人気店に聞く、優れた Windows ストア アプリのレシピ

数多くの開発者から、Windows 8 のイノベーションを取り入れた、今までにないエクスペリエンスを持つすばらしいアプリが続々と誕生しています。Microsoft では、Allrecipes (英語) アプリと Allrecipes Video Cookbook (英語) アプリを生んだクリエーターのインタビューを敢行し、Windows 8 向けのエクスペリエンス開発について話を伺いました。

Windows 8 の独特なエクスペリエンスを Allrecipes がどのように活用しているか、詳しくご紹介しましょう。

ライブ タイルでユーザーの心をつかむ

Allrecipes のライブ タイルには、アプリをインストールした直後から、さまざまな料理の画像が表示され始めます。これらの画像はユーザーの注目を集めるのはもちろん、これ自体を夕食のヒントとして使うことができます。また、これらの画像の表示にアプリの起動は不要です。最新の情報と画像を提供できるライブ タイルは、アプリを起動しなくてもユーザーの心をつかむことができる強力な手段です。

1 つのテーマに集中し、そのテーマに特化する

すばらしいアプリの多くは、できること 1 つを徹底的に磨き上げています。Allrecipes アプリを起動すると、このアプリが特化している唯一のテーマ、つまりレシピがすぐに表示されます。ユーザーは、レイアウトに表示される画像からレシピのアイデアを得たり、手元にある食材でできるレシピを簡単に検索することができます。アカウントを作成してお気に入りのレシピを保存することも可能です。

Allrecipes はソーシャル ネットワークを志向せず、食器購入のサポートもありません。すべてのエクスペリエンスは、ユーザーの次の食事にぴったりのレシピを探すことを中心に構築されています。

コントラクトを使ってアプリの魅力を高める

Windows ストア アプリと Windows 8 エクスペリエンスをつなげる役割を担うコントラクト。Allrecipes が採用している検索と共有の 2 つのコントラクトについて、その活用方法をご紹介します。

検索コントラクトを使えば、アプリを使用中でないユーザーを、アプリに呼び込むことができます。たとえば、タイについての記事を読んでいるユーザーがパッタイの自作を思い付いたとします。他のプラットフォームの場合は、記事を表示しているアプリを終了してレシピのアプリを起動し、「パッタイ」を検索する必要がありますが、Allrecipes アプリは検索コントラクトに対応しているので、元のアプリを表示したまま、内側にスワイプして右側の検索チャームをタップし、「パッタイ」と入力して Allrecipes を選択すれば、検索結果が Allrecipes アプリに現れます。

アプリと Windows 8 エクスペリエンスのつながりを強めるもう 1 つの方法が共有コントラクトです。パッタイのレシピがうまく見つかって、友人に同じレシピを勧めたくなったとしましょう。この場合、レシピを表示した状態で内側にスワイプし、共有チャームをタップします。レシピの共有方法を選択できるので、People アプリを使ってレシピのリンクをソーシャル フィードに投稿するか、電子メールでリンクを友人に送信してください。いずれもわずか数回のタップで完了します。

あらゆる表示方法でクッキングをサポート

「没入型」は優れた Windows ストア アプリの条件です。没入型のアプリは、システムをうまく使ってユーザーをコンテンツに集中させ続けます。ユーザーが複数のアプリを同時に表示させたいときは、Windows 8 がサポートするスナップ ビューとページ横幅に合わせたビューが便利です。いずれのビューも、画面上にアプリが占める割合が変化します。Allrecipes はスナップ ビューへの対応も非常に適切です。たとえば、作成中のブログ エントリで画面の大部分が占められているような場合でも、レシピは読みやすく表示され、料理の手順を簡単に追うことができます。

Allrecipes は、全画面ビューに加えてスナップ ビューとページ横幅に合わせたビューをサポートして、アプリの表示方法をユーザーが自由に決められるようにしています。アプリの活用を積極的に促すことで、結果的にアプリの使用頻度が高くなり、アプリがお勧めされる可能性も高くなります。

皆さまのアプリをお待ちしております

Microsoft は、Windows 8 の機能を最大限に活用するためのツールとリソースを豊富に用意しています。ぜひ、Photoshop ベースの設計資産ライブラリをダウンロードし、技術やデザインに関するガイダンスを読み、事前定義済みのアニメーションをご覧ください。ゲーム、エンターテインメント、ニュース、生産性、スポーツ、ショッピング、旅行、教育の各カテゴリに対応した開発方法のヒントも豊富に用意されています。皆さまが生み出すアプリを楽しみにお待ちしております。