レッスン 1-3 - データ ソース ビューの定義
適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services
Fabric/Power BI Premium
SQL Server Analysis Services プロジェクトで使用するデータ ソースを定義した後、次の手順は通常、プロジェクトのデータ ソース ビューを定義することです。 データ ソース ビューは、指定したテーブルのメタデータと、プロジェクトのデータ ソースによって定義されているビューを 1 つに統合したものです。 データ ソース ビューにメタデータを格納すると、基になるデータ ソースへの接続を開かなくても、開発時にメタデータを操作することができます。 詳細については、 「多次元モデルのデータ ソース ビュー」を参照してください。
次のタスクでは、 AdventureWorksDW2019 データ ソースの 5 つのテーブルを含むデータ ソース ビューを定義します。
新しいデータ ソース ビューを定義するには
ソリューション エクスプローラー (Microsoft Visual Studio ウィンドウの右側) で、[ データ ソース ビュー] を右クリックし、[ 新しいデータ ソース ビュー] をクリックします。
[データ ソース ビュー ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。 [ データ ソースの選択 ] ページが表示されます。
[ リレーショナル データ ソース] で、 Adventure Works DW 2019 データ ソースが選択されています。 [次へ] をクリックします。
Note
複数のデータ ソースに基づくデータ ソース ビューを作成するには、まず、1 つのデータ ソースに基づくデータ ソース ビューを定義します。 このデータ ソースをプライマリ データ ソースと呼びます。 次に、2 番目のデータ ソースのテーブルとビューを追加します。 複数のデータ ソース内の関連テーブルに基づく属性を含むディメンションを設計する場合は、分散クエリ エンジン機能を使用するために、プライマリ データ ソースとして MicrosoftSQL Server データ ソースを定義する必要がある場合があります。
[ テーブルとビューの選択 ] ページには、選択したデータ ソース内で使用できるオブジェクトの一覧が表示されます。この一覧からテーブルとビューを選択します。 この一覧をフィルター処理すれば、目的のテーブルとビューを簡単に選択できるようになります。
注意
右上隅の最大化ボタンをクリックして、ウィンドウを全画面表示にします。 これによって、使用できるオブジェクトの一覧全体を簡単に確認できるようになります。
[ 使用できるオブジェクト ] ボックスの一覧で、次のオブジェクトを選択します。 Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数のテーブルを選択できます。
DimCustomer (dbo)
DimDate (dbo)
DimGeography (dbo)
DimProduct (dbo)
FactInternetSales (dbo)
選択したテーブルを [ > 含まれているオブジェクト ] の一覧に追加するには、 をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[名前] フィールドで、 Adventure Works DW 2019 が表示されていることを確認し、[完了] をクリック します。
Adventure Works DW 2019 データ ソース ビューは、ソリューション エクスプローラーの [データ ソース ビュー] フォルダーに表示されます。 データ ソース ビューの内容は、SQL Server Data Toolsの [データ ソース ビュー] Designerにも表示されます。 このデザイナーは次の要素で構成されています。
[ ダイアグラム ] ウィンドウ: テーブルおよびテーブル間のリレーションシップがグラフィカルに表示されます。
[ テーブル ] ウィンドウ: テーブルとそのスキーマ要素が表示されます。
[ ダイアグラム オーガナイザー ] ウィンドウ: サブダイアグラムを作成して、データ ソース ビューのサブセットを表示できます。
データ ソース ビュー デザイナーのツール バー
Microsoft Visual Studio 開発環境を最大化するには、[ 最大化 ] ボタンをクリックします。
[ ダイアグラム ] ウィンドウ内のテーブルを 50% の大きさで表示するには、データ ソース ビュー デザイナーのツール バーにある [ ズーム ] アイコンをクリックします。 表示サイズを 50% にすると、各テーブルの列の詳細が非表示になります。
ソリューション エクスプローラーを非表示にするには、[ 自動的に隠す ] ボタン (タイトル バーの押しピン アイコン) をクリックします。 再びソリューション エクスプローラーを表示するには、開発環境の右側に表示されているソリューション エクスプローラーのタブの上にポインターを置きます。 ソリューション エクスプローラーの非表示を解除するには、[ 自動的に隠す ] ボタンを再びクリックします。
ウィンドウが既定で非表示になっていない場合は、[プロパティ] ウィンドウと [ソリューション エクスプローラー] ウィンドウのタイトル バーで [ 自動的に隠す ] ボタンをクリックします。
これで、[ ダイアグラム ] ウィンドウ内に、すべてのテーブルとそのリレーションシップを表示できるようになりました。 FactInternetSales テーブルと DimDate テーブルの間には 3 つのリレーションシップがあることがわかります。 各売上には、それぞれ 3 つの日付が関連付けられています。受注日、期日、出荷日の 3 つです。 リレーションシップの詳細を表示するには、[ ダイアグラム ] ウィンドウで、リレーションシップの矢印をダブルクリックします。