PowerShell を使用して Power Pivot for SharePoint を確認する

[アーティクル]
2023-12-23

適用対象:SQL Server 2019 以前の Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

重要

データマイニングは SQL Server 2017 Analysis Services で非推奨となり、SQL Server 2022 Analysis Services で停止されました。非推奨および停止された機能については、ドキュメントの更新は行われません。詳細については、「Analysis Services 下位互換性」を参照してください。

Power Pivot for SharePoint のインストールまたは回復操作は、サービスとデータが動作していることを確認する確かな検証テストパスなしでは完了しません。この記事では、Windows PowerShell を使用してこのテストの手順を実行する方法について説明します。各手順は個別のセクションで説明されています。これにより、特定のタスクを直接参照することもできます。たとえば、メンテナンスやバックアップでサービスアプリケーションとコンテンツデータベースの名前の確認をスケジュールする必要がある場合は、このトピックの「データベース」セクションのスクリプトを実行し、これらの名前を確認することができます。

完全な PowerShell スクリプトは、トピックの最後に記載されています。完全なスクリプトを開始点として使用して、Power Pivot for SharePoint の完全な展開を監査するためのカスタムスクリプトを作成します。

PowerShell 環境を準備する

このセクションの手順では、PowerShell 環境を準備します。この手順は必須ではありませんが、スクリプト環境が現在どのように構成されているかに応じて必要になります。

PowerShell の権限

管理者特権を使用して、PowerShell ウィンドウまたは PowerShell ISE (Integrated Scripting Environment) を開きます。コマンドの実行時に管理者特権がないと、次のようなエラーメッセージが表示されます。

Get-SPLogEvent: このコマンドレットを実行するには、コンピューター 管理者の権限 が必要です。

SharePoint と Power Pivot for SharePoint モジュール

SharePoint 関連のコマンドレットを実行したときに次のようなエラーメッセージが表示された場合は、Add-PSSnapin コマンドを実行します。

用語 'Get-PowerPivotSystemService' は、コマンドレット、関数、スクリプトファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してください。

Add-PSSnapin Microsoft.Sharepoint.Powershell -EA 0

Windows PowerShell

必要に応じて、Power Pivot 管理ダッシュボードを使用して、サーバーの全体管理で大部分のコンポーネントを確認できます。サーバーの全体管理でダッシュボードを開くには、[全般アプリケーション設定] をクリックし、Power Pivot の [管理ダッシュボード] をクリックします。ダッシュボードの詳細については、「 Power Pivot Management Dashboard and Usage Data」を参照してください。

現象と推奨される操作

次の表は、現象や問題、および問題解決に役立つこのトピックの推奨されるセクションを示しています。

症状	参照セクション
データ更新が実行されていない	「タイマージョブ」セクションを参照し、オンライン Power Pivot データ更新タイマージョブがオンラインであることを確認します。
管理ダッシュボードのデータが古くなっている	「タイマージョブ」のセクションを参照して、 "Management Dashboard Processing Timer Job" がオンラインになっていることを確認します。
管理ダッシュボードの一部の機能に関する問題	Excel Servicesや Power Pivot for SharePoint を使用せずに、サーバーの全体管理のトポロジを持つファームに Power Pivot for SharePoint をインストールする場合は、Power Pivot 管理ダッシュボードの組み込みレポートにフルアクセスする場合は、Microsoft ADOMD.NET クライアントライブラリをダウンロードしてインストールする必要があります。ダッシュボードの一部のレポートでは、ADOMD.NET を使用して、ファーム内の Power Pivot クエリ処理とサーバーの正常性に関するレポートデータを提供する内部データにアクセスします。

Analysis Services の Windows サービス

このセクションのスクリプトでは、SharePoint モードのSQL Server Analysis Servicesのインスタンスを確認します。サービスが 実行されていることを確認します。

get-service | select name, displayname, status | where {$_.Name -eq "msolap`$powerpivot"} | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

Name              DisplayName                                Status  
----              -----------                                ------  
MSOLAP$POWERPIVOT SQL Server Analysis Services (POWERPIVOT) Running

PowerPivotSystemService と PowerPivotEngineService

このセクションのスクリプトでは、Power Pivot for SharePoint システムサービスを確認します。 SharePoint 2013 の配置では 1 つのシステムサービスが存在し、SharePoint 2010 の配置では 2 つサービスが存在します。

PowerPivotSystemService

[状態] が [オンライン] であることを確認します。

Get-PowerPivotSystemService | select typename, status, applications, farm | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

TypeName                                  Status Applications                             Farm  
--------                                  ------ ------------                             ----  
SQL Server PowerPivot Service Application Online {Default PowerPivot Service Application} SPFarm Name=SharePoint_Config_77d8ab0744a34e8aa27c806a2b8c760c

PowerPivotEngineService

注意

SharePoint 2013 を使用している場合は、このセクションを省略してください 。 PowerPivotEngineService は、SharePoint 2013 の配置には含まれません。 Get-PowerPivotEngineService コマンドレットを SharePoint 2013 で実行する場合は、次のようなエラーメッセージが表示されます。このエラーメッセージは、このトピックの前提条件に関するセクションで説明されている Add-PSSnapin コマンドを実行した場合でも返されます。

用語 'Get-PowerPivotEngineService' は、コマンドレットの名前として認識されません

SharePoint 2010 の配置では、状態が オンラインであることを確認します。

Get-PowerPivotEngineService | select typename, status, name, instances, farm | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

TypeName  : SQL Server Analysis Services  
Status    : Online  
Name      : MSOLAP$POWERPIVOT  
Instances : {POWERPIVOT}  
Farm      : SPFarm Name=SharePoint_Config

Power Pivot サービスアプリケーションとプロキシ

状態が オンラインであることを確認します。 Excel Services アプリケーションはサービスアプリケーションデータベースを使用しないため、コマンドレットはデータベース名を返しません。このトピックの後半の「データベース」セクションでデータベースがオンラインであることを確認できるように、Power Pivot サービスアプリケーションによって使用されるデータベースに注意してください。

Power Pivot と Excel サービスアプリケーション

SharePoint 2010 の配置では、状態が オンラインであることを確認します。

Get-PowerPivotServiceApplication | select typename,name, status, unattendedaccount, applicationpool, farm, database  
Get-SPExcelServiceApplication | select typename, DisplayName, status

出力例

TypeName          : PowerPivot Service Application  
Name              : PowerPivotServiceApplication1  
Status            : Online  
UnattendedAccount : PowerPivotUnattendedAccount  
ApplicationPool   : SPIisWebServiceApplicationPool Name=sqlbi_serviceapp  
Farm              : SPFarm Name=SharePoint_Config  
Database          : GeminiServiceDatabase Name=PowerPivotServiceApplication1_19648f3f2c944e27acdc6c20aab8487a  
  
TypeName    : Excel Services Application Web Service Application  
DisplayName : Excel Services Application  
Status      : Online

サービスアプリケーションプール

注意

次のコードサンプルでは、最初に既定の Power Pivot for SharePoint サービスアプリケーションの applicationpool プロパティを返します。文字列から名前が解析され、その名前を使用して、アプリケーションプールオブジェクトの状態が取得されます。

[状態] が [オンライン] であることを確認します。状態が [オンライン] ではない場合、または Power Pivot サイトを参照するときに "http エラー" が表示される場合は、IIS アプリケーションプールの ID 資格情報がまだ正しいことを確認します。 IIS のプール名は、Get-SPServiceApplicationPool コマンドによって返された ID プロパティの値になります。

$poolname=[string](Get-PowerPivotServiceApplication | select -property applicationpool)  
$position=$poolname.lastindexof("=")  
$poolname=$poolname.substring($position+1)  
$poolname=$poolname.substring(0,$poolname.length-1)  
Get-SPServiceApplicationPool | select name, status, processaccountname, id | where {$_.Name -eq $poolname} | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

Name                           Status ProcessAccountName Id  
----                           ------ ------------------ -------   
SharePoint Web Services System Online DOMAIN\account     89b50ec3-49e3-4de7-881a-2cec4b8b73ea

アプリケーションプールは、サーバーの全体管理ページの [サービスアプリケーションの管理] で確認することもできます。サービスアプリケーションの名前をクリックし、リボンで [プロパティ] をクリックします。

Power Pivot と Excel Service Application プロキシ

[状態] が [オンライン] であることを確認します。

Get-SPServiceApplicationProxy |  select typename, status, unattendedaccount, displayname | where {$_.TypeName -like "*powerpivot*" -or $_.TypeName -like "*excel services*"} | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

TypeName                                                 Status UnattendedAccount           DisplayName  
--------                                                 ------ -----------------           -----------  
PowerPivot Service Application Proxy                     Online PowerPivotUnattendedAccount PowerPivotServiceApplication1  
Excel Services Application Web Service Application Proxy Online                             Excel Services Application

データベース

次のスクリプトは、サービスアプリケーションデータベースとすべてのコンテンツデータベースの状態を返します。状態が オンラインであることを確認します。

Get-SPDatabase | select name, status, server, typename | where {$_.TypeName -eq "content database" -or $_.TypeName -like "*Gemini*"} | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

Name                                                                       Status Server                  TypeName   
----                                                                       ------ ------                  --------   
DefaultPowerPivotServiceApplicationDB-38422181-2b68-4ab2-b2bb-9c00c39e5a5e Online SPServer Name=TESTSERVER Microsoft.AnalysisServices.SPAddin.GeminiServiceDatabase  
DefaultWebApplicationDB-f0db1a8e-4c22-408c-b9b9-153bd74b0312               Online TESTSERVER\POWERPIVOT    Content Database   
SharePoint_Admin_3cadf0b098bf49e0bb15abd487f5c684                          Online TESTSERVER\POWERPIVOT    Content Database

SharePoint 機能

サイト、Web、ファームの各機能がオンラインであることを確認します。

Get-SPFeature | select displayname, status, scope, farm | where {$_.displayName -like "*powerpivot*"} | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

DisplayName     Status Scope Farm                           
-----------     ------ ----- ----                           
PowerPivotSite  Online  Site SPFarm Name=SharePoint_Config  
PowerPivotAdmin Online   Web SPFarm Name=SharePoint_Config  
PowerPivot      Online  Farm SPFarm Name=SharePoint_Config

タイマージョブ

タイマージョブが オンラインであることを確認します。 Power Pivot EngineService は SharePoint 2013 にインストールされていないため、スクリプトは SharePoint 2013 展開の EngineService タイマージョブを一覧表示しません。

Get-SPTimerJob | where {$_.service -like "*power*" -or $_.service -like "*mid*"} | select status, displayname, LastRunTime, service | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

  
      Status DisplayName                                                                          LastRunTime          Service                               
------ -----------                                                                          -----------          -------                               
Online Health Analysis Job (Daily, SQL Server Analysis Services, All Servers)               4/9/2014 12:00:01 AM EngineService Name=MSOLAP$POWERPIVOT  
Online Health Analysis Job (Hourly, SQL Server Analysis Services, All Servers)              4/9/2014 1:00:01 PM  EngineService Name=MSOLAP$POWERPIVOT  
Online Health Analysis Job (Weekly, SQL Server Analysis Services, All Servers)              4/6/2014 12:00:10 AM EngineService Name=MSOLAP$POWERPIVOT  
Online PowerPivot Management Dashboard Processing Timer Job                                 4/8/2014 3:45:38 AM  MidTierService  
Online PowerPivot Health Statistics Collector Timer Job                                     4/9/2014 1:00:12 PM  MidTierService  
Online PowerPivot Data Refresh Timer Job                                                    4/9/2014 1:09:36 PM  MidTierService  
Online Health Analysis Job (Daily, SQL Server PowerPivot Service Application, All Servers)  4/9/2014 12:00:00 AM MidTierService  
Online Health Analysis Job (Daily, SQL Server PowerPivot Service Application, Any Server)   4/9/2014 12:00:00 AM MidTierService  
Online Health Analysis Job (Weekly, SQL Server PowerPivot Service Application, All Servers) 4/6/2014 12:00:03 AM MidTierService  
Online Health Analysis Job (Weekly, SQL Server PowerPivot Service Application, Any Server)  4/6/2014 12:00:03 AM MidTierService  
Online PowerPivot Setup Extension Timer Job                                                 4/1/2014 1:40:31 AM  MidTierService

正常性ルール

SharePoint 2013 の配置では、ルールの数が少なくなっています。各 SharePoint 環境におけるルールの完全な一覧と、ルールの使用方法の説明については、「 Power Pivot の正常性ルールの構成」を参照してください。

Get-SPHealthAnalysisRule | select name, enabled, summary | where {$_.summary -like "*power*"}  | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

Name                          Enabled Summary  
----                          ------- -------           
SecondaryLogonHealthRule         True PowerPivot:  Secondary Logon service (seclogon) is disabled  
DataRefreshTimerJobHealthRule    True PowerPivot: The PowerPivot Data Refresh timer job is disabled.  
ASUsageLoadHealthRule            True PowerPivot: The ratio of load events to connections is too high.  
ASMiniDumpHealthRule             True PowerPivot: One or more minidump files were found in the Logs directory, indicating a program crash  
ASUsageCubeRule                  True PowerPivot: Usage data is not getting updated at the expected frequency.  
ASADOMDNETHealthRule             True PowerPivot: ADOMD.NET is not installed on a standalone WFE that is configured for central admin  
MidTierAcctReadPermissionRule    True PowerPivot: MidTier process account should have 'Full Read' permission on all associated SPWebApplications.

Windows と ULS のログ

Windows イベントログ

次のコマンドは、Windows イベントログで、SharePoint モードの SQL Server Analysis Services のインスタンスに関連するイベントを検索します。イベントの無効化またはイベントレベルの変更の詳細については、「SharePoint ログファイルと診断ログの構成と表示 (Power Pivot for SharePoint)」を参照してください。

サービス名: MSOLAP$POWERPIVOT

Windows サービスでの表示名: SQL Server Analysis Services (POWERPIVOT)

Get-EventLog "application" | Where-Object {$_.source -like "msolap`$powerpivot*"}  |select timegenerated, entrytype , source, message | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

TimeGenerated           EntryType Source            Message  
-------------           --------- ------            -------  
4/16/2014 1:45:19 PM  Information MSOLAP$POWERPIVOT Software usage metrics are disabled.  
4/16/2014 1:45:19 PM  Information MSOLAP$POWERPIVOT Service started. Microsoft SQL Server Analysis Services 64 Bit Evaluation (x64) RTM 12.0.1997.5.  
4/16/2014 1:45:18 PM  Information MSOLAP$POWERPIVOT The flight recorder was started.  
4/14/2014 6:45:37 PM  Information MSOLAP$POWERPIVOT Software usage metrics are disabled.

SharePoint ULS ログ、過去 48 時間

次のコマンドは、過去 48 時間以内に作成された ULS ログから Power Pivot メッセージを返します。 addhours パラメーターは必要に応じて調整してください。

Get-SPLogEvent -starttime(get-date).addhours(-48) | Where-Object {$_.Area -eq "powerpivot service" -and $_.level -eq "high"} | select timestamp, area, category, eventid,level, message| format-table -property * -autosize | out-default

次のコマンドのバリエーションは、 データ更新 カテゴリのログイベントのみを返します。

Get-SPLogEvent -starttime(get-date).addhours(-48) | Where-Object {$_.category -eq "data refresh" -and $_.level -eq "high"} | select timestamp, area, category, eventid, level, correlation, message

出力例

Timestamp   : 4/14/2014 7:15:01 PM  
Area        : PowerPivot Service  
Category    : Data Refresh  
EventID     : 43  
Level       : High  
Correlation : 5755879c-7cab-e097-8f80-f27895d44a77  
Message     : The following error occured when working with the service application, Default PowerPivot Service Application. Skipping the service application..  
  
Timestamp   : 4/14/2014 7:15:02 PM  
Area        : PowerPivot Service  
Category    : Data Refresh  
EventID     : 99  
Level       : High  
Correlation : 5755879c-7cab-e097-8f80-f27895d44a77  
Message     : EXCEPTION: System.TimeoutException: The request channel timed out while waiting for a reply after 00:00:47.0625313. Increase the timeout value passed to   
              the call to Request or increase the SendTimeout value on the Binding. The time allotted to this operation may have been a portion of a longer timeout.   
              ---> System.TimeoutException: The HTTP request to 'http://localhost:32843/SecurityTokenServiceApplication/securitytoken.svc/actas' has exceeded the   
              allotted timeout of 00:00:54.5930000. The time allotted to this operation may have been a portion of a longer timeout. ---> System.Net.WebException: The   
              operation has timed out     at System.Net.HttpWebRequest.GetResponse()     at   
              System.ServiceModel.Channels.HttpChannelFactory`1.HttpRequestChannel.HttpChannelRequest.WaitForReply(TimeSpan timeout...

MSOLAP プロバイダー

プロバイダーが MSOLAP プロバイダーであることを確認します。 SQL Server 2012 (11.x) および SQL Server 2014 (12.x) Power Pivot には MSOLAP.5 が必要です。

$excelApp=Get-SPExcelServiceApplication  
get-spexceldataprovider -ExcelServiceApplication $excelApp |select providerid,providertype,description | where {$_.providerid -like "msolap*" } | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

ProviderId ProviderType Description  
---------- ------------ -----------  
MSOLAP     Oledb        Microsoft OLE DB Provider for OLAP Services       
MSOLAP.3   Oledb        Microsoft OLE DB Provider for OLAP Services 9.0   
MSOLAP.4   Oledb        Microsoft OLE DB Provider for OLAP Services 10.0  
MSOLAP.5   Oledb        Microsoft OLE DB Provider for OLAP Services 11.0

ADOMD.Net クライアントライブラリ

get-wmiobject -class win32_product | Where-Object {$_.name -like "*ado*"} | select name, version, vendor | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

name                                                  version      vendor  
----                                                  -------      ------  
Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services ADOMD.NET 10.1.2531.0  Microsoft Corporation  
Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services ADOMD.NET 9.00.1399.06 Microsoft Corporation

正常性データの収集ルール

"Status" がオンラインであり、 "Enabled" が True であることを確認します。

get-spusagedefinition | select name, status, enabled, tablename, DaysToKeepDetailedData | where {$_.name -like "powerpivot*"} | format-table -property * -autosize | out-default

出力例

Name                         Status Enabled TableName                   DaysToKeepDetailedData  
----                         ------ ------- ---------                   ----------------------  
PowerPivot Connections       OnlineTrue AnalysisServicesConnections  14  
PowerPivot Load Data Usage   Online    True AnalysisServicesLoads                           14  
PowerPivot Query Usage       Online    True AnalysisServicesRequests                        14  
PowerPivot Unload Data Usage Online    True AnalysisServicesUnloads                         14

詳細については、「 Power Pivot Usage Data Collection」を参照してください。

ソリューション

他のコンポーネントがオンラインになっている場合は、ソリューションの確認をスキップできます。ただし、正常性ルールがない場合は、2 つのソリューションが存在していることを確認し、「2 つの Power Pivot ソリューションが オンライン で デプロイされていることを確認する」を示しました。

get-spsolution | select name, status, deployed, DeploymentState, DeployedServers | where {$_.Name -like "*powerpivot*"} | format-table -property * -autosize | out-default

SharePoint 2013 での出力例

Name                                 Status Deployed        DeploymentState DeployedServers  
----                                 ------ --------        --------------- ---------------  
powerpivotfarm14solution.wsp         Online     True         GlobalDeployed {UETESTA00}  
powerpivotfarmsolution.wsp           Online     True         GlobalDeployed {UETESTA00}  
powerpivotwebapplicationsolution.wsp Online     True WebApplicationDeployed {UETESTA00}

SharePoint 2010 での出力例

Name                 Status Deployed        DeploymentState DeployedServers   
----                 ------ --------        --------------- ---------------   
powerpivotfarm.wsp   Online     True         GlobalDeployed {uesql11spoint2}  
powerpivotwebapp.wsp Online     True WebApplicationDeployed {uesql11spoint2}

SharePoint ソリューションを配置する方法については、「ソリューションパッケージを展開する (SharePoint Server 2010)」を参照してください。

手動による検証手順

このセクションでは、PowerShell コマンドレットでは実行できない検証手順について説明します。

定期データ更新: ブックの更新スケジュールを構成します ( [さらに、できるだけ早く更新を行います]を設定)。詳細については、「データ更新のスケジュール」および「Windows 認証をサポートしないデータソース (Power Pivot for SharePoint)」の「データ更新の確認」セクションを参照してください。

その他のリソース

Windows PowerShell での Web サーバー (IIS) の管理コマンドレット

SharePoint でサービス、IIS サイト、アプリケーションプールの状態を確認する PowerShell

Windows PowerShell for SharePoint 2013 リファレンス

Windows PowerShell for SharePoint Foundation 2010 リファレンス

Windows PowerShell を使用して Excel Services を管理する (SharePoint Server 2010)

SQL Server セットアップログファイルの表示と読み取り

Get-Eventlog コマンドレットの使用

完全な PowerShell スクリプト

次のスクリプトには、上記の各セクションのコマンドがすべて含まれています。スクリプトでは、このトピックに示した順序でコマンドが実行されます。またスクリプトには、このトピックで説明したコマンドのバリエーションが含まれています。追加のフィルターが必要になった場合に、状況に応じて使用してください。バリエーションは、コメント文字 (#) によって無効になっています。このスクリプトには、SharePoint モードを検証するためのステートメントReporting Services含まれています。 Reporting Services ステートメントは、コメント文字 (#)で無効になっています。

# This script audits services related to PowerPivot for SharePoint  
$starttime=Get-Date  
write-host -foregroundcolor DarkGray StartTime $starttime   
  
Write-Host  "Import the SharePoint PowerShell snappin"  
Add-PSSnapin Microsoft.Sharepoint.Powershell -EA 0  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "Analysis Services Windows Service"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
get-service | select name, displayname, status | where {$_.Name -eq "msolap`$powerpivot"} | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "PowerPivotEngineService and PowerPivotSystemService"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
  
Get-PowerPivotSystemService | select typename, status, applications, farm | format-table -property * -autosize | out-default  
# If needed, you can run the following to compare job definitions specific to the service against the results of the timer job definition section  
#Get-PowerPivotSystemService | select -ExpandProperty jobdefinitions | select displayname, schedule, service | format-table -property * -autosize | out-default  
  
Get-PowerPivotEngineService | select typename, status, name, instances, farm | format-table -property * -autosize | out-default  
# If needed, you can run the following to compare job definitions specific to the service against the results of the timer job definition section  
#Get-PowerPivotEngineService | select -ExpandProperty jobdefinitions | select displayname, schedule, service | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
#Write-Host -ForegroundColor Green "Service Instances - optional if you want to associate services with the server"  
#Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
#Get-SPServiceInstance | select typename, status, server, service, instance | where {$_.TypeName -like "*powerpivot*" -or $_.TypeName -like "*excel*" -or $_.TypeName -like "*Analysis Services*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
#Get-PowerPivotEngineServiceInstance  | select typename, ASServername, status, server, service, instance  
#Get-PowerPivotSystemServiceInstance  | select typename, ASSServerName, status, server, service, instance  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "PowerPivot And Excel Service Applications"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-PowerPivotServiceApplication | select typename,name, status, unattendedaccount, applicationpool, farm, database   
Get-SPExcelServiceApplication | select typename,  DisplayName, status   
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "PowerPivot Service Application pool"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
# the following assumes there is only 1 PowerPivot Service Application, and returns that applicaitons pool name.  if you have more than one, use the 2nd version  
$poolname=[string](Get-PowerPivotServiceApplication | select -property applicationpool)  
$position=$poolname.lastindexof("=")  
$poolname=$poolname.substring($position+1)  
$poolname=$poolname.substring(0,$poolname.length-1)  
Get-SPServiceApplicationPool | select name, status, processaccountname, id | where {$_.Name -eq $poolname} | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "PowerPivot and Excel Service Application Proxy"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-SPServiceApplicationProxy |  select typename, status, unattendedaccount, displayname | where {$_.TypeName -like "*powerpivot*" -or $_.TypeName -like "*excel services*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
#Get-SPServiceApplicationProxy |  select typename, status, unattendedaccount, displayname | where {$_.TypeName -like "*powerpivot*" -or $_.TypeName -like "*Reporting Services*" -or $_.TypeName -like "*excel services*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "DATABASES"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-SPDatabase | select name, status, server, typename | where {$_.TypeName -eq "content database" -or $_.TypeName -like "*Gemini*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
#Get-SPDatabase | select name, status, server, typename | where {$_.TypeName -eq "content database" -or $_.TypeName -like "*Gemini*" -or $_.TypeName -like "*ReportingServices*"}   
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "features"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-SPFeature | select displayname, status, scope, farm| where {$_.displayName -like "*powerpivot*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
#Get-SPFeature | select displayname, status, scope, farm | where {$_.displayName -like "*powerpivot*" -or $_.displayName -like "*ReportServer*"}  | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "Timer Jobs (Job Definitions) -- list is the same as seen in the 'Review timer job definitions' section of the management dashboard"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-SPTimerJob | where {$_.service -like "*power*" -or $_.service -like "*mid*"} | select status, displayname, LastRunTime, service | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "health rules"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-SPHealthAnalysisRule | select name, enabled, summary | where {$_.summary -like "*power*"}  | format-table -property * -autosize | out-default  
  
$time=Get-Date  
write-host -foregroundcolor DarkGray StartTime $starttime   
write-host -foregroundcolor DarkGray EndTime $time  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "Windows Event Log data MSSQL$POWERPIVOT and "  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-EventLog "application" | Where-Object {$_.source -like "msolap`$powerpivot*"}  |select timegenerated, entrytype , source, message | format-table -property * -autosize | out-default  
#The following is the same command but with the Inforamtion events filtered out.  
#Get-EventLog "application" | Where-Object {$_.source -like "msolap`$powerpivot*" -and ($_.entrytype -match "error" -or $_.entrytype -match "critical" -or $_.entrytype -match "warning")}  |select timegenerated, entrytype , source, message | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "ULS Log data"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
Get-SPLogEvent -starttime(get-date).addhours(-48) | Where-Object {$_.Area -eq "powerpivot service" -and $_.level -eq "high"} | select timestamp, area, category, eventid,level, correlation, message| format-table -property * -autosize | out-default  
#the following example filters for the category 'data refresh'  
#Get-SPLogEvent -starttime(get-date).addhours(-48) | Where-Object {$_.category -eq "data refresh" -and $_.level -eq "high"} | select timestamp, area, category, eventid, level, correlation, message  
  
$time=Get-Date  
write-host -foregroundcolor DarkGray StartTime $starttime   
write-host -foregroundcolor DarkGray EndTime $time  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "MSOLAP data provider for Excel Servivces, service application"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
$excelApp=Get-SPExcelServiceApplication  
get-spexceldataprovider -ExcelServiceApplication $excelApp |select providerid,providertype,description | where {$_.providerid -like "msolap*" } | format-table -property * -autosize | out-default  
  
Write-Host -ForegroundColor Green "ADOMD.net client library"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
get-wmiobject -class win32_product | Where-Object {$_.name -like "*ado*"} | select name, version, vendor | format-table -property * -autosize | out-default  
  
#Write-Host ""  
Write-Host -ForegroundColor Green "Usage Data Rules"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
get-spusagedefinition | select name, status, enabled, tablename, DaysToKeepDetailedData | where {$_.name -like "powerpivot*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
  
Write-Host -ForegroundColor Green "Solutions"  
Write-Host -ForegroundColor Green ">>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>"  
get-spsolution | select name, status, deployed, DeploymentState, DeployedServers | where {$_.Name -like "*powerpivot*"} | format-table -property * -autosize | out-default  
  
$time=Get-Date  
write-host -foregroundcolor DarkGray StartTime $starttime   
write-host -foregroundcolor DarkGray EndTime $time

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