNSサーバー→ドメインコントローラーBのDNSサーバー (DNSサーバーが1台しかなくてもISPのDNSサーバー or 社内NW機器のDNSサーバーは設定しないでください)
となります。ドメインコントローラーの推奨設定方法は、
- 優先DNSサーバー→複製元ドメインコントローラーのDNSサーバー
- 代替DNSサーバー→自分自身 (127.0.0.1)
- ドメインコントローラーのDNSサーバーの「フォワーダー」設定→SPのDNSサーバー or 社内NW機器のDNSサーバー
となります。ドメインコントローラーのDNSゾーンとは別のドメイン名を正引きしたい場合含め、すべてのドメイン環境のPC/サーバーは、ドメインコントローラー以外のDNSサーバーを参照すると、問題が顕在化します。行ってはいけない設定、ということになります。
なお、無理にこのような設定を行って問題が生じたケースが、Technetフォーラムアーカイブに記事として記録されています。理由を含め記載されていますので、参照されることをお奨めします。