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Exchange 2016 での送信コネクタ設定時の注意

Exchange 2016 で送信コネクタの名前に日本語 (正確には ASCII 文字以外) を利用し、FrontendProxyEnabled (Exchange管理センターでは [クライアント アクセス サーバー経由のプロキシ]) が有効 (既定では無効) になっている場合、このコネクタを利用する送信が失敗する問題が確認されております 。
※ この問題は Exchange 2016 でのみで発生し、Exchange 2013 では発生しません。

例: 現象が発生する送信コネクタの設定例


この現象発生時には以下のように Queue の LastError にて Frontend サーバーが “401 4.5.4 Invalid arguments - possible version mismatch” を応答していることが特徴となります。


PS:>Get-Queue 4 | fl LastError

LastError : [{LED=451 4.4.396 Frontend host responded with error. -> 401 4.5.4 Invalid arguments - possible version mismatch};{MSG=};{FQDN=E2016-1-A.a1.local};{IP=192.168.1.6};{LRT=10/25/2017 11:03:02 AM}]


この問題については既に弊社にて把握しており修正については検討中となっておりますが、回避策は上記の現象発生条件のいずれかに該当しないようにすることとなります。つまり、送信コネクタの名前を ASCII 文字のみに変更する、または FrontendProxyEnabled を無効化することで回避できます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、新規に Exchange 2016 環境で FrontendProxyEnabled を有効にした送信コネクタを作成する場合にはコネクタの名前にご注意くださいますようお願いいたします。