“C#、XAML、Windows ランタイム向けの Prism を使った Windows ストア ビジネス アプリの開発”、 Windows 8.1対応版、リリース(ただし英語版)!
皆様、あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いします。
本日は、表題のドキュメント、Prism for Windows 8.1 対応版(英語版)のリリースのお知らせです。日本語版は・・・少々お待ちください。
このドキュメントは、昨年後5月にリリースされた、Windows 8 対応版の更新版に当たりますので、そちらに関しては下記のエントリを参照してください。
・ 日本語版 ”C#、XAML、Windows ランタイム向けの Prism を使った Windows ストア ビジネス アプリの開発”、公開!
・ PDF 版 “C#、XAML、Windows ランタイム向けの Prism を使った Windows ストア ビジネス アプリの開発”、本日配布開始!
このガイダンスでは下記をフィーチャーしています:
- pages、touch、navigation、settings、suspend/resume、search、tiles、及び、tile notifications の実装
- Model-View-ViewModel (MVVM) pattern の実装
- ユーザー入力の検証 validate user input
- manage application data の方法
- test your app and tune its performance の方法
Windows 8.1 version で更新された点
[ドキュメント]
- developer task topic :これを追加したことにより、個々の Windows ビジネス(LOB)ストアアプリの開発タスクを明示しました。バリデーション、ページ作成、ナビゲーション、データ連携と管理、タッチ、タイル、検索、パフォーマンス、テスト、配布、Splash Screen 拡張, インクリメンタルローディング、Model-View-ViewModel (MVVM)、疎結合コミュニケーション、そして、Prism ライブラリの利用です。
- AdventureWorks Shopper サンプル実装への logical architecture の追加: これにより、Windows ストアアプリの中でどの部分をコーディングすればよいのか(どこまで Prism ライブラリが提供しているのか)がわかるようになりました。
- Windows 8.1 版の PDFは今月末くらいにリリースされます(日本語版も確認中)。
- release notes を CodePlex に追加しました。これには、変更ログと、最新のニュースが含まれます。
AdventureWorks Shopper サンプル実装
- AutoRotatingGridView Grid コントロールを作成し、fluid ページレイアウトを生成。これによりユーザーによるページサイズや縦横の変更のリクエストに反応が可能。
- IncrementalUpdateBehavior Blend ビヘイビアの使用により、大規模なデータを扱う際のユーザーの体感パフォーマンス向上を提示。
- スタイル全体のリファイン。
- ポップアップに替えて、Flyout/MenuFlyout を使用。
- FlyoutViews を SettingsFlyout を使うように変更。
- Watermark に標準のコントロールを使用。
- Blend ビヘイビアを多用。
- SearchBox 及び 新しサーチ API を使用。
- 更新された Top アプリバー/Bottom アプリバーを使用し CommandBars と Action Button を配置。
- System.Net.Http.HttpClient に替えて、Windows.Web.Http.HttpClient を使用。
Prism for Windows Runtime
- VisualStateAwarePage → ページサイズと縦横の向きに反応するように更新。
- FlyoutService と FlyoutView → 削除
- SearchPaneService と SearchQueryArguments → 削除。これらに替えて、新しく SearchBox コントロールを使用。
- 拡張スプラッシュスクリーンのサポート
Quickstarts
- インクリメンタルローディング Quickstart を採用しました。これにより、ユーザーの体感パフォーマンス向上を提示できます。 特に大きな Gridコントロールで ContainerContentChanging イベントを使用したり、IncrementalUpdateBehavior Blend ビヘイビアを使うことにより、これまでのデータバインディングとの違いを示すことが可能です。
- 拡張スプラッシュスクリーン(Extended Splash Screen)Quickstart により、Prism ライブラリを使った拡張スプラッシュスクリーンの作り方を提示します。
どこで入手できるか?
- Documentation (ドキュメント):Windows デベロッパーセンター。
- PDF 版は今月末のリリースを予定(英語版、日本語は確認中)。
- AdventureWorks Shopper サンプル実装と Prism ライブラリのコード:Source code
- QuickStarts 関連コード: Source code
- NuGet からの取得:Visual Studio 2013 で、NuGet パッケージマネージャーを開き、オンラインタブで、Prism.StoreApps と Prism.PubSubEvents を追加。
なお、Windows 8 対応版の AdventureWorks Shopper サンプル実装と Prism ライブラリのコードはこちらです。: CodePlex
どこから始めるか?
- AdventureWorks サンプル実装の実行とレビュー コードをダウンロードしたら、 Getting started with Prism library を見つつ、ビルドして実行すると当時に、Visual Studio でソリューション構成を確認。
- Quickstarts のレビュー Quickstart samples は特定のタスクにフォーカスしています。たとえば、バリデーション、イベントアグリゲーション、MVVM アプリのブートストラップ、及び、拡張スプラッシュスクリーンのアプリへの追加、等々。
- アプリの作成 Using Prism for the Windows Runtime を使って、Prism ライブラリを使ったアプリを作成できます。
- Explore developer tasks Prism チームが、Windows ビジネスストアアプリ開発において必要とされる多くのタスクをどう実装したか、を理解できます。
- ドキュメントのレビュー 関連する documentation により、Windows ビジネスストアアプリ開発において、必要な主な決定事項と、開発において得られた学びについて、その概要を知ることができます。
- リリースノートのレビュー release notes で、最新の更新情報と、本リリースにおける変更ログの詳細が提供されています。
Windows ビジネスストアアプリの中で、どの部分をコーディングすればよいのか(どこまで Prism ライブラリが提供しているのか)
AdventureWorks logical architecture をドキュメントで提供しました。これにより、Windows ビジネスストアアプリの中で、どの部分をコーディングすればよいのか(どこまで Prism ライブラリが提供しているのか)がわかるようになりました。
コミュニティサイト
フィードバック等はこちらにお願いします。 patterns & practices: Prism for the Windows Runtime
早速ダウンロードして戴き、上記変更部分だけでも眺めて見てはいかがでしょうか?
日本語版、PDF版、および、Prism for Windows Runtime (8.1版)に関する詳細解説等は、追って追加します。
それではまた!
鈴木章太郎