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ハイブリッド環境で Exchange 2016 をご利用のお客様に向けた最新のファイル添付機能

(この記事は 2015 年 11 月 4 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Modern Attachments for Exchange 2016 Hybrid Customers の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

Office 365 ユーザーが OWA および Outlook 2016 クライアントから直接 OneDrive for Business のファイルを添付できる新しいオプションの提供が開始されました。この機能では、OneDrive アカウントに保存されているドキュメントへのリンクを挿入し適切なアクセス許可を付与して送信することができるため、従来のように複数のユーザーに添付ファイルを送信した後、すべてのコメントや変更をまとめて反映するという面倒な作業が不要になります。最新のファイル添付機能では、送信者が OneDrive へのリンクとしてドキュメントを送信すると、受信者全員が 1 つの格納場所でそのファイルを編集することができます。

Office 365 のメールボックスと OneDrive for Business アカウントを所有しているユーザーなら、この機能をすぐにご利用いただけます。

しかし、一部のメールボックスがオンプレミスの Exchange 2016 環境に存在するハイブリッド構成の場合はどうなるでしょうか。たとえば、オンプレミスのメールボックスを使用していて Office 365 で OneDrive for Business アカウントを所有しているユーザーが、最新のファイル添付機能を使用して、OneDrive for Business に保存されているドキュメントを複数の相手と共有するとしましょう。この場合、受信者の場所がオンラインなのかオンプレミスなのか不明でも、問題なくこの機能を使用できます。

この機能が有効化される前に以下の画面が表示されます。OneDrive for Business とオンプレミスの Exchange 2016 でのドキュメント共同編集の構成 (英語) のページの手順に従って機能を有効化してください。

機能が有効化されるとファイル添付機能の動作が変わり、通常のファイル添付ウィンドウではなく、OneDrive for Business の統合エクスペリエンスが表示されます。

OWA からこの新しいエクスペリエンスを利用するには、[New] をクリックしてメッセージを新規作成します。

次に [Attach] オプションをクリックします。

OneDrive for Business の既定の画面が表示されますが、ここからローカル ファイルにもアクセスできます。

次に、[Share with OneDrive] を指定するか、従来のように添付ファイルとして送信するかを選択します。

まとめ

今回の更新により、すぐにクラウドにメールボックスを移行する予定のないお客様でも、オンプレミスの Exchange ユーザーに OneDrive for Business と連携するメリットがもたらされます。この機能を通じてクラウド サービスがもたらす価値をご活用いただきつつ、お客様自身のペースでクラウドへの移行を進めていただきたいと思います。

関連リンク

  1. OneDrive for Business の同期クライアントの発表
  2. ハイブリッド環境の OneDrive for Business – 概要 (英語)
  3. Exchange のハイブリッド構成ウィザードに関するブログ記事

Timothy Heeney

サポート担当プログラム マネージャー

※ 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。