Teams の会議やウェビナーでプレゼンテーションを行い、制御を要求できるユーザーを管理する
適用対象: 会議
ウェビナー
タウン ホール
管理者は、会議やウェビナーで発表できるユーザーを管理でき、参加者と外部参加者がプレゼンテーションの制御を要求できるかどうかも管理できます。
プレゼンテーションを行い、制御を要求できるユーザーを管理する
プレゼンテーションを行い、制御を要求できるユーザーを管理するには、次の手順に従います:
- Teams 管理センターで、[会議] を展開し、[会議ポリシー] を選択します。
- 編集するポリシーを選択するか、新しいポリシーを作成します。
- [コンテンツ共有] セクションに移動します。
- [発表できるユーザー]、 [参加者は制御を付与または要求できる]、 [外部の参加者は制御を付与または要求できる] について目的の値を選択します (次のセクションで説明します)。
- [保存] を選択します。
発表できるユーザーを管理する
[発表できるユーザー] を使用すると、開催者は会議またはウェビナーで発表者を選択できます。 詳細については、「Teams 会議の参加者設定の変更」 と 「Teams 会議での役割」を参照してください。
この設定は、ユーザーごとのポリシーであり、開催者が会議オプションに表示する [発表できるユーザー] 設定の既定値を選択できます。 [発表できるユーザー] のポリシー設定は、Meet Now (今すぐ会議) を含むすべての会議に影響します。
Teams で [発表できるユーザー] 設定の既定値を指定するには、[発表できるユーザー] ポリシーで次のいずれかの設定を選択します:
オプション | 動作 |
---|---|
開催者と共同開催者のみ | 会議中またはウェビナー中に発表できるのは、開催者と選ばれた共同開催者だけです。 他のすべての参加者は、出席者として会議またはウェビナーに参加します。 |
組織内のユーザーおよびゲスト | ゲストを含む組織内の認証済みユーザーは、発表者として会議やウェビナーに参加し、プレゼンテーションを行うことができます。 |
すべてのユーザー | これが既定の設定です。 会議やウェビナーに参加するすべてのユーザーが発表者として参加し、プレゼンテーションを行うことができます。 この設定は、 Teams 内の すべてのユーザー の設定に対応します。 |
既定値を設定した後も、開催者は Teams の会議オプションを使用してこの設定を変更し、会議やウェビナーで発表できるユーザーを選択できます。
参加者は制御を付与または要求できまる
この設定は、この割り当てられたポリシーを持つユーザーが共有デスクトップまたはウィンドウの制御を付与したり受けたりできるか、または制御を要求できるかどうかを管理するユーザーごとのポリシーです。 制御を付与するために、ユーザーは画面の上部にマウス ポインターを置くことができます。
Teams 管理センターでこの設定の [オン] と [オフ] を切り替えるか、または PowerShell でこのポリシーを管理できます。
この割り当てられたポリシーがユーザーに対して [オン] の場合、共有セッション中に上部のバーに [制御の付与] オプションが表示されます。
この割り当てられたポリシーがユーザーに対して [オフ] の場合、 [制御の付与] オプションは使用できません。
次の例を見てみましょう。
ユーザー | 会議ポリシー | 参加者に制御を渡す、または制御を要求する |
---|---|---|
Daniela | グローバル | オン |
Adele | Location1MeetingPolicy | オフ |
Daniela は、Adele が開催する会議やウェビナーの他の参加者に、共有デスクトップまたはウィンドウの制御を付与できます。 ただし、Adele は他の参加者に制御を付与できません。
注意
共有中に共有コンテンツの制御を付与したり制御を行ったりするには、どちらのユーザーも Teams デスクトップ クライアントを使用している必要があります。 いずれかのユーザーがブラウザーで Teams を使用している場合、制御はサポートされません。
PowerShell
PowerShell CsTeamsMeetingPolicy コマンドレット内の -AllowExternalParticipantGiveRequestControl
パラメーターを使用して、外部参加者が会議やウェビナーの間に制御を付与したり、受けたり、要求したりできるかどうかを管理します。
ユーザーが会議やウェビナーの間に制御を付与したり、受けたり、要求したりできるようにするには、次のスクリプトを使用します:
Set-CsTeamsMeetingPolicy -Identity <policy name> -AllowParticipantGiveRequestControl $True
ユーザーが会議やウェビナーの間に制御を付与したり、受けたり、要求したりできないようにするには、次のスクリプトを使用します:
Set-CsTeamsMeetingPolicy -Identity <policy name> -AllowParticipantGiveRequestControl $False
外部の参加者は、制御を付与または要求できる
この設定はユーザーごとのポリシーです。 このポリシーは、外部の参加者が、このポリシーを作成した会議やウェビナーの開催者に対して、共有者の画面の制御を付与したり、受けたり、要求したりできるかどうかを管理します。
Teams 管理センターでこの設定の [オン] と [オフ] を切り替えるか、または PowerShell でこのポリシーを管理できます。
[外部の参加者は制御を付与または要求できる] は、外部参加者が出席する会議やウェビナーで何を実行できるかを制御することはできません。 開催者が 会議オプション で [発表できるユーザー] および [ロビーを省略できるユーザー] を設定すると、外部参加者が会議やウェビナーで何を実行できるかが決定されます。
Teams 会議の外部参加者は、次のように分類できます。
- 匿名参加者
- ゲスト
- 外部アクセス ユーザー
外部アクセス ユーザーが他の外部参加者に制御を付与するには、自身と他組織の管理者の両方がこのポリシーを Onに設定する必要があります。
PowerShell
PowerShell CsTeamsMeetingPolicy コマンドレット内の -AllowExternalParticipantGiveRequestControl
パラメーターを使用して、外部参加者が会議やウェビナーの間に制御を付与したり、受けたり、要求したりできるかどうかを管理します。
外部の参加者が、このポリシーを作成した会議やウェビナーの開催者に対して、制御を付与したり、受けたり、要求したりできるようにするには、次のスクリプトを使用します:
Set-CsTeamsMeetingPolicy -Identity <policy name> -AllowExternalParticipantGiveRequestControl $True
外部の参加者が、このポリシーを作成した会議やウェビナーの開催者に対して、制御を付与したり、受けたり、要求したりできないようにするには、次のスクリプトを使用します:
Set-CsTeamsMeetingPolicy -Identity <policy name> -AllowExternalParticipantGiveRequestControl $False