Xamarin 用 Azure ストレージ クライアント ライブラリの一般提供を開始
執筆者: Dinesh Murthy (Principal Program Manager, Azure Storage)
このポストは、10 月 24 日に投稿された Announcing Azure Storage Client Library GA for Xamarin の翻訳です。
このたび、Xamarin 用 Azure ストレージ クライアント ライブラリの一般提供が開始されました。Xamarin は最新のモバイル アプリ開発プラットフォームで、ネイティブなユーザー インターフェイスで共有 C# コードベースを使用して iOS や Android、Windows ストア向けのアプリを作成できます。マイクロソフトでは、Xamarin 用 Azure ストレージ クライアント ライブラリは、快適な開発エクスペリエンス、およびエンドツーエンドのモバイル ファースト、クラウド ファーストのエクスペリエンスを提供します。プレビュー版をお試しいただき貴重なフィードバックをお送りくださった皆様に感謝いたします。
Xamarin 用リリースのソースは .Net 用 Azure ストレージ クライアント ライブラリと同様に、Github (英語) で公開されています。インストール パッケージは NuGet (英語) (バージョン 7.2 またはそれ以降) または Azure SDK (バージョン 2.9.5 またはそれ以降) からダウンロード可能で、Web Platform Installer (英語) でインストールできます。今回の一般提供では、2015-12-11 (英語) 以前のバージョンの REST API で使用可能なすべての機能をサポートしています。
使用開始の手順は次のとおり非常に簡単です。
- Xamarin SDK とツール (英語)、必要に応じて言語独自のエミュレーター (Android KitKat エミュレーター (英語) など) をインストールします。
- Xamarin プロジェクトを新規作成し、Azure ストレージ バージョン 7.2 またはそれ以降の NuGet パッケージ (英語) をインストールして、Storage 用のコードを追加します。
- ソリューションをコンパイルしてビルドし、実行します。この手順はスマートフォンのエミュレーターとデバイスの実機のいずれでも可能です。同様に、Azure Storage サービスや Azure Storage のエミュレーターにも接続できます。
Xamarin 用クライアント ライブラリを使用して Azure Storage 機能を活用するアプリをビルドする方法については、開始ガイドや参考資料 (英語) を参照してください。
現時点でサポートされているのは共有アセット プロジェクト (Native Shared や Xamarin.Forms Shared など) と、Xamarin.iOS、Xamarin.Android の各プロジェクトです。このストレージ ライブラリでは Windows、Linux、MacOS で実行可能な .Net の標準ランタイム ライブラリを使用しています。.Net の標準ライブラリや .Net Core の詳細については、こちらのドキュメント (英語) を参照してください。Xamarin での .Net 標準のサポート状況については、こちらの記事 (英語) を参照してください。
私たちはこれまでと同様に、GitHub (英語) 開発ブランチで可視性と透明性の確保に努めていきます。現在は Azure Storage のサービスや Xamarin ライブラリの機能をさらにご活用いただくためのコード サンプルを Azure Storage のサンプル リポジトリに追加しています。既に Xamarin の画像アップローダー (英語) のサンプルが公開されていますので、参考としてご利用ください。特定のシナリオに関するサンプルをご希望される場合は、ぜひご連絡ください。また、開発者コミュニティへのご参加もお待ちしております。コミュニティの皆様からのご意見は、重要な資料として参考にさせていただきます。
Azure Storage で Xamarin をご活用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました
Dinesh Murthy、Michael Roberson、Michael Curd、Elham Rezvani、Peter Marino、Azure Storage チーム