SharePoint Server 2013 で Excel Services のデータ モデル設定を計画する
適用対象:2016 2019 Subscription Edition SharePoint in Microsoft 365
Excel Services で、Excel 2016 で作成されたデータ モデルを処理する目的で使用する、1 つまたは複数の SQL Server 2012 SP1 Analysis Services (SSAS) のインスタンスを指定できます。 この構成では、SQL Server 2012 Analysis Services は、Excel 2016 データ モデルを読み込み、クエリを実行し、更新して、ユーザーがブラウザーでこれらの種類のブックを操作できるように、Excel Services のバックエンド サービスを提供します。 SQL Server 2012 Analysis Services が SQL Server PowerPivot for SharePoint モードでインストールされている必要があります。
Excel Services では、Excel での 1 つのインポート操作で複数の表を選択したとき、データ モデルが自動的に作成されます。 インポートしたデータを複数の表に保存するブックを作成し、SharePoint Server 2013 でそのデータを操作する場合は、Excel Services で指定された SQL Server 2012 SP1 Analysis Services (SSAS) のインスタンスが必要です。
Analysis Services は、SharePoint Server 2013 ファームと同じネットワークとドメイン上にある必要があります。 SQL Server インストール メディアとツールを使用して、インストールと管理を行います。 Analysis Services をインストールした後、唯一の追加構成は、Analysis Services サーバー インスタンスを指す Excel Services アプリケーション設定を構成することです。
Excel Services 設定で Analysis Services の複数のインスタンスを指定できます。 これを行うとき、データ モデルは、負荷分散用にラウンドロビン方式でこれらのインスタンスにストリーミングされます。 Analysis Services のインスタンス上のリソース配分状況が過大、またはブラウザーでのデータ モデルの操作が遅くなった場合、処理能力を増加する目的で、Analysis Services のインスタンスを追加することを検討してください。
Analysis Services インスタンスは Excel Services アプリケーション設定の一部として指定されます。 Excel Services 向けに SQL Server 2012 SP1 Analysis Services (SSAS) を構成する情報については、「Excel Services のデータ モデルの設定を管理する (SharePoint Server 2013)」を参照してください。