.NET開発テクノロジー入門VS2010対応版出版記念セミナー - Silverlight 4 フォローアップ
皆様、こんにちは!
Blogの更新が随分間隔があいてしまい申し訳ありません。
今月・来月は、色々セミナーもありますので、積極的に更新していきますのでよろしくお願いします。
まずは、先週水曜日の表題のセミナー、多くの方にご参加戴きまして、誠に有難うございました。
その中で、私が担当したのは下記のセッションです。当日の資料やサンプルはこちらです。
まず最初に、予想通りといいますか、Silverlightが初めての方が多いということでしたので、概要をご紹介しました。
SilverlightがメディアとRIAに強いということとか、クロスブラウザー・クロスプラットフォームのこと、
高速な実行アーキテクチャの秘密を書いた記事もご紹介した上で、
UIとロジックの完全分離の話や、
多様な開発言語の選択肢について述べた後、
4で追加された重要な機能、特に業務アプリ開発向け機能としてのコントロールの追加や、データバインディングの強化、WCF RIA Services、そして Out of Browerの信頼されたアプリケーションについてご紹介していきました。
1.Silverlight Pivot Viewer について
これについては、どのようなものか、下記のサイトをご紹介しつつ、ご説明しました。
・Silverlight Pivot Viewer
https://www.microsoft.com/silverlight/pivotviewer/
・産経Photo
https://photouser.sankei.jp.msn.com/Top/Pivot
詳細な作り方は上記Pivot Viewerのページ内のリンクにあるのですが、今後日本語化ができればと思っており、現在調整中です。
2.INotifyDataErrorInfoについて
データバインディングの強化のご説明として、紹介しました。これは書籍と同じサンプルでこちらです。
こちらからダウンロードしてください。これを理解しておくと、MVVM等の理解に役立ちます。
3.Silverlight と Excel との連携について
信頼されたアプリケーションの箇所の、COMオートメーションのご紹介として、重要な部分です。
これも、書籍でご紹介した通り、Silverlight 4 Training Kit の中のOOBWindowsというソリューション(普通にインストールすると、C:\Silverlight4\Labs\OutOfBrowser\Source\Ex02\end に完成品のソリューションがあります)を使って、実装方法と、何をしているのかのご紹介をしました。ぜひご確認ください。
参考) Silverlight 4 Training Kit
4. RIA開発における課題その1と、そのソリューションとしてのWCF RIA Services について
今回はスクラッチでのデモを一つご紹介しました。この日の他のエバンジェリストのセッションが、順に、ASP.NET(MVC3) 、EF/LINQ、WCF、となっており、それらの技術がこのWCF RIA Services の前提となっていることをご紹介しました。使ったのは、こちらに入れたソリューションです。ご参考まで。
実行イメージはこんな感じです。
EFを利用してモデルを作るために利用したDBは、その後のスライドでもご紹介している、ソリューションサンプル ver.2 で使われているECサイトのDBです。
従って上記のサンプルを実行するには、このソリューションサンプル ver.2 (の少なくともDB)をまずはインストールする必要がありますので、ご注意ください。
こちらの ソリューションサンプル ver.2 、未だご利用になっていない方は、是非ご利用ください。WCF RIA Services のサンプル実装として実に優れたものですし、続編も公開を予定しています。
5. RIA開発における課題その2と、そのソリューションとしてのExpression Blend 4 / SketchFlow について
最後のトピックはExpression Blend 4 / SkecthFlow です。
今回ご紹介したのは、上記4.でご紹介したソリューションサンプル ver.2 をベースに、実際にプロトタイプをしてみた場合を想定したサンプルです(こちらは別途公開予定です)。これも同じくこちらに入れてあります。
本来はもう少し長くご説明したかったのですが、それは公開するときに譲りまして、まあ大体雰囲気は伝わったのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
その後の懇親会でも、このSketchFlowにつき大変関心が高いこと、反響の多さにびっくりしました。Blend については、チュートリアルのビデオも準備しており、もっとVisual Studioユーザーに向けて、使って貰えるように頑張りたいと思っています。
以上です。次回は、Blend 4 の例のシリーズwの更新と、その他HTML5関連等々について、連続的にPOSTしていきますので、よろしくお願いします!
鈴木 章太郎