SharePoint Server 2019 でセルフサービス サイトの作成を構成する
適用対象:2013 2016 2019 Subscription Edition SharePoint in Microsoft 365
SharePoint のセルフサービス サイト作成エクスペリエンスでは、Web アプリケーションがローカル ファームまたはリモート ファームでホストされているかどうかに関係なく、別の Web アプリケーションで新しいサイトを作成できます。 これにより、SharePoint ファームの管理の柔軟性と制御が向上します。
SharePoint Server 2019 のセルフサービス サイト作成更新プログラムには、次のものが用意されています。
他の Web アプリケーションおよびリモート SharePoint ファームでホストされている Web アプリケーションでサイトを作成する機能。
既定では、SharePoint ホーム ページとチーム サイトでは、セルフサービス サイトの作成が有効になっている場合にのみモダン サイト テンプレートが使用されます。 ユーザーがクラシック サイトのみを作成する場合は、ユーザーがクラシック サイト テンプレートを使用するための (/_layouts/15/scsignup.aspx) ページを追加できます。
ファーム管理者が SharePoint ホーム ページから [サイトの作成] リンクを非表示にできるため、ユーザーは IT 組織を経由して新しいサイトを作成する必要があります。
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトでセルフサービス サイトの作成を構成する
SharePoint ファーム管理者は、サーバーの全体管理のローカル ファームまたはリモート ファーム上のさまざまな Web アプリケーションでのセルフサービス サイトの作成を制御します。 これは、サーバーの全体管理の [セルフサービス サイト作成管理] ページの [ユーザーがサイトの作成] コマンドを選択した場合に、作成: セクションで制御されます。
セルフサービス サイトの作成を構成するには
サーバーの全体管理を開き、[アプリケーション管理] で [ Web アプリケーションの管理] をクリックします。
[Web アプリケーションの管理] ページで、目的の Web アプリケーションをクリックし、バナーの [ セルフサービス サイトの作成 ] をクリックします。
[サイト作成管理の Self-Service] ページで、サイト コレクションまたはサイトでこの機能を構成できます。
同じ Web アプリケーション内にサイトを作成するには、[この Web アプリケーション] を選択します。
ローカル ファーム上の別の Web アプリケーションにサイトを作成するには、[ 次の Web アプリケーション ] を選択し、ドロップダウン フィールドから Web アプリケーションを選択します。 ターゲット Web アプリケーションでセルフサービス サイトの作成が有効になっていることを確認します。
注:
セルフサービス サイトの作成を有効にすると、サイトを作成するためのリンクが SharePoint ホーム ページに追加されます。
注:
リモート ファームでセルフサービス サイトの作成を構成する場合、両方のファームで SharePoint Server 2019 が実行されている必要があります。 リモート ファームが古いバージョンの SharePoint を実行している場合、リモート ファームでのセルフサービス サイトの作成はサポートされていません。
別の Web アプリケーションまたはリモート ファームにサイトを作成するには
SharePoint ホーム ページをホストしているローカル ファームで、代替アクセス マッピング (AAM) の [外部リソースへのマップ ] コントロールを使用して、サイトを作成する Web アプリケーションの URL を指定します。
SharePoint ホーム ページをホストするローカル ファームで、SharePoint ホーム ページをホストする Web アプリケーションの [セルフサービス サイト コレクション管理] ページで、[ 次の Web アプリケーション] を選択し、ドロップダウン フィールドからリモート Web アプリケーションを選択します。
リモート ファームで、AAM の [外部リソースへのマップ ] コントロールを使用して、SharePoint ホーム ページをホストする Web アプリケーションの URL を指定します。
リモート ファームで、サイトを作成する Web アプリケーションの [セルフサービス サイト コレクション管理] ページで、セルフサービス サイトの作成が有効になっていることを確認します。
注:
クロス Web アプリケーションのシナリオでは、両方の Web アプリケーションで AAM を作成して、フォームが正しい名前付きパスから読み取られるようにする必要があります。
SharePoint ホーム ページでのセルフサービス サイトの作成では、AAM ゾーンがサポートされています
SharePoint ホーム ページのセルフサービス サイト作成エクスペリエンスでは、既定以外の代替アクセス マッピング ゾーンがサポートされています。 これは、同じ Web アプリケーションで作成されたサイト、ローカル ファーム上の別の Web アプリケーションで作成されたサイト、およびリモート ファーム上の別の Web アプリケーションで作成されたサイトに適用されます。 リモート ファーム上の別の Web アプリケーションでサイトを作成する場合は、ローカル ファームとリモート ファームの両方の AAM で外部リソースが作成されていることを確認します。
SharePoint は、外部リソースを外部 Web アプリケーションとして扱います。 ローカル ファームの外部リソースには、リモート ファームの Web アプリケーションの URL とゾーンがすべて取り込まれます。 逆に、リモート ファームの外部リソースには、ローカル ファームの Web アプリケーションの URL とゾーンがすべて取り込まれます。 ローカル Web アプリケーションとリモート Web アプリケーションの各ゾーンが同期されていることを確認してください。
詳細については、「SharePoint Server の代替アクセス マッピングを計画する」および「SharePoint Server の代替アクセス マッピングを構成する」を参照してください。