Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 5 をリリース
(この記事は 2014 年 5 月 27 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 Released: Exchange Server 2013 Cumulative Update 5 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
Exchange 製品チームは、四半期ごとに提供している Exchange Server 2013 の更新プログラムの最新版をリリースしたことを発表しました。Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 5、および UM 言語パックの更新版は、現在 Microsoft ダウンロード センターで入手可能です。累積更新プログラム 5 は Exchange Server 2013 のサービス継続に伴いリリースされるもので、Exchange Server 2013 Service Pack 1 をベースとして構築されています。このリリースには、お客様からご報告いただいた問題についての修正、製品の小規模な機能強化、およびこれまでにリリースされたセキュリティ情報についての修正が含まれています。お客様からのご報告を受けて Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 5 で解決された問題のリストは、サポート技術情報記事 KB2936880 (英語) でご覧いただけます。以前のバージョンの Exchange Server 2013 のいずれかを実行しているお客様は、今すぐにでも累積更新プログラム 5 への直接移行が可能です。Exchange Server 2013 を初めて展開するお客様は、以前のバージョンではなく、累積更新プログラム 5 を使用して展開を開始することができます。
注意: このブログ記事が投稿された時点では、このサポート技術情報の記事に掲載されたリンク先の一部がご覧いただけない可能性があります。リリース ノートなど、Exchange Server 2013 に関するドキュメントの更新版は、近日中に TechNet で公開する予定です。
累積更新プログラム 5 については、特に次の 2 点にご注目ください。
- お客様からのフィードバックにお応えして、分散環境での OAB の管理機能を強化しました。この詳細については、Exchange チーム ブログの Ross Smith IV による記事 (英語) をお読みください。複数の OAB 生成メールボックスを展開しているお客様は、この記事をお読みになり、不要な OAB のダウンロードを回避することをおすすめします。
- 累積更新プログラム 5 には、可用性管理プローブの構成機能が含まれています。このため一部の環境では、Microsoft Exchange 共有キャッシュ サービスが頻繁に再起動されます。このサービスは今後のパフォーマンス強化に備えて追加されるもので、累積更新プログラム 5 では使用されていません。詳細については、KB2971467 (英語) を参照してください。
最新情報や製品に関する発表については、TechNet の「Exchange Server 2013 の新機能」の記事、リリース ノート、および製品ドキュメントをご覧ください。
累積更新プログラム 5 には、Active Directory のスキーマおよび構成について、Exchange に関連する更新が含まれています。Active Directory のスキーマ拡張と構成の詳細については、TechNet で該当するドキュメントを参照してください。また、インストールに関する問題を回避するため、アップグレードまたはインストール対象のサーバー上で Windows PowerShell スクリプトの実行ポリシーを "Unrestricted" に設定してください。ポリシー設定を確認するには、アップグレード対象のコンピューターで PowerShell から Get-ExecutionPolicy コマンドレットを実行します。ポリシーが Unrestricted に設定されていない場合は、KB981474 (機械翻訳) に記載されている回避策に従って設定を行ってください。
要確認: ハイブリッド展開 (オンプレミスとクラウドの両方で Exchange を展開) のお客様、および Exchange Online Archiving をオンプレミスの Exchange 展開でご利用のお客様は、累積更新プログラム適用に伴い、通貨設定を維持する必要があります。
Exchange 製品チーム