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Exchange Online における文字コード ISO-2022-JP-2 のメッセージの受信について

Exchange Online にて外部サーバーから文字コード ISO-2022-JP-2 でエンコードされたメッセージを受信した際は、Exchange Online 上のユーザーへはメールは配信されず、送信者へと配信不能通知 (NDR) が生成されます。これは、文字コード ISO-2022-JP-2 が Exchange Online にてサポートされていないためです。

配信不能通知では以下のようなエラー メッセージが含まれます。

550 5.6.0 CAT.InvalidContent.ExceptionInvalidCharsetException, Character set name (ISO-2022-JP-2) is invalid or not installed.

Exchange Server 2010 や Exchange Server 2013 など、オンプレミス サーバー製品でも、この文字コード ISO-2022-JP-2 はサポートされていませんでしたが、Exchange Online においても同製品をベースとしており、ISO-2022-JP-2 をサポートしていません。なお、残念ながら、現在のところ本動作が変更される予定はありません。

そのため、メッセージを送信するユーザーが使用するメール クライアント (メーラー) 等にて、ISO-2022-JP-2 以外を送信用の文字コードとして指定いただけますようお願いいたします。
 

送信ユーザーによる送信用の文字コードの設定方法

メール クライアントによって設定方法は異なりますが、一般的な設定項目の名称として以下が考えられます。

送信するメッセージに対する設定、もしくはメール クライアントの既定の設定にて以下のような設定項目を探します。

  • [エンコード]
  • [言語]
  • [文字コード]
  • [変換方式]
  • [文字設定]

ここで、複数の文字コードのオプションが表示されることが想定されますので、ISO-2022-JP-2 以外の日本語文字コードを指定ください。例として、ISO-2022-JP (JIS コード) など、より一般的な文字コードを指定します。