Lync 2013 の連絡先リストの機能強化

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01/31/2013

原文の記事の投稿日: 2012 年 12 月 28 日 (金曜日)

連絡先リストは、Lync で特によく使用される機能の 1 つです。毎回のリリースで、そのユーザーエクスペリエンスを改善し、ユーザーのニーズを満たすように最適化することが目標とされています。ここでは、Lync 2013 の連絡先リストに施された最も顕著な機能強化について説明し、これらの変更が加えられた理由も示します。

お気に入り

Lync 2013 で最初に目につく変化は、新しいグループ [お気に入り] です。Lync 2010 のユーザーは、[よくやり取りする連絡先] はどうなったのかと疑問に思われるかもしれません。[よくやり取りする連絡先] グループは [お気に入り] に名前が変更されました。[お気に入り] グループの機能は、Lync 2010 の [よくやり取りする連絡先] とまったく同じです。グループに手動で追加した連絡先はグループの上部に表示され、自動提案される連絡先は下部に表示されます。ユーザーが追加した連絡先と自動提案される連絡先の間には、下図に示すように境界線が表示されます。

[よくやり取りする連絡先] グループの名前が変更された主な理由は、Lync のお気に入りの連絡先 (以前は [よくやり取りする連絡先] グループに固定した連絡先と呼ばれていました) を Outlook のお気に入りの連絡先と合わせることにあります。Exchange 2013 メールボックスを使用しており、サーバーで Exchange Web Services (EWS) が有効になっており、さらに Lync サーバーで連絡先設定の統合が有効になっている場合は、Lync と Outlook のお気に入りの連絡先が同期され、その連絡先に両方のクライアントでアクセスできるようになります。よくやり取りする連絡先の自動提案は Lync だけの機能であるため、グループに明示的に追加した連絡先のみを表示する場合、グループの名前は [お気に入り] の方が適しているとチームは考えました。Outlook の [お気に入り] は、[連絡先] モジュールラベルにマウスカーソルを重ねると表示される連絡先プレビューにあります。Lync と Outlook の間で [お気に入り] の同期状態を維持しておくと、友人や知人にすぐにアクセスして会話を開始することができます。

クイック Lync メニュー

会話を開始するための操作モデルが Lync 2010 からかなり変更されています。連絡先の種類によっては、検索結果または連絡先リストの連絡先をダブルクリックすることでもインスタントメッセージまたは通話が開きます。ただし、既定以外のモダリティまたは連絡先に関する詳細情報を探している場合は、クイック Lync メニューを試してください。クイック Lync メニューは、検索結果、連絡先リスト、会話環境、およびボイスメールの写真またはプレゼンスアイコンにカーソルを合わせると開きます。

クイック Lync メニューの主な利点は、状況に応じたアイテムがメニューに表示される点です。たとえば、連絡先リストの連絡先のクイック Lync メニューには、IM、音声通話、ビデオ通話を開始したり連絡先カードを開いたりするためのエントリポイントがあります。一方、電話環境のボイスメールから開いたクイック Lync メニューには、ボイスメールを再生したり折り返し電話したりカードを開いたりするためのエントリポイントがあります。クイック Lync メニューは、最もよく使用するアクションにすぐにアクセスできるように設計されています。

[新規] ピボット

Lync 2010 の起動時には、他のユーザーの連絡先リストに追加されたことを示すメッセージが表示されていました。複数のユーザーの連絡先リストに追加されると多数のメッセージが表示されるため、それを煩わしく思う人が多くいました。Lync の起動時のエクスペリエンスを向上させるために、このメッセージが削除され、連絡先リストの [新規] ピボットに置き換えられました。他のユーザーの連絡先リストに追加されると、下のスクリーンショットに示すように、連絡先リストボタンに通知が表示されます。

連絡先ボタンをクリックすると、連絡先リストの [新規] ピボットにビューが切り替わり、自分を連絡先リストに追加した連絡先が表示されます。