Direct Access 環境の作成手順書
ただいま Direct Access のテンポラリの検証環境を作成しております。
Direct Access をご存知ない方のために簡単に説明すると、Windows Server 2008 R2 と、Windows 7 の組み合わせで使用できるリモートアクセスの機能です。
今までの RAS の仕組みとなにが違うかというと、通信を IPv6 で行い IPSec トンネリングを使用して通信を行うため VPN を使用する必要がありません。
あと、ダイレクトに目的のネットワークにログイン処理を行うので、インターネット越しにアクセスしてきたクライアントに対し、グループポリシーなども適用することが可能です。
なお、Direst Access の詳細については、以下のページをご参照いただければと思います。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/dd572177.aspx (Web キャスト)
さて、この Direct Access、関連のオンラインドキュメントを参考に環境を作成し始めたのですが、途中で Step By Step Guide と呼ばれる、検証環境の作成手順書があることを知りました。
途中まで作成してしまった環境をどうしようか、と迷ったのですが、とりあえず イチから Step By Step Guide で環境を作成しなおすみことにしました。
現在、作業の半ばまで来ていますが、やはり、最初から環境を作り直して正解だったと痛感しております。
やはり、Direct Access は複数の技術の集合だけあって、設定箇所も多く、手順もかなり複雑です。
とくに、証明書の設定箇所が多く、じっくり考えながら手順を追わないと理屈が理解できません。(※当然のことながら、手順を理解しながら行わないと、途中でエラーが発生した際に修正できません)
そんなわけで、これから Direct Access の環境を作成するという方は、とりあえず一度、以下の Step By Step Guide を使用して検証環境を作成することをお勧めするしだいです。
『Step By Step Guide: Demonstrate DirectAccess in a Test Lab』
https://www.microsoft.com/DOWNLOADS/details.aspx?familyid=8D47ED5F-D217-4D84-B698-F39360D82FAC&displaylang=en
<備考>
『DirectAccess Technical Overview for Windows 7 and Windows Server 2008 R2』
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd637827(WS.10).aspx