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トランスポート ルールで日本語の免責事項を追加する場合の注意点

今回は [リッチ テキスト] 形式のメールに対してトランスポート ルールで日本語 (ダブルバイト文字) の免責事項を追加した場合に文字化けが発生する問題の対処策についてご紹介いたします。
本内容は現行の Exchange Server (Exchange 2010 / Exchange 2013 / Exchange 2016 や Exchange Online) のいずれでも同様となります。

Exchange Server ではトランスポート ルールを使用して条件に合致するメールに免責事項を追加する機能が提供されています。
以下の TechNet にも記載されている通り、免責事項に追加するテキストは HTML やインラインの CSS スタイルを使用して書式を構成することもできます。

Title: 組織全体の免責事項、署名、フッター、またはヘッダー
URL: https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn600437(v=exchg.150).aspx

ここでトランスポート ルールを使用して免責事項として以下を追加するように構成した場合を考えます。
 

*******************************************************************************</br>この電子メールおよびメールと共に送信されるすべてのファイルは機密情報です。</br>これらは宛先に指定された個人または組織のみが使用できます。</br>この電子メールを誤って受け取った場合、システム マネージャーにお知らせください。</br>*******************************************************************************

 
上記の免責事項を [テキスト] 形式のメールや [HTML] 形式のメールに対して追加する場合は問題ございませんが、[リッチ テキスト] 形式のメールに対して追加する場合には免責事項の日本語部分が文字化けして表示されてしまいます。

この問題は以下のように HTML の font タグで face 属性を明示的に指定することで、[テキスト] / [HTML] / [リッチ テキスト] のいずれの形式のメールでも日本語の免責事項を文字化けしないで追加することができます。
 

<font face="MS 明朝">*******************************************************************************</br>この電子メールおよびメールと共に送信されるすべてのファイルは機密情報です。</br>これらは宛先に指定された個人または組織のみが使用できます。</br>この電子メールを誤って受け取った場合、システム マネージャーにお知らせください。</br>*******************************************************************************</font>

 
なお、face 属性に指定するフォント名はご利用の環境に合わせて適宜変更していただけますようお願いいたします。
 
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。