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プロンプトで独自のデータを使用する

カスタムプロンプトを使用すると、作成者はさまざまな種類のコンテンツ生成シナリオに対応する生成 AI モデルを使用できます。 これらのモデルは、トレーニング データに含まれる既定のナレッジを使用して回答します。 しかし、ビジネス特有のデータコンテキストを必要とする使用用途に対応するには、この知識だけでは不十分です。

この時点で、データ取得拡張生成 (RAG) により、モデルの知識を増強するために外部情報を提供できるようになります。 この拡張により、必要な回答が得られる可能性があります。

データとフィルターを追加する

作成者は、使用されたデータ オプションを使用して、1つの Dataverse テーブルを選択できます。 このテーブルのアクティブなビューのフィールドは、定義されたカスタム プロンプトと提供された入力に基づいて回答する際に、より多くの知識を得るために生成モデルによって使用されます。

プロンプト ビルダーで使用するデータとして Dataverse テーブルを選択する方法のスクリーンショット。

テーブルを展開し、フィルターされたフィールドと フィルター値を選択することで取得されたデータをフィルターできます。 値は自由形式のテキストまたはプロンプトの入力にすることができます。

プロンプト ビルダーで定義された入力または値のリストに基づいて、「営業案件」テーブルの「ステータス」をフィルター処理する方法のスクリーンショット。

プロンプトにデータの参照を挿入する

また、挿入 を選択してデータと リレーションシップをナビゲートすることで、プロンプトに複数のデータと関連テーブルのデータ参照を挿入し、自然言語で使用することもできます。

各データ参照は、生成モデルによって回答に使用されます。

プロンプトに「データ」または「入力」参照を直接挿入する方法のスクリーンショット。

シナリオの例

この機能によって可能になるシナリオの数は、あなたの創造力によってのみ制限されます。 次のリストはその一例です。

  • 次の列のみを使用して、Name という名前のアカウントの概要を作成します: Account.NameAccount.DescriptionAccount.Orders (Order).NameAccount.Orders (Order).Amount
  • EmailCategory.Description に基づいて Category.Name のマッチングのいずれかに分類します。
  • FAQ.Topic のデータと一致する Problem への返信を作成し、FAQ.Solution からインスピレーションを得ます。

制限

次のリストは、プロンプトで独自のデータを使用する場合の制限事項を示しています。

  • データ ソース は Dataverse テーブルに制限されます。

  • 仮想テーブルの使用はまだサポートされていません。

  • データ ソース として使用できるテーブルはひとつだけです。 ただし、このテーブルの複数の リレーションシップ からフィールドを参照することはできます。

  • 次のデータ型の属性のみが、フィルター属性 として、+ 挿入で使用できます: textnumberdate and timechoicecurrency、unique identifier

  • フィルター処理の値には英語 (米国) 形式のみがサポートされています。 たとえば、フィルター値 = 121.5 はサポートされていますが、121,5 はサポートされていません。 フィルター値= 2024-12-25 はサポートされていますが、25/12/2024 はサポートされていません。

  • データ ースとして追加されたテーブルの直接リレーションシップのみを使用できます。

    たとえば、Account.'Company Name (Contact)'.NameAccount.'Preferred User (User)'.'Last Name' は使用できますが、Account.'Company Name (Contact)'.'Connected To (Connection)'.'Connection Name' は使用できません。

  • 取得できるレコードの総数は 1,000 に制限されています。

トレーニング: 独自の Dataverse データを使用して AI Builder プロンプトを作成する (モジュール)