Java と Eclipse を使用して初めての関数を作成する

[アーティクル]
06/01/2023

この記事では、Eclipse IDE と Apache Maven を使用して、サーバーレス関数プロジェクトを作成し、テストおよびデバッグして、Azure Functions にデプロイする方法を説明します。

Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に Azure 無料アカウントを作成してください。

開発環境を設定する

Java と Eclipse を使用して関数アプリを開発するには、以下のものがインストールされている必要があります。

Java Developer Kit、バージョン 8、11、17、または 21。 (Java 21 は現在、Linux でのみ、プレビューでサポートされています)
Apache Maven バージョン 3.0 以降。
Java と Maven をサポートする Eclipse。
Azure CLI

重要

このクイックスタートを行うには、JAVA_HOME 環境変数を JDK のインストール場所に設定する必要があります。

Azure Functions を実行およびデバッグするためのローカル環境を提供する、Azure Functions Core Tools、バージョン 2 もインストールすることを強くお勧めします。

Functions プロジェクトを作成する

Eclipse で、 [File](ファイル) メニューを選択し、 [New](新規作成) > [Maven Project](Maven プロジェクト) を選択します。
[New Maven Project](新しい Maven プロジェクト) ダイアログを既定値のままにして [Next](次へ) を選択します。
azure-functions-archetype を探して選択し、 [次へ] をクリックします。
resourceGroup、appName、appRegion を含むすべてのフィールドに値を入力し (fabrikam-function-20170920120101928 とは異なる appName を使用してください)、最後に [完了] をクリックします。

Maven は、artifactId という名前の新しいフォルダーに、プロジェクトファイルを作成します。プロジェクトで生成されるコードは、トリガーする HTTP 要求の本文をエコーする、HTTP によってトリガーされる単純な関数です。

IDE で関数をローカルで実行する

Note

関数をローカルで実行およびデバッグするには、Azure Functions Core Tools、バージョン 2 をインストールする必要があります。

生成されたプロジェクトを右クリックし、 [別のユーザーとして実行] と [Maven ビルド] を選択します。
[構成の編集] ダイアログで、 [目標] フィールドに「package」と入力し、 [実行] を選択します。関数コードがビルドされ、パッケージ化されます。
ビルドが完了したら、目標と名前に azure-functions:run を指定して前述のように別の実行構成を作成します。 [実行] を選択して IDE で関数を実行します。

関数のテストが完了したら、コンソールウィンドウのランタイムを終了します。アクティブにして同時にローカルで実行できる関数ホストは 1 つだけです。

Eclipse で関数をデバッグする

前の手順で設定した [別のユーザーとして実行] で、azure-functions:run を azure-functions:run -DenableDebug に変更し、更新された構成を実行してデバッグモードで関数アプリを起動します。

[実行] メニューを選択し、 [デバッグ構成] を開きます。 [Remote Java Application](リモート Java アプリケーション) を選択し、新しいアプリケーションを作成します。構成に名前を付けて、設定を入力します。ポートは、関数ホストによって開かれたデバッグポート (既定では 5005) と同じにする必要があります。設定が完了したら、[Debug] をクリックしてデバッグを開始します。

Debug functions in Eclipse

IDE を使用して、ブレークポイントを設定し、関数内のオブジェクトを検査します。完了したら、デバッガーと実行中の関数ホストを停止します。アクティブにして同時にローカルで実行できる関数ホストは 1 つだけです。

関数を Azure にデプロイする

Azure Functions へのデプロイプロセスでは、Azure CLI からアカウントの資格情報を使います。コンピューターのコマンドプロンプトを使用し続ける前に、Azure CLI でログインします。

az login

新しい別のユーザーとして実行構成で azure-functions:deployMaven 目標を使用して、新しい関数アプリにコードを展開します。

デプロイが完了すると、Azure Functions アプリへのアクセスに使うことができる URL が表示されます。

[INFO] Successfully deployed Function App with package.
[INFO] Deleting deployment package from Azure Storage...
[INFO] Successfully deleted deployment package fabrikam-function-20170920120101928.20170920143621915.zip
[INFO] Successfully deployed Function App at https://fabrikam-function-20170920120101928.azurewebsites.net
[INFO] ------------------------------------------------------------------------

次のステップ

Java 関数の開発の詳細については、Java 関数の開発者ガイドを参照してください。
azure-functions:add Maven ターゲットを使って、異なるトリガーの新しい関数をプロジェクトに追加します。

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