レッスン 4-1 - Analysis Services チュートリアル プロジェクトの変更バージョンの使用
適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium
このチュートリアルの残りのレッスンは、最初の 3 つのレッスンで完了したSQL Server Analysis Services Tutorial プロジェクトの拡張バージョンに基づいています。 Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューにテーブルと名前付き計算が追加され、追加のディメンションがプロジェクトに追加され、これらの新しいディメンションが SQL Server Analysis Services Tutorial キューブに追加されました。 そして、2 つ目のメジャー グループが追加されています。このメジャー グループには、2 番目のファクト テーブルのメジャーが含まれています。 修正されたこのプロジェクトを使用すれば、これまでに習得したスキルを繰り返し使用せずに、ビジネス インテリジェンス アプリケーションに機能を追加する方法を学習していくことができます。
チュートリアルを続行する前に、SQL Server Analysis Services Tutorial プロジェクトの拡張バージョンをダウンロード、抽出、読み込み、処理する必要があります。 すべての手順を確実に実行するために、このレッスンでの指示に従ってください。
プロジェクト ファイルのダウンロードと展開
このチュートリアルのサンプル プロジェクトをダウンロードできるページに移動するには、ここをクリック してください。 チュートリアル プロジェクトは、 adventure-works-multidimensional-tutorial-projects.zip ダウンロードに含まれています。
[ adventure-works-multidimensional-tutorial-projects.zip ] をクリックして、このチュートリアルのプロジェクトを含むパッケージをダウンロードします。
既定では、.zip ファイルはダウンロード フォルダーに保存されます。 より短いパスの場所に .zip ファイルを移動する必要があります (たとえば、ファイルを保存するための C:\Tutorials フォルダーを作成します)。 その後、.zip ファイルに含まれているファイルを展開します。 長いパスのダウンロード フォルダーからファイルを解凍しようとすると、レッスン 1 しか取得できない場合があります。
ルート ドライブか、それに近い場所にサブフォルダーを作成します (C:\Tutorial など)。
adventure-works-multidimensional-tutorial-projects.zip ファイルをサブフォルダーに移動します。
ファイルを右クリックし、 [すべて展開]をクリックします。
Lesson 4 Start フォルダーに移動して、 Analysis Services Tutorial.sln ファイルを見つけます。
修正したプロジェクトの読み込みと処理
SQL Server Data Toolsで、[ファイル] メニューの [ソリューションを閉じる] をクリックして、使用しないファイルを閉じます。
[ファイル] メニューの [開く]をポイントし、 [プロジェクト/ソリューション]をクリックします。
チュートリアルのプロジェクト ファイルを展開した場所を参照します。
Lesson 4 Startという名前のフォルダーを見つけて、Analysis Services Tutorial.sln をダブルクリックします。
SQL Server Analysis Services Tutorial プロジェクトの拡張バージョンをSQL Server Analysis Servicesのローカル インスタンスまたは別のインスタンスにデプロイし、処理が正常に完了したことを確認します。
プロジェクトの修正について
プロジェクトの拡張バージョンは、最初の 3 つのレッスンで完了した SQL Server Analysis Services Tutorial プロジェクトのバージョンとは異なります。 この相違点について、次のセクションで説明します。 チュートリアルの残りのレッスンを続ける前に、この情報を確認してください。
[データ ソース ビュー]
拡張プロジェクトのデータ ソース ビューには、 AdventureWorksDW2012 データベースの 1 つの追加ファクト テーブルと 4 つの追加ディメンション テーブルが含まれています。
データ ソース ビューに 10 個のテーブルがある場合、 <すべてのテーブル> 図が混雑していることに注意してください。 このため、テーブル間のリレーションシップがわかりにくく、簡単には特定のテーブルを探すことができません。 この問題を解決するために、テーブルを 2 つの論理ダイアグラムに整理します。2 つのダイアグラムとは、 Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムです。 1 つのファクト テーブルに対し、これらのダイアグラムを 1 つずつ構成します。 1 つのダイアグラムにテーブルやそのリレーションシップをすべて表示しなくとも、論理ダイアグラムを作成することにより、複数のテーブルから特定のサブセットのみをデータ ソース ビューに表示し、操作できます。
Internet Sales ダイアグラム
Internet Sales 図には、Adventure Works 製品のインターネット経由での顧客への直接の販売に関連するテーブルが含まれています。 この図のテーブルは、レッスン 1 の Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューに追加した 4 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルです。 これらのテーブルを以下に示します。
地理的な場所
顧客
Date
製品
InternetSales
Reseller Sales ダイアグラム
Reseller Sales ダイアグラムには、 リセラー による Adventure Works 製品の販売に関連するテーブルが含まれています。 この図には、 AdventureWorksDW2012 データベースの次の 7 つのディメンション テーブルと 1 つのファクト テーブルが含まれています。
Reseller
Promotion
SalesTerritory
地理的な場所
日付
製品
Employee
ResellerSales
DimGeography、 DimDate、および DimProduct テーブルは、 Internet Sales ダイアグラムと Reseller Sales ダイアグラムの両方で使用されます。 ディメンション テーブルは、複数のファクト テーブルにリンクさせることができます。
データベースとキューブ ディメンション
SQL Server Analysis Services Tutorial プロジェクトには 5 つの新しいデータベース ディメンションが含まれており、SQL Server Analysis Services Tutorial キューブにはキューブ ディメンションと同じ 5 つのディメンションが含まれています。 これらのディメンションには、名前付き計算、複合メンバー キー、および表示フォルダーを使用しながら修正したユーザー階層とユーザー属性が存在します (そのようなユーザー階層とユーザー属性を持つようにディメンションが定義されています)。 この新しいディメンションの内容は次のとおりです。
Reseller ディメンション
Reseller ディメンションは、Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューの Reseller テーブルに基づいています。
Promotion ディメンション
Promotion ディメンションは、Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューの Promotion テーブルに基づいています。
Sales Territory ディメンション
Sales Territory ディメンションは、Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューの SalesTerritory テーブルに基づいています。
Employee ディメンション
Employee ディメンションは、Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューの Employee テーブルに基づいています。
Geography ディメンション
Geography ディメンションは、Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューの Geography テーブルに基づいています。
Analysis Services キューブ
Analysis Services チュートリアル キューブには、InternetSales テーブルに基づく元のメジャー グループと、Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューの ResellerSales テーブルに基づく 2 つ目のメジャー グループの 2 つのメジャー グループが含まれるようになりました。