Forefront 製品のサポート終了に伴う FPSP のアンインストール方法について
こんにちは。Exchange/Forefront サポート チームの伯谷です。
これまで本 Blog でもご紹介してきた Forefront 製品ですが、サポート終了まで残り 3 ヶ月となりました。
サポート終了に伴い、私たちサポート チームでお受けする Forefront 製品に関するお問い合わせも、これまでに比べてアンインストールに関する質問の割合が増えてきています。サポート終了にむけ、本 Blog でも Forefront 製品のアンインストール手順をご紹介したいと思います。
まず、第一弾として、Microsoft Forefront Protection 2010 for SharePoint のアンインストール手順をご紹介します。
- 手順
1. Microsoft Forefront Protection 2010 for SharePoint (以下 FPSP) をアンインストールする対象のサーバーにログオンし、以下の 2 つのサービスを停止します。
Microsoft Forefront Server Protection コントローラー
World Wide Web Publishing Service
2. コマンド プロンプトにて、FPSP のインストール ディレクトリに移動します。
cd "C:\Program Files\Microsoft Forefront Protection for SharePoint"
3. 以下のコマンドを実行し、FPSP に関するサービスのの状態を確認します。
FSCUtility /status
実行後 FSCController および W3Svc が [停止] になっていることを確認します。
4. 以下のコマンドを実行し、FPSP の依存関係を無効にします。
FSCUtility /disable
実行後、"状態: Microsoft Forefront Server Security は統合されてません" の応答を確認します。
5. コントロール パネルより、[プログラムのアンインストール] にて [Microsoft Forefront Security for SharePoint] を [アンインストール] します。
6. アンインストール後にはサーバー再起動が必要です。再起動後に、World Wide Web Publishing Service が正常に開始されていることを確認します。
なお、アンインストール後もインストール フォルダ配下にダウンロードしたエンジン ファイルの他、検疫されたインシデントの情報を格納しているデータベースを含む Data フォルダは残存します。
必要に応じてサーバーに残存するデータベースなどの情報を手動で削除してください。
Forefront 製品は、2015 年 12 月 31 日を以てサポートを終了します。移行準備開始のお願いについては、以下の Blog にも紹介しておりますのでご参照ください。
Title: Forefront Protection 2010 for Exchange Server をご利用中のお客様へ移行準備開始のお願い
Forefront 製品のその他の Blog 記事
Title: Forefront Protection 2010 for Exchange Server (FPE) のライセンスの使用期限の延長について
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Title: FPE がインストールされている Exchange サーバーのメモリ不足や CPU 高負荷の問題
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