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Exchange のリリース情報: 2014 年 12 月

(この記事は 2014 年 12 月 9 日に Office Blogs に投稿された記事 Exchange releases: December 2014 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

編集メモ : Exchange Server 2010 SP3 の更新プログラムのロールアップ 8 に関して、重要な最新情報を記事の最後に追加しました。

今回、Exchange チームは複数のリリースを発表しました。Exchange Server 2013、2010、2007 の更新プログラムが含まれます。現在、Microsoft ダウンロード センターから以下のパッケージが入手可能です。

Ÿ  Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 7

Ÿ  Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 7 の UM 言語パック

Ÿ  Exchange Server 2010 SP3 の更新プログラムのロールアップ 8

Ÿ  Exchange Server 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 15

上記のリリースは、対応する各製品で利用できる最新の修正プログラムで、お客様からご報告いただいた問題の修正と、小規模な機能強化が含まれています。それぞれの製品バージョンの累積更新プログラムと更新プログラムのロールアップには、先日導入されたロシアのタイム ゾーンに関する重要な更新と、MS14-075 で特定されたセキュリティの問題に対する修正が含まれます。さらに今回、MS14-075 について Exchange Server 2013 Service Pack 1 のセキュリティ更新プログラムExchange Server 2013 の累積更新プログラム 6 のセキュリティ更新プログラムもリリースされました。

Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 7 には、Exchange Server 2013 への移行をより簡単にするための更新が含まれます。内容は以下のとおりです。

Ÿ  Exchange Server 2013 での 250,000 のパブリック フォルダーを含むパブリック フォルダー階層のサポート

Ÿ  大規模な Exchange Server 2013 環境における OAB の配布 (英語) のサポート強化

複数の異なるバージョンの Exchange が共存する環境でパブリック フォルダーを展開しているお客様は、Brian Day のブログ記事で詳細をご確認ください。

累積更新プログラム 7 には、バックアップに関する小規模な機能強化が含まれます。Exchange データベースをバックアップしているお客様には、早急に累積更新プログラム 7 にアップグレードし、その後、再度完全なバックアップを実行していただくようお勧めします。今回の機能強化により、以前のバックアップからデータベースを復元する際に発生するおそれのあった問題が解消されます。

Exchange 2013 に関する最新の情報および発表内容については、TechNet の「Exchange 2013 の新機能」の記事、リリース ノートExchange 2013 の製品ドキュメントをご覧ください。

累積更新プログラム 7 には、Active Directory のスキーマおよび構成について、Exchange に関連する更新が含まれています。Active Directory のスキーマ拡張と構成の詳細については、Exchange 2013 製品ドキュメントの「Active Directory とドメインを準備する」を参照してください。

要確認: ハイブリッド展開 (オンプレミスとクラウドの両方で Exchange を展開) のお客様、および Exchange Online Archiving (EOA) をオンプレミスの Exchange 展開でご利用のお客様は、最新の累積更新プログラムを展開する必要があります。

最新情報 (2014 年 12 月 12 日)

Exchange Server 2010 SP3 の更新プログラムのロールアップ 8 の初回リリースで発見された不具合が解決され、Microsoft ダウンロード センターにて提供を再開しました。Exchange から Outlook への接続に影響する問題が発生していましたが、更新後の RU8 パッケージでは修正されています。この問題は MAPI RPC レイヤーのみに存在したため、問題を切り分けて更新版の RU8 パッケージを迅速に提供することができました。更新版 RU8 パッケージのバージョン番号は 14.03.0224.002 です。ダウンロードしたパッケージが更新版であるかどうかを確認する必要がある場合にご参照ください。Exchange Server 2013 および 2007 の更新プログラムはこの不具合の影響を受けなかったため、更新はありません。

最新情報 (2014 年 12 月 10 日)

Exchange Server 2010 SP3 の更新プログラムのロールアップ 8 (RU8) で問題が検出されました。この更新プログラムは既に配信が停止されており、新しい RU8 がリリースされるまでダウンロード センターから入手することはできません。お客様には、新しいバージョンの RU8 が公開されるまで、この更新プログラムを展開なさらないようお願いいたします。既に展開を開始している場合には、ロールバックを行ってください。

こ の問題は Exchange に接続する Outlook の機能に影響するため、マイクロソフトでは RU8 を撤回し、問題を解決するべく対応を進めています。原因の特定、修正、検証が済みしだい、更新されたパッケージを提供する予定です。RU8 に関する最新情報については、今後もこのブログ記事でご案内します。

これは Exchange Server 2010 SP3 RU8 の更新プログラムにのみ見られる問題です。その他の更新プログラムは問題なくご利用いただけますので、引き続きパッケージの展開をお勧めします。

Exchange チーム