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T3-302 デモプロジェクトを公開しました(Tech Days 2010ご来場誠に有難うございました!)

皆様、こんにちは!

無事に全日程を終了しましたTech Days 2010、皆様本当にありがとうございました。

私のセッションにも、多くの方に来て戴き大変感謝しております。

さて、session 内でもご案内した通り、デモプロジェクトの完成品を、まずは公開します。解説は、このブログ及び某Web上のITメディアと連携しつつ、進めたいと思いますので、よろしくお願いします。詳細は後ほど明らかにしたいと思います。

右クリックや印刷の機能、そして Excel(COM) 連携の機能等が含まれていますので、まずはこちらをダウンロードして戴き、中身を見て戴ければと思います。

開発環境は、Visual Studio 2010 Beta 2と、Silverlight 4 Beta、そして、WCF RIA Services Preview です。

後者2つは https://silverlight.net/getstarted/silverlight-4-beta/ からそのままインストールでOKです。

注意点ですが、まずは、ZIPファイルを解凍前に、下記の部分を必ず解除してください。

 zip

次に、Visual Studio 2010 Beta 2 を、必ず**管理者権限**で立ち上げて、このプロジェクトを開いてください。そうすると、仮想フォルダのインストール確認を求められますので、Yesを押してください。これで仮想フォルダが出来上がります。設定は下記の画面にある通りです。

vfcreate

続いて、IIS7の設定を行います。最初にカスタムアプリケーションプールの設定を行います。名前は適当につけて、.NET 4、統合、で作成してください。

appool

詳細設定はこんな感じです。IDをLocalSysytemにするのを忘れずに!

appool-dt

既に仮想ディレクトリにデプロイされているアプリケーションに、このアプリケーションプールを割り当てます。

appool-tgt

続いて、ソリューションのビルドを行います。そうすると、ビルドは通っても、実行時にIISのエラーがLocalhostから出てしまう場合があります。これはBetaのバグだと思われますが、Web.configの下記の箇所が二重に記述されてしまうことが稀にあるためです。その場合には、コメントアウトしてください。

<system.webServer>
  <validation validateIntegratedModeConfiguration="false" />
  <modules runAllManagedModulesForAllRequests="true">
    <add name="DomainServiceModule" preCondition="managedHandler" type="System.Web.Ria.Services.DomainServiceHttpModule, System.Web.Ria, Version=4.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31BF3856AD364E35" />
  </modules>

  <!--<validation validateIntegratedModeConfiguration="false" />--> </system.webServer>

ビルド後、Ctrl + F5で実行をすると、下記のようにSL画面が出るはずです。データグリッドでは右クリックを有効にしていますが、それ以外の箇所で右クリックをしてもSilverlightとインストールしか出ないことをご確認ください。このあたりは別のクラスを読み込んで実装されていますので、ぜひ中身をご参照ください。

SLweb 

右クリックメニューから”レポートを印刷する”を選びます。

SLweb2

そうすると、下記の画面が出て、XPSプリンタのみならず、オフィスのプリンタにも出せるので確認してみてください。

SLwebprint

また、”Excelにエクスポート”は、session の中でもご説明した通り、Trusted Modeでないと動かないため、インストールしてSLHOST.EXEの上で動かす必要があります。

SLDTxls

以上です。うまく動きましたでしょうか?構築手順の方は順次、このブログと某ITメディアを使って解説する予定ですので、お楽しみに!

鈴木 章太郎