Dynamics CRM : 2012 年 12 月 サービスアップデート 新フォームの紹介 その 2 - レコードの自動保存機能
みなさん、こんにちは。
今回は先日 US の CRM チームが公開しているブログ記事を紹介します。
元記事 : Auto Save for Updated User Experience Forms in December 2012 Service Update
2012 年 12 月 サービスアップデート の主な目的の一つは簡素且つ近代的なユーザーエクスペリアンスを提供することにあります。その一環として 2012 年 12 月 サービスアップデート の新しいフォームにはレコードの自動保存機能が追加されました。このブログではこのレコードの自動保存機能について説明します。
目次:
自動保存の状態を確認できる場所:
取引先企業、 取引先担当者、 潜在顧客、 営業案件、 サポート案件の新しいフォームの画面右下に自動保存の状態が表示されます。 該当箇所は以下のスクリーンショットから確認できます。
自動保存のステータス:
以下は自動保存ステータスの一覧です。なお、こちらは英語環境での出力となります。
自動保存処理の内容:
- フォームのフィールドを初めて更新してから30秒間隔でレコードが保存されます。
- 自動保存処理は過去30秒間に発生したフィールド更新を保存します。
- 編集中のフィールドは自動保存されません。
- 自動保存処理はサーバーから最新の情報を取得し、フォームをリロードせずに最新のデータをフォーム上に表示します。
-- 別のユーザーが更新したフィールドも対象となります。
-- 編集中のフィールドは対象外となります。
開発者への影響:
自動保存処理はサーバーに対して update を実行しているので、自動保存処理は以下の処理もキックします。
- プラグイン
- ワークフロー
- レコードの監査
いつ自動保存処理が行われるか:
自動保存処理は以下のタイミングで発生します。
- フォームのフィールドを初めて更新してから30秒が経過した際
- フォームをクローズした際
- 一部のコマンドバーボタンを押した際(「新規」、「見込みありと評価」等)
自動保存が行われないケースについて:
以下のケースでは自動保存処理は実行されません。
- Create フォームから新規レコードを作成する際には自動保存処理は実行されません。新規レコードを保存するにはコマンドバーにある「作成」ボタンを明示的に押す必要があります。
- 従来のフォームを使用している場合自動保存処理は実行されません。
- 取引先企業、 取引先担当者、 潜在顧客、 営業案件、 サポート案件以外のエンティティのフォームでは自動保存処理は実行されません。
自動保存のタイミングの制御について:
現行リリースでは自動保存機能の動作を制御することはできません。
- 自動保存機能はデフォルトで有効であり、無効化することはできません。
- 自動保存が行われる間隔は変更することはできません。
- Dynamics CRM サポート 早川 邦彦